《住生活基本計画》の基本的考え方【案】 [(file not exist)]

大阪府住宅まちづくりマスタープラン《住生活基本計画(計画期間平成23~32年度)》の基本的考え方【案】
主な取り組み
住宅政策の転換・強化の視点
○住まいに対する不安を解消し、ニーズに応じた住宅の確保を可能とするため、
民間住宅市場の環境を整備
府営住宅中心から
民間住宅市場重視の
政策に転換
■家主・借主の不安を解消する仕組みづくり
⇒国における賃貸住宅市場の規制等の動きを踏まえた対応
⇒行政・不動産関係団体・居住支援団体等によるネットワーク (居住支援協議会設立)
⇒大阪あんしん賃貸支援事業(入居を拒否しない住宅等に関する情報提供)の充実
⇒家賃債務保証制度等のサービス活用の仕組みづくり 等
■高齢者の身体機能の状況やニーズに応じた住まいの提供
⇒サービス付き高齢者向け住宅(バリアフリー・安否確認・生活相談)の供給促進 等
■信頼できる住宅情報の提供
⇒中古住宅市場等の活性化のための住宅性能表示制度や住宅履歴情報保存の促進
■低所得者への対応
⇒住宅バウチャー制度の検討(大阪府として考えられる枠組みの検討、国への制度提案)
○住まいとまちの安全性を向上
災害に強い
住まいとまちづくりの取
り組みを強化
■「まちまるごと耐震化」支援事業の実施
⇒地域、民間、行政が一体的にまち単位で取り組む耐震化の実施
■密集市街地の再整備
⇒防火・準防火地域の指定拡大促進や新たな防火規制
⇒延焼防止・避難路確保につながる事業の重点的・集中的実施
■東日本大震災を踏まえた災害に強いまちづくり
⇒長周期地震動による超高層建築物等への対応
将来イメージ(概ね10年後)
住まいの将来イメージ
■安心して賃貸住宅の選択ができる市場になっています。
■高齢者が身体状況や居住ニーズに応じた住まいを確保できるよ
うになっています。
・住み慣れた住宅で住み続けられる。
《指標》 高齢者の居住する住宅のバリアフリー化率※
35.7%(H20) ⇒ 75%(H32)
※一定のバリアフリー化:2箇所以上の手すり又は屋内の段差解消
・適切なサービスを受けられる施設や住宅に移り住める。
《指標》 高齢者人口に対する高齢者向け住宅の割合
1.08%(H22) ⇒ 3~5%(H32)
■中古住宅の流通や住宅リフォームが安心して行われています。
《指標》 既存住宅の流通シェア
17.6%(H20) ⇒ 25%(H32)
■地震に強い住宅ストックが増えています。
《指標》 新耐震基準(s.56)を満足する住宅ストックの比率
77.9%(H22) ⇒ 90%(H27)
■自然エネルギーの活用や高効率省エネルギー設備の導入など
を行った環境にやさしい住宅が普及しています。
※ 指標については、検討中。
《例》 「建築物の環境配慮制度」 における届出件数
新たなエネルギー
社会づくりに対応
○自然エネルギー等の活用や省エネ型ライフスタイルの普及を推進
■住宅への太陽光発電装置等の設置促進
⇒家庭用ソーラーパネル設置促進方策を検討 (P)環農部と調整中
⇒府営住宅へのソーラーパネル・LED照明の設置
■て~たんそ大阪プロジェクトの実施
⇒CO2削減や省エネ等に配慮した住宅・建築物の性能のラベリング制度の促進
○府営住宅を地域の資産として、まちづくりに活用
地域のまちづくり、
地域の活性化を
重視した施策を展開
■あんしん住まい確保プロジェクト(府営住宅資産の活用)の実施
⇒府営住宅の用地や住戸に、民間投資を呼び込みながら、団地内だけでなく、周辺
地域にサービス提供が図られる用途に転換 等
○歴史的・文化的資源、自然環境など地域の魅力を活かしたまちづくりを促進
■歴史的街道区域の大阪府景観区域指定
⇒歴史的街道沿道の区域指定による住民主体のまちなみ整備の誘導
○多彩な機能をもつ活力あるまちづくりを推進
都市の魅力を向上
■泉北ニュータウンの再生
⇒泉ヶ丘駅前地域の活性化や公的賃貸住宅の再生
■りんくうタウンのまちづくり
⇒国際医療拠点の形成、クールジャパンフロントをコンセプトとしたまちづくり
まちの将来イメージ
■密集市街地が、大規模な地震が起きても燃え広がらず、避難や
消防活動に支障のないまちになっています。
■市街地の緑化が進み、緑豊かなまちになっています。
《指標》 市街化区域の緑被率
14%(H14) ⇒ 20%(H37)
■泉北ニュータウンでは、働く場や学ぶ場が増え、泉ヶ丘駅周辺地
区は、若者でにぎわっています。また、自然エネルギーの活用が
進む環境にやさしいまちになっています。
■りんくうタウンには、国際医療交流の拠点や日本が力を持つアニ
メ、ゲーム、造型の発信拠点が形成され、内外から多くの人が訪
れ、賑わっています。
■歴史的街道沿道の伝統的なまちなみが保存され、生活する人、
訪問する人にとって魅力的なまちが形成されています。
《指標》 景観計画を策定する団体の数
9団体(H22) ⇒ 18団体(H32)