資本論 第一章 商品と貨幣 資本論五日間集中読書会 ひでシス (mobile@hidesys) 第一章 商品 • 第一篇 商品と貨幣 • 第一章 商品 • 第一節 商品の二要素 使用価値と価値(価値実態、価値の大きさ) • 第二節 商品に表された労働の二重性 • 第三節 価値形態または交換価値 • • • • A B C D 単純な、個別的な、または偶然的な価値形態 相対的または拡大せる価値形態 一般的価値形態 貨幣形態 • 第四節 商品の物神的性格とその秘密 第一版の序文より • 「私がこの著作で探求しなければならぬものは、資本主 義的生産様式であり、これに呼応する生産諸関係及び交 易諸関係である。」 第一章 商品 • 社会の富は「巨大なる商品集積」として現われる • 消費はこの富の成素形態である • 商品には歴史性がある 第一節 商品の二要素 使用価値と価値 使用価値 • 商品によってさまざま • 商品の形態的属性 • 労働のうち、具体的有用 労働から作られる 価値 • 量的な関係 • 商品の労働生産物という 属性 • 労働のうち、抽象的人間 労働から作られる 使用価値と価値 第二節 商品に表された労働の二重性 • 社会的分業 • 世の中に存在する様々な使用価値【商品】を形づくる様々な有用 労働が、社会的分業に発展する • 生産力 • 生産力は具体的有用労働と結びついたもの • 抽象的人間労働は関係ないが、結果として生産される使用価値が 生産力の大きさによって変わるため、商品の価値は生産力の大き さと反比例する 第三節 価値形態または交換価値 • 価値対象性は商品と商品の社会的関係においてのみ現わ れ得る • 商品の価値関係に含まれる価値表現【交換価値】の発展 • • • • A 単純な、個別的な、または偶然的な価値形態 B 相対的または拡大せる価値形態 C 一般的価値形態 D 貨幣形態 A 単純な個別的な、または偶然的な価値形態 • 一 価値表現の両極、すなわち相対的価値形態と等価形 態 • 亜麻布20エレ=上着1着 • (相対的価値形態)=(等価形態) • これらは互いに排除しあう A 単純な個別的な、または偶然的な価値形態 • ニ 相対的価値形態 • ニ.a 相対的価値形態の内実 • 異種のものの大いさが同一単位に約言されて後に初めて量的に比 較しうるものとなる。つまり、これらの商品は同分母の通訳しう る大いさである。 • 亜麻布20エレ=上着1着 • 亜麻布の価値を、交換されうるものとしての上着と関係させることで 表現 • 両労働に共通な人間労働という性格に成約 • 商品Aの価値は商品Bの使用価値に表現されて相対的価値の形態 を得る A 単純な個別的な、または偶然的な価値形態 • ニ 相対的価値形態 • ニ.b 相対的価値形態の量的規定性 • 価値形態は、量的に規定された価値すなわち価値の大きさを表現 しなければならぬ • 必要な労働時間は生産力の一切の変化とともに変化する A 単純な個別的な、または偶然的な価値形態 • 三 等価形態 • この商品の他の商品に対する直接的な交換可能性の形態 • 1. 価値の現象形態である • あるがままのものとして価値を表現ししたがって自然のままのものと して価値形態を持っているということの中にある • 2. 抽象的人間労働の現象形態である • 亜麻布価値に対象化されている労働から少しも区別されない労働の凝 集物であるというようにみなしてしまう • 3. 私的労働がその反対物の形態すなわち直接的に社会的な形態に おける労働になる • 等価形態は人間労働の単なる表現であるため A 単純な個別的な、または偶然的な価値形態 • 四 単純な価値形態の総体 • 商品は使用価値または使用対象であり・また「価値」である。 • 商品は、その価値がその自然形体と違った独自の現象形態すなわ ち交換価値という現象形態を取るとともに、直ちに本来の性質で あるこのよう二重性して示される。 • 商品の価値形態またはその価値表現は商品価値の本章から出てく るもので、逆に価値や価値の大きさが交換価値としてその表現様 式から出てくるのではない。 B 相対的または拡大せる価値形態 • 偶然的ではなくなる C • 一般的=社会的 一般的価値形態 D 貨幣形態 • 金が一般的等価形態を持つに至る 第四節 商品の物神的性格とその秘密 • 商品経済においては、社会的分業に基づく人間相互の関 係が私的な商品交換を通して取り結ばれるので、個々人 の労働は直接的には社会的なものではなく私的なものと なり、労働の社会的性格は商品の交換価値として現れる。 労働と労働の関係が商品と商品の関係として現れる。こ の機構をマルクスは物象化と呼んだ。
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