きらきら新聞2014年12月号

きらきら新聞
12月号
★免疫力を高めよう!
★旬の食べ物紹介
温州みかん
メリーコーポレーショングループ新聞発行
係発行
免疫力とは?
免疫とは病原菌やウイルスなどの外敵の侵入を防
いだり、 体内にできた害をもたらす細胞を除去すると
いう自己防衛機能です。
冬場は屋外と屋内の寒暖の差が激しく、空気が乾燥
するため、喉や鼻の粘膜も乾燥しやすくなります。す
ると、ウイルスが活性化する“低温乾燥” と呼ばれる
条件が揃い、私たちの身体のウイルスや細菌に対
する戦う力・抵抗する力(免疫力)が弱まります。その
ため免疫力の低下が原因となって、風邪やインフル
エンザにかかりやすくなります。
免疫力は、20代をピークに年齢とともに低下し50代
ではおよそ半分ほどになってしまいます。
現代ではそれに加え、生活環境の変化によって年齢
を問わず免疫力が低下していると言われています。
免疫細胞の種類と役割
私たちの身体は、多くの細胞が集まってつくられてい
ます。免疫力、免疫細胞という専門の細胞の働きに
よって成り立っているのです。
免疫細胞は血液を通じていたるところに存在し、全
身をくまなくパトロールすることで、常に病原体からカ
ラダを守ってくれているのです!
免疫細胞にはいろいろな種類があります。
自然免疫 (うまれつき持っている免疫)
〈NK細胞〉
体内に入り込んだウイルスなどを攻撃する重要な細
胞です。
〈マクロファージ〉
ウイルスや細菌を食べて処理する免疫細胞です。
獲得免疫 (いろいろな抗原に感染することで身につく免疫)
〈Th1細胞〉
自然免疫からの情報をうけとり、キラーT細胞を増や
し、NK細胞に敵の情報を送り攻撃力を高めます。
〈キラーT細胞〉
ウイルスに感染した細胞を探し、その細胞を処理す
る細胞です。
〈B細胞〉
抗体をつくることができる細胞です。
免疫力を高めるには
適度な運動
栄養バランス
体を温め、免疫力を高め
るために欠かせないのが
運動です。適度な運動を
自分のペースで継続し習
慣化しましょう。
免疫力を高める食べ物を上
手に摂りましょう。日本人が
伝統的に続けてきた玄米や
野菜中心の食生活をすると
良いでしょう。
睡眠
睡眠中は、免疫細胞の働きがとても活発になり、免疫力が
高まります。
入浴
体を芯から温め、全身を心地よ
くほぐしながら免疫力を高める
良い方法です。38~40℃くらい
のお湯に、20~30分ゆっくりつ
かりましょう。
笑う
笑うと免疫細胞が活性化する
という研究データがあります。
血行が良くなり、ストレスに関
するホルモンが減って、心が穏
やかになるなどの効果が知ら
れています。
✿旬の食べ物紹介✿
温州みかん
ミカン科ミカン属
温州みかんは日本生まれといわれている柑橘で
す。約400年ほど前に中国から鹿児島県に伝
わった柑橘の種から偶然発生したと考えられて
います。温州みかんの栽培が本格的に行われる
ようになったのは明治に入ってからです。
みかんには「有田みかん」や「愛媛みかん」な
どいろいろありますが、これらはどれも「温州
みかん」のことを指します。
選び方
○へたの切り口が小さいもの
○果皮の色が濃く張りのあるもの
○形が扁平で、皮のツブツブが小さくはっきりし
てい
て、重みがあるもの
○糖度は、果実が小さめで果皮が薄くてやわらか
い
ほうが高いといわれます
○日焼けしたものは水分が不足して味が落ちてい
る
ので避けましょう
保存方法
涼しくて通気性のある場所で保存することを心
がけてください。箱で購入した場合、腐ったみ
かんがあれば排除し、ふたを開けたまま保存し
ましょう。また、つぶれやすい下のものから食
べるようにしましょう。
主な栄養素と働き
温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れ
や風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょ
うのう膜)には便秘改善の作用があるペクチン
も多く含まれています。さらに袋や白いスジに
は、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含
まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果
があるといわれます。
カロテノイドの一種であ
る「βクリプトキサンチ
ン」の含有量は果物の中
でトップクラス。βクリプ
トキサンチンは体内でビ
タミンAとして働き、消
化器官や視力を保持して
くれます。また、βクリプ
トキサンチンは発がん抑
制作用や老化予防にも期
待されています。