L14.おばあちゃんのたんす 単語 • • • • • • まがい物(まがいもの):仿造品 しわ寄せ(しわよせ):影響、殃及 まとも(ナ、ニ):正面、全面 ハウス:House 、房屋 著しい(いちじるしい):顯著的 ファミリーレストラン:Family Restaurant 、家 庭餐廳 • 出回る(でまわる):上市、大量出現 • 手ごろ(ナ)(てごろ):合適的 • 腐っても鯛(くさってもたい):本来上等なもの は,たとえ腐ってもその品格を失わない。好 的東西即使壞了還是不損其價值 • 遠のく(とおのく):遠離、疏遠 • 申し分ない(もうしぶんない):沒有缺點 • 手塩にかける(てしおにかける):自分で直接 世話をして大切に育てること。自己親自用心 栽培養育 • 本場(ほんば):原產地 • びくともしない:很堅固 • 手元(てもと):手邊、身邊 解析 我々は、食生活においても、この「まがい物」大量消費 社会のしわ寄せをまともに受けている。 我們即使在日常食品之中,也全面遭受著這個「仿 冒品」大量消費的社會的影響。 養殖やハウス栽培の技術、あるいは、冷凍技術の著 しい進歩のおかげで、スーパーに行けばいつでも、ど んな物でも安い値段で手に入る。 由於養殖業、溫室栽培的技術或是冷凍技術等的顯 著進步,只要去了超市,不管什麼時間或是什麼物 品都能用便宜的價格購買。 ファミリーレストランでは、日本どころか、世界中の料 理を楽しむことができる。 在家庭餐廳中,不只是日本料理,全世界的料理都 能愉快的享用到。 そして、食べ物から季節感や地方色が消えた。 結果,從食物本身而來的季節感或地方特色則消失 了。 出始めたスイカを前に「もう、夏だな」と季節を思い、届 いた山菜を口に、雪深い生産地を語ることもない。 開始出產的西瓜擺在眼前「啊﹐已經是夏天了呢」 的季節感,運來的野生蔬菜吃進口中浮現出厚雪覆 蓋的原產地,這些都無法再描述出來。 養殖物の魚が大量に市場に出回り、手ごろな値段で 食卓に上る。 養殖產品的漁獲大量的在市場中上市,用合適的價 錢就能端上餐桌,。 『腐ってもタイ』などという言い方など、もう今の世代に は通じない。 『就算壞了也還是好東西』等等這種說法,已經無 法通用於現今的世代之中。 天然物はますます遠のき、庶民が味わえるような物で はなくなってしまった。 天然食品越來越稀少,平民能品嚐到的天然食品已 經消失殆盡。 姿、形、色も申し分ないが、トマトやきゅうりはトマトや きゅうりの味がしない。 外觀、形狀、色澤都無可挑剔,但是番茄或是小黃 瓜卻沒有了原本各自的味道。 生産者が手塩にかけて栽培した「本物」は目の玉が飛 び出るほどの値段がする。 農夫用心栽培的「天然食材」的價格高貴到不可思 議的程度。 日本各地の名物料理も、世界の味も、まがい物の素 材では本場の味には程遠い。 日本各地的名產料理也好、全世界的料理也好,使 用仿造品的食材全部都與原產地的味道比起來相差 甚遠。 一般消費者の選択肢から「本物」が姿を消してしまっ たのである。 從一般消費者的選擇中把「天然食品」給抹消掉。 そればかりか、毎日食べ残され、賞味期限を理由に当 たり前のように廃棄される食品の量は、それこそ計り 知れない。 就因如此,每天吃剩的食物,把食用期限當理由理 所當然被廢棄的食品的量那才是真正無法估計的。 「おばあちゃんのたんす」は、いまだにびくともしない現 役で、私の手元にある。 「婆婆的衣櫃」即使到現在也依然在我身邊完好的 使用著。 「もったいないから。ばちが当たるから」の口まねが、 すっかり自分の口癖になってしまった私が受け継いだ のである。 「因為很浪費, 因為會受天譴。」的口吻,幾乎變 成了我自己的口頭禪承繼了下來。 たくさんのまがい物を作るだけ作って、品物や食料の 大量廃棄を続ける私たちにどんな「ばち」が当たるの だろうか。「おばあちゃんのたんす」は見つめている。 只是為了製造許多的仿造品而製造,持續大量的廢 棄物品、食材的我們會遭受到怎麼樣的「懲罰」呢? 「婆婆的衣櫃」正盯著我們。
© Copyright 2024 ExpyDoc