卒業論文 企画書 松浦 佑 テーマ : 景気予測 3年生の後期に、GDP推移トレンドからの変動と いう意味での景気循環(成長循環)と業況DIを比較 した際、両者にずれがあった。そこでどうすれば現 在の景気判断が正確になるのかに興味を持った。 しかし景気指標が公表されるまでには時間がか かるため、データ時点の景気を分析してもそれは 過去の景気となってしまう。現在の景気状態を知 るには、データよりも未来の景気を予測する必要 がある。そこで景気予測について研究していく。 実際にやる内容 • 様々な景気予測モデルの比較 まずは基本的な景気予測モデルを追試。 次はそれらに加え、他の景気予測モデルや計量・時系 列分析モデルを用いて実証・比較。 <分析の展開> ・景気予測で用いた採用系列の再考 採用系列の選択、採用系列の加工 ・独自の予測モデル モデル拡張や融合等 (結果にフィルターをかけるだけ、という手もある) 論文の構成 • • • • 景気定義 ・・・ 比較する際の基準の設定 先行研究の追試 各種モデルの比較 (先行研究以外のモデルも) 分析の展開 詳しい構成については、 随時wikiの卒論ページに記載していく予定。 追試する先行研究 • 景気指標の新しい動向 (2003) 『経済分析』 景気予測の分野で研究されている新しいモデルの基本 と言える「Neftci Model」「Stock & WatsonのDynamic Factor Model」「HamiltonのRegime Switching Model」の3 つが詳しく説明されていること、実証研究が行われている ため追試が可能であること、そしてRのプログラムも載っ ていて追試ミスの可能性が低いこと。以上3つの理由から、 この論文を先行研究として用いていこうと思う。 基礎とする文献10個 (1) • 景気指標の新しい動向 (2003) 『経済分析』 基本的となる景気予測モデル3つ • 景気転換点予測指標の開発と日本経済への適用 (2003) 『MRI Research Paper』 Kim・NelsonのRS‐DFM 景気指標のデメリット • ネットで調べる経済指標 (2008) マイコミ 景気指標の入手法・解説 ※ まだ変わる可能性あり 基礎とする文献10個 (2) • 実践 景気予測入門 (2003) 東洋経済新報社 景気についての考え方 景気判断日付 • 景気の転換点予測モデルの有効性 (2001) 『フィナンシャル・レビュー』 転換点予測モデル6つ (プロビット) • 景気指標への幾つかの統計学的接近 (2001) 『フィナンシャル・レビュー』 独自CI作成の参考 基礎とする文献10個 (3) • 日本経済・景気予測入門 (1992) 東洋経済新報社 景気指標全般 データを扱う注意 • マクロ経済変数のトレンドとサイクルの分離法の検証 (2011) 『ESRI Discussion Paper』 フィルターについて • バンドパスフィルターによる月次GDPギャップの計測 (2009) 『JCER Discussion Paper』 フィルター 後方移動平均を用いる理由 基礎とする文献10個 (4) • Rによるデータサイエンス (2007) 森北出版 ARなどの解析手法
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