C言語を用いたゲームの作成 2回目 松井 和幸 ゲーム作成を始める前に • プログラムのイメージをまとめる 実際にプログラミングすると言っても、「どこ から手をつければいいのか」と言った疑問が 出てきます。そこで、 ・どのような処理が必要となるのか? ・そこに、どういう問題があるのか? これらを考えながらイメージをまとめます。 ウィンドウ • ゲームだけでなく、Windows上で画像やアプ リケーションを動かすために必要となるもので す。 このウィンドウを開き、閉じることには処 理が必要となります。 • ここでの問題点はゲーム画面のサイズはど のくらいか、動作モードの初期設定を全画面 モードにするか、ウィンドウモードにするかと いう点となります。 画像の持ち方と読み込み • ゲームには絵(画像)が必要です。画像を読 み込み表示するためには処理が必要となり ます。主な画像は背景とキャラクターです。 ・背景 背景での問題点は、長い背景をどのように表 現するのかということ、また、その長い背景の スクロールの処理です。 • キャラクターの表示 キャラクターはスプライト(背景の上に重ね て描画する画像データ)として、背景の上に重 ねて表示するのですが、スプライトの透過色 となる背景カラーをどうするのかが問題点と なります。(プログラム的な扱いやすさでは黒 “R=0,G=0,B=0”を使うそうです) • キャラクターのアニメーション アニメーションはキャラクターの一連の動作 を順番に表示することで表現できます。 なので、スプライトを切り替えながら順番に 表示する処理が必要になります。 ここでの問題点は、画像のどこを使い、ウィ ンドウ上のどこに置くのかという点です。 その他 • 当たり判定 キャラクター同士の接触や、攻撃が当たるな どしたときに行われるもので、判定方法が問 題となります。 ・入力処理 キーボードで操作する場合などで、どのタイ ミングでどのキーが押されたか、といった入 力を受け取る処理が必要となります。 基礎部分のプログラミング ・まず最初に作成するプログラムは「ライブラ リ」です。ライブラリとは、「目的となるプログラ ムを作成する際に、その共有できる処理をま とめた部品プログラム群」のようなものです。 ゲームのプログラムは長いものになってしま うので、関数の呼び出しを担当する「ラッパー 関数」を用意し、少しでも見通しを良くするた めに作成します。 作成する関数 • • • • • ウィンドウを操作する関数 ゲーム画面を操作する関数 画像データを操作する関数 矩形(くけい)操作(当たり判定など)を行う関数 キーボード入力を取得する関数 これらの関数を使って画像表示やアニメーションなど の処理を作ります。 今後の予定 • ゲームとしてまとまったものを作り上げ、発表 の場でお見せできるようにする。 参考 • 参考書 アクションゲームプログラミング 藤田和久 著 ソフトバンククリエイティブ株式会社 発行
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