資料2-2 (2)石綿排出等作業の作業実例と留意事項 ②建物譲渡後に新たなアスベストが 発見された事例について(高等学校) 平成28年6月17日 泉州農と緑の総合事務所環境指導課 日比 達也 アスベスト使用実態調査 平成17年 アスベスト使用実態調査 平成18年 アスベスト使用実態調査 追加調査(重量比0.1%超) 平成20年 アスベスト使用実態調査 追加調査(新3種) (閉校のため対象外) 1 施設譲渡時のアスベスト調査 ○譲渡元と譲渡先は、施設譲渡時には 解体時の事前調査として必要な水準の アスベスト調査を未実施。 ○解体時の事前調査相当の調査が実施 済みかどうかについて、譲渡元と 譲渡先で詰め切れておらず、双方の 認識にずれが発生。 2 新たなアスベストの発見 譲渡先が施設譲渡後に、解体時の事前調査 として必要な水準のアスベスト調査を実施 新たなアスベスト含有建材を発見 除去費用の負担問題が発生 調停・和解 想定外の費用負担と解体計画の遅れが発生 3 解体前の現場写真① 煙突内部 (アスベスト含有断熱材) 煙突外観 4 解体前の現場写真② 本件では改修により施工された 鉄骨の裏側に改修前のアスベ スト含有吹付材あり (鉄骨の吹付材はロックウール) (参考事例) 配管の裏側のアスベスト含有 吹付材を配管の撤去に伴い 除去した事例 5 建物解体時の大気中のアスベスト濃度 アスベスト除去後の建物解体時に 敷地境界4地点において大気中の アスベスト濃度を測定 測定地点 測定結果 地点1 0.056本/L 地点2 0.056本/L未満 地点3 0.056本/L未満 地点4 (風下) 0.34 本/L 6 まとめ ○アスベスト使用実態調査(追加調査)を実施。 調査対象は解体等の事前調査よりも限定的。 ○施設譲渡時には解体時の事前調査として 必要な水準のアスベスト調査を未実施。 ○新たなアスベスト含有建材の発見に伴い、 想定外の費用負担と解体計画の遅れが発生。 ○譲渡段階で解体時等の事前調査の水準で アスベスト調査を実施することが重要。 7
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