きらきら新聞2015年4月号

きらきら新聞
4月号
★春、眠くなるのはな
ぜ?
★旬の食べ物
アスパラガス
メリーコーポレーショングループ新聞発行
係発行
体には、心臓の動き、血圧、体温などを調節する自律神
経があります。
自律神経には、活動中や緊張度が高いときに働く交感神
経と、休息時に働く副交感神経があり、両者がバランスを
とりながら働いています。
冬は、寒さで交感神経が刺激されるため、心身が休みにく
い状況が続きます。暖かくなると副交感神経が優位になり
心身がリラックスした状態になるので、睡眠が促される傾
向にあります。
睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、日中の活動モード
から夜の睡眠モードへと切り替える働きがあります。
メラトニンの分泌量は、冬から夏にかけて、ピークの時間
帯が早くなるので、暖かくなるにつれて眠りにつきやすくな
ると考えられます。
体温は、夜になると徐々に低下して眠りを誘い、明け方に
上昇し始めます。
春になると気温や室温とともに体温も上昇し、熱を放散し
て体温が下がりやすくなるので、寝つきがよくなります。
・決まった時刻に就寝・起床する
・睡眠時間は7~8時間を目安に
・休日の朝寝坊は1時間を限度に
・目覚めたらカーテンを開けて太陽の光を浴びる
・朝食をしっかりとる
起きてすぐに明るい光を浴びると、体内時計がリセットさ
れてスッキリ目覚められるはずです!
朝食を摂ると、胃腸にある体内時計も目覚めてくれます。
これまで何も食べずに出かけていた人も、朝食を少しでも
摂るようにしましょう。
可能なら、眠いときに
は15~20分程度の
仮眠をとるのも効果
的。脳が緊張した状
態から一時的に解放
され、リフレッシュで
きます。
✿旬の食べ物紹介✿
アスパラガ
ス
アスパラガスは地中海東部が原産とされるユリ科の植物
で、地上に伸びてくる新芽の茎を食用とします。種を植え
てから2年から3年たたないと収穫できるまでにならない
のですが、その後10年間くらいは同じ株で次々と芽が出
てくるそうです。
春先から芽が出始め、秋まで収穫できます。また、いろい
ろな栽培方法があり、冬でも少量出荷されており、輸入も
のもあわせて通年店頭にも並んでいるのであまり旬を意
識しない食材ではあります。
しかし、最もおいしい時期はやはり露地栽培で春から初夏
にかけて取れた旬の物でしょう。
選び方
アスパラガスは穂先が締っ
ている物を選びます。また、
根もとのあたりまで張りがあ
り、切り口が新しい物が新
鮮です。切り口が茶色い物
はやめましょう。
保存方法
冷蔵庫で保存する際には乾燥しないように袋に入れるか
ラップで包んで、できるだけ立てた状態で保存します。
冷凍保存する場合は、さっと下茹でしてから冷凍します。
茹で上がったら適当な長さに切り、ステンレスなどのバット
に広げて一気に凍らせ、凍ってから保存バッグに移して冷
凍しておきます。少しでも早く凍らせる事で食感の劣化を
抑えます。
主な栄養素と働き
それほど多くはありませんが、ビタミン類やカリウムな
どを含んでいます。
茹でてもこういった栄養成分がほとんど流失しないと言
う特徴があります。
アミノ酸の一種で新陳代謝を促し、疲労回復やスタミナ
増強に効果があるアスパラギン酸も含んでいます。利
尿作用により、腎臓や肝臓の機能回復にも効果がある
と言われています。
穂先部分に含まれるフラボノイド色素の一種、ルチンは
血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化の予防に効果が
あります。