6G修正

量的緩和の波及効果
1
東北学院大学経済学部経済学科2年 6班
丸山修登
櫻井力
浅沼拓也
アベノミクスによる政策
2
 第一の矢
金融政策
 第二の矢
財政政策
 第三の矢
成長戦略
金融政策
3
 質的緩和(多様な質の金融資産を買い増やす)
・長期国債の買い入れ対象 拡大
・長期国債の平均残存期間 2倍以上
・投資信託
2倍以上
 量的緩和(世の中のお金の量を増やす)
・マネタリーベース 2年で2倍
・長期国債
2倍以上
分析の目的、分析予想
4
 分析目的
マネタリーベースの増加が、GDPに何らかの悪影響が
あるのではないかと考え模範的なモデルから分析を進め
現状を明らかにする。
 分析方法
AD-AS分析
モデル
5
 財市場 Y=c₀+c1Y+𝑖₀-𝑖₁r+G ‥(1)
 金融市場 2M/P= 𝐿1 𝑌 − 𝐿2 𝑟 ‥(2)
(1)、(2)をYについて解く
2𝑖1
𝐿2 (c0 + 𝑖0 + 𝐺)
𝑌=
𝑀+
𝑃{𝐿1 𝑖1 + 𝐿2 (1 − c1 )}
{𝐿1 𝑖1 + 𝐿2 (1 − c1 )}
Y=GDP、c₀=基礎消費、𝑐1 =限界消費性向
i₀=独立投資、i₁=投資の利子弾力性、r=利子率
G=政府支出、M/P=実質マネーサプライ
𝐿1 𝑌=取引動機に基づく貨幣需要
𝐿2 𝑟=投機的動機に基づく貨幣需要
r
r”
r
r’
r
①
②
LM”
F”
E”
.
LM
LM’
F
E
E’
L
L,M/P
.
F’
IS
GDP
P
r= 金利,L=貨幣需要量
M/P=実質貨幣供給量
P=物価,
Y=GDP=国内総生産
AS
G’
P’
P
P”
.
AD’
G”
Y”
6
G
③
AD”
Y
AD
Y’
GDP
実証分析
160000
140000
G
120000
D
100000
P
重決定 R2 0.3953
係数
1.113152707
-0.002547488
1721.532946
CPI
マネタリーベース
政府支出
80000
60000
0
2000000
4000000
マネタリーベース
7
t値
4.86905918
-5.1442585
4.20608543
6000000
8000000
結論
8
実証分析の結果から、マネタリーベースの増加
は、GDPに悪影響を与えることがわかった。
従って、悪影響を与える可能性のある金融政策
よりも好影響を与える可能性のある財政政策を重
視すべきと考えた。
今後の展望
9
 今回の研究では、マネタリーベースの増加によ
るGDPの減少の要因を明らかにすることが出来
なかったので、その要因についてさらに研究を
進めていきたい。
参考文献
10
 コンパクトマクロ経済学
 日本銀行 http://www.boj.or.jp/
 統計局
http://www.stat.go.jp/