けれども、一向に、病気は根本的に改善する気配を見せません

はじめまして。松尾と申します。(ネット上では、「まつを」
「K.Matsuo」「もうまんたい」といったペンネームでブログやメルマ
ガをやっています。)
あなたは、病気などによる身体の不調に対して、一体、どのような印
象をお持ちでしょうか?
例えば、あなたの子供が「風邪」を引いたとしましょう。そのとき、
何が頭に思い浮かびますか?
恐らく、まず初めに頭に浮かぶことといえば、
「薬を飲ませなきゃ」
「病院に連れて行かなくちゃ」
といった「医療にお世話になること」ではないでしょうか。
私自身、もともと病弱な人間で、
小さいときにはよく病院に通ったものです。
喘息の発作がひどいときには、吸入をするのみならず、
点滴も打ったりして、夜遅くまで病院にいることが多かったのです。
昔の私と同様に、多くの人は、病気にかかるとお医者さんのところに
行って治してもらいます。
しかし、私自身の経験も踏まえての話、一向に、喘息や鼻水、風邪な
どの自分の病気や身体の不調は良くなりません。
病院で対応してもらった時には、一時的に治っても、
また、持病がぶりかえして、何度もお医者さんのところに行き、
治療してもらうことを繰り返してしまいます。
私の大好きだった祖父と祖母は、癌でこの世を去りました。
生前には、手術を何度も繰り返して、大変苦しい思いをしていました。
癌を摘出するための手術を行い、それでも、また再発、転移を繰り返
し、
結局、病院に通い続けたものの、病気は一向に改善しませんでした。
薬や痛い治療を何度も繰り返していたにも関わらず。
このような経験があり、私は医療に頼ること自体に、少しずつ、否定
的な考えを持つようになりました。
確かに、喘息などの突発的に起きる病気の場合は、吸入器を使って、
気管支をすぐに広げ、一時的に治癒してくれるものです。
けれども、一向に、病気は根本的に改善する気配を見せません。
私は、「私たちは、お医者さんや薬によって、適当に、遊ばれている
のではないか」とさえ思うようになりました。
高額な治療費を払っていても、一時的に対処するだけで、
一向に、病気が完治する気配がないからです。
今でも、病院の近くで点滴を打ちながら歩いている人を見ると
医療に対する理不尽さが頭をよぎります。