出張申請業務の改善 ~手書き申請からの脱却~ 事務局総務部総務課、情報システム課 1.これまでの問題点 複写式伝票への 手書き申請による出張申請業務 ① 訂正に一つ一つ訂正印が必要になる ② 出張業務の集中する時期には業務担当者に負担がかかる ③ 手書き伝票用紙(2枚複写)の単価が高い(80円 / 1部) 2 2.本システムのねらい ① 人事情報との連携 役職・身分により日当や宿泊費を自動算出させる 人事異動(校舎間・校舎内)に対応させる ② 手続き業務全般の簡略化 伝票の書き直しではなく、申請内容をデータベース上で 修正し再度出力させる また、データは残すことができる ③ 誤表記の防止 学園内の校舎間の交通費や宿泊日数による宿泊費、日当 の合計を自動算出する ④ 費用の削減 PCによる印刷で従来の伝票用紙購入費用を削減する 日当・宿泊代・交通費のチェックを簡易にすることにより担 当者の出張申請書作成時間を短縮する 3 3.申請の流れ 総務課へ提出 各所属の出張者・業務担当者 1.出張申請内容を入力/確認する 2.出張上申書と出張支出明細書・領収書を 印刷する 修正依頼 承認へ 確認完了 総務課の業務担当者 3.総務課担当者が内容を確認する 4 <システムの利用> 代々木情報ネットワーク(イントラネット)のメニューより起動する 5 <システムの機能> ○ 検索 利用者の所属するグループ(基本は所属)に所属する教職員の一覧から申請者を選択する 6 ○ 入力 期間と出張先を設定し、交通費・日当・宿泊費を算出 7 ○ 出力 PDFファイル形式で出張上申書と出張支出明細書・領収書の2頁を出力 8 4.本システム導入の効果 ・ 人件費の削減 出張者本人が日程や出張目的等を登録しておき、 担当者が確認・必要事項を追記することで、担当者へ の負荷を減らしている ・ 手書き伝票用紙(1綴り500枚)の使用枚数削減 導入前 : 年間 約 2,000 枚 導入後 : 年間 500 枚 に満たない *1枚80円×2,000枚=160,000円の節約が可能 ・ 2003/11/19現在 登録数 653 件 (2002/9 ~ 2003/3/31 106 件、2003/4/1~2003/11/19 547 件) 9 5.まとめと今後の課題 ① 人事情報システムとのリンクはほぼ完成した 他校舎分の出張申請についてはまだ目処が立たない ② 手書き→入力式に変化されたことにより申請業務は 格段に簡素化した ③ ②に関連し、苦手意識の強い人の心理的な負荷減と なった ④ 印刷費だけでなく、人件費面でも残業の削減につな がった 将来的には全てパソコン上での管理が可能になるよう、 今後も提案していきたい 10
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