平成27年11月18日 <学習内容> 1. 確率 2. 順列と組み合わせ 3. 同じものを含む順列 4. 期待値 <目的> 指定された条件で確率や期待値を計算できるようになること。 又、順列と組み合わせの数え方を理解すること。 確率とは ある現象が起こる度合い、またはある事象が現れる割合のこと 例) サイコロの1の目が出る確率 1/6 赤球と白玉が1個ずつ入っている袋から赤玉を取り出す確率 一般に・・・ その事象の起こる数 確率 全事象の数 1/2 その事象の起こる数 確率 全事象の数 例1)サイコロを振って1または2の目が出る確率 事象が起こる数⇒2 全事象数⇒6 確率=2/6=1/3 例2)サイコロを2回振って、最初に1、2回目に2が出る確率 事象が起こる数⇒1 全事象数⇒6×6=36 確率=1/36 【基礎課題6-1】 事象Aが起こる確率⇒P(A) 加法定理) 事象Bが起こる確率⇒P(B) サイコロを振って1または2 の目が出る確率= (事象Aと事象Bが同時に起こらない場合・・・) 1/6 + 1/6 = 1/3 事象Aまたは事象Bが起こる確率=P(A)+P(B) 乗法定理) 事象Aかつ事象Bが起こる確率=P(A)×PA(B) PA(B):事象Aが起こった条件下で事象Bが起こる確率 サイコロを2回振って最初に1、2回 目に2の目が出る確率= 1/6 × 1/6 = 1/36 【基礎課題6-2】、 【基礎課題6-3】 問題 5 本のうち 2 本が当りのくじがあります。このとき、1回目のく じで当たり、2回目のくじではずれになる確率を求めて下さい。 <考え方> 事象A:1 回目のくじ引きで当りが出る 事象B:2 回目のくじ引きで外れが出る 確率=P(A)×PA(B)=2/5 × 3/4 = 6/20 = 3/10 ① ② (当たり+外れ)の 組み合わせの数=6 その事象の起こる数 確率 全事象の数 5本のくじから2本を選ぶ 選び方の数=20 【基礎課題6-4】 順列とは n個のデータの集まりからr個を取り出して並べる場合の並べ方の総数 ⇒ nPr と表す 例1)1,2,3,4の4個の数字から4個の異なる数字を取り出して4けたの 数字を作る場合の順列 1桁目:4通り、2桁目:3通り、3桁目:2通り、1桁目:1通り 4P4=4×3×2×1= 例2) 4P2 24 (通り) = 4×3 =12 一般に・・・ nPr r個 = n×(n-1)×(n-2)×・・・×(n-r+1) 【基礎課題6-5】 r!=r×(r-1)×(r-2)×・・・×2×1 組み合わせとは n個のデータの集まりからr個の組を取り出す方法の総数 ⇒ nCr と 表す 例)A,B,C,Dの4人のグループから二人一組のペアを作る時の組み合わ せの総数。 4人から二人を取り出す並べ方: 4P2= 4×3 =12 それぞれのペアに対して、例えば(AB)、(BA)の二通りカウント そこで、 一般に・・・ 4C2 nCr = 4P2/2 = 12/2 = 6 = nPr / r!= n×(n-1)×(n-2)×・・・×(n-r+1) r! n個の中に、同じものaがp個、bがq個、cがr個あるとする。この とき、これらを全て使って一列に並べる並べ方は次の式で与えられる。 n! p!q!r! (n p q r ) 例)赤玉が3個、白玉が2個あります。この5個を一列に並べる並べ方 は何通りありますか? 5! 5 4 3 2 1 5 4 10 3!2! (3 2 1)(2 1) 2 異なるn個のものから重複を許してr個とる順列 n×n×・・・×n = nr r個 【基礎課題6-6】、 【基礎課題6-7】 【基礎課題6-8】 次のような宝くじを考えます 1等 2等 賞金 5000円 2000円 本数 1 3 3等 はずれ 500円 0円 10 86 このとき、賞金総額=5000×1+2000×3+500×10=16000(円) 1枚当たりの賞金平均値=16000/100=160(円)⇒ 次のようにも書ける 1等の確率 期待値 2等の確率 期待値= 5000×(1/100)+2000×(3/100)+500×(10/100) 3等の確率 【応用課題6-1】~【応用課題6-5】 明日(11月19日)18:00
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