第5章 倫理と個人情報保護 第7章 社会科学としての社会福祉 第15回 2

第5章 倫理と個人情報保護
第7章 社会科学としての社会福祉
第15回
2月2日
第5章 倫理と個人情報保護
p157-
1.倫理の要請
• 個人情報の保護に関する法律
住民基本台帳、選挙人名簿閲覧の制約 意
識の高まり
調査への回答率の低下
• 新しいサンプリング方法の開拓が必要になっ
てきた
2.倫理の考え方
(1)帰結主義
結果に深い関心
(2)義務論
人はいかに生きるべきか
(3)徳倫理
倫理は我々が生活する中で自ずと持っている
もの
徳倫理
義務論
帰結主義
(4)専門職の倫理
社会の安全等に鑑み、組織の都合等を超えて、
守るべきと主張し行動すべき規範
(5)調査研究者の倫理
他者の負担等への配慮 ...プライバシーの保護等
知識蓄積への貢献
(その他・・・基本的規範の遵守…捏造、剽窃はだめ)
3.倫理綱領
• 社会調査での判断
「都合」でなく「原理」に基づくこと
全ての関係者の利害に合せて何が正当か考える
• 社会調査士 社会調査士資格認定機構
「社会調査倫理綱領」
義務論と専門職の倫理を基礎に形成
「社会調査倫理綱領」の骨子
•
•
•
•
•
科学的手続き①
•
法遵守②
•
自由意思回等③
•
インフォームドコンセント④
•
調査者の身分開示
•
ハラスメント回避⑥
プライバシー保護⑤
年少者についての親
の許可⑦
機器利用の許可⑧
回答記録の厳重管理
⑨
• 研究の趣旨の説明を分かりやすくすること
• 予定しているプライバシー保護の方針を明記
すること
• アポイントメントでの配慮
• 倫理委員会での承認
• データ管理の留意
第7章 社会科学としての社会福祉
p180-
1.社会科学と社会福祉
• 評価のクローズアップ
• 根拠への志向
2.社会科学のおさらい
• 「西欧近代社会の自己認識」として成立
• 説明
• 解釈
• 批判
• 実証研究
• 基礎理論研究
• 歴史研究
3.社会福祉としての社会科学
• 交換的正義
vs.
• 分配的正義
• 市民志向 vs. 研究者志向
4.問題提起と展望
• 「大転換」 K.ポランニー
• 人間は
「共同社会的で身体的基礎をもち、文化的に
媒介される」存在
時間末ミニレポート
専門職の倫理及び研究者(調査者)の倫理に
ついて説明せよ。