ダウンロード - Open DATA METI

別添2
オープンデータに関するアンケート
調査対象:日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の会員企業(A会員、B会員)
gコンテンツ流通推進協議会会員企業、次世代電子情報利活用推進フォーラム会員企業
IT融合フォーラム プロジェクトグループ参加企業
調査項目
[問1]公共データの活用状況
[問2]活用しているデータの分類と名称、活用方法、活用上の手間、活用上の課題
[問3]公共データを活用していない理由
[問4]公共データの活用ニーズ(データ名称、入手方法、具体的な活用方法、要望)
[問5]公共データを利用する上で重視する事項
【業種×規模】
※業種分類は、統計局の日本標準産業分類(平成19年11月改定)を利用しています。
業種
300人未満
A 農業、林業
B 漁業
C 鉱業、採石業、砂利取得業
D 建設業
E 製造業
F 電気・ガス・熱供給・水道業
G 情報通信業
H 運輸業、郵便業
I 卸売業、小売業
J 金融業、保険業
K 不動産業、物品賃貸業
L 学術研究、専門・技術サービス業
M 宿泊業、飲食サービス業
N 生活関連サービス業、娯楽業
O 教育、学習支援業
P 医療、福祉
Q 複合サービス事業
R サービス業(他に分類されないもの)
S 公務
T 分類不能の産業
合計
300人~1000人未満
1000人以上
合計
0
0
0
0
0
0
12
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
2
0
1
0
0
0
0
0
0
4
0
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
17
3
11
1
1
0
0
0
0
0
1
1
0
1
0
0
0
0
0
3
17
3
27
1
2
1
0
1
0
1
1
1
0
3
0
1
16
7
39
62
• 現在の回答企業数は62企
業
• 回答企業の業種は製造業、
情報通信業が中心
0
1.公共データの活用状況
[問1]現在、業務の中で、国や地方公共団体が公開している公共データを活用することがありますでしょうか。
回答数
①活用している
②活用していない
合計
【業種別集計】
割合
40
22
62
64.5%
35.5%
100.0%
【規模別集計】
業種
A 農業、林業
B 漁業
C 鉱業、採石業、砂利取得業
D 建設業
E 製造業
F 電気・ガス・熱供給・水道業
G 情報通信業
H 運輸業、郵便業
I 卸売業、小売業
J 金融業、保険業
K 不動産業、物品賃貸業
L 学術研究、専門・技術サービス業
M 宿泊業、飲食サービス業
N 生活関連サービス業、娯楽業
O 教育、学習支援業
P 医療、福祉
Q 複合サービス事業
R サービス業(他に分類されないもの)
S 公務
T 分類不能の産業
合計
①活用している
0
0
0
3
11
3
13
1
1
1
0
1
0
0
1
1
0
3
0
1
40
②活用していない
0
0
0
0
6
0
14
0
1
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
22
合計
300人未満
0 ①活用している
0 ②活用していない
0
合計
3
17
3
27
1
2
1
0
1
0
1
1
1
0
3
0
1
62
10
6
16
300人~1000人未満
4
3
7
合計
1000人以上
26
13
39
40
22
62
公共データの活用有無における業種、
企業規模の目立った傾向は確認できない。
1
1.公共データの活用状況
[問2]活用している公共データ、活用における手間、活用上の課題を教えてください。また、具体的な活用方法を教えてください。
※[問1]で「①活用している」を選択した企業のみが回答
(1)活用している公共データの種別(活用方法毎に各企業が複数回答)
回答数(複数選択)
①公共機関そのものに関するデータ(組織、予算、施策等)
②申請・届出等で収集しているデータ(医薬品の許認可、産業財産権、業務の許認可等)
③国等で生成しているデータ(地図、衛星写真等)
④国等で観測しているデータ(気象、大気汚染、地震、交通情報等)
⑤国等が保有、管理するインフラのデータ(公共施設や道路、土地等)
⑥国で調査を行っている統計データ(指定統計、各種調査結果等)
⑦行政活動等において生成されるデータ(犯罪情報、事故情報、火事情報等)
⑧国等で生成するドキュメントデータ(白書、報告書、都市計画等)
⑨国等が認定する資格情報(事業者としての資格、個人の資格等)
⑩その他
合計
(2)活用している公共データの行政機関(活用方法毎に各企業が複数回答)
行政機関
経済産業省
総務省
厚生労働省
国土交通省
財務省
文部科学省
農林水産省
気象庁
首相官邸
内閣府
日本銀行
地方公共団体
その他
合計
回答数(複数選択)
28
37
21
23
4
8
1
1
1
13
2
17
15
171
8
10
17
7
6
78
10
25
2
8
171
割合
4.7%
5.8%
9.9%
4.1%
3.5%
45.6%
5.8%
14.6%
1.2%
4.7%
100.0%
統計、ドキュメントデータが多い。
【経済産業省】
②申請・届出等で収集しているデータ
特許情報
③国等で生成しているデータ
産総研シームレス地質図
⑥国で調査を行っている統計データ
情報通信業基本調査、経済産業省生産動態統計、特定サービス産業動態統計調査、
工業統計調査、特定サービス産業実態調査、商業統計、中小企業実態調査、企業活動基本調査、
鉱工業指数年報、総合エネルギー統計、電力調査統計
⑦行政活動等において生成されるデータ
輸出貿易管理令別表第1
⑧国等で生成するドキュメントデータ
産業構造ビジョン2010、技術戦略マップ、ものづくり白書、通商白書、中小企業白書
個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン
⑨国等が認定する資格情報
情報処理資格者試験
⑩その他
政省令・告示・通達
2
1.公共データの活用状況
[問2]活用している公共データ、活用における手間、活用上の課題を教えてください。また、具体的な活用方法を教えてください。
※[問1]で「①活用している」を選択した企業のみが回答
(3)入手方法(活用方法毎に各企業が自由記述)
• ほとんどは各行政機関のサイトからダウンロード
• 民間企業が加工、集計したデータを購入しているケー
スあり
• 地方公共団体等に直接依頼しているケースあり
(4)活用方法(活用方法毎に各企業が自由記述)
• 他社との比較、マーケティング、市場動向調査等が多い
• 国の政策動向の把握、法令順守等への活用もある
【典型的な活用事例】
 統計データの連携、活用
 需要予測を行うため、種々の時系列データをチャート化し、分析を行っている。
 JISコード(おそらく市町村コード)で、人口データ、他のデータを統合して製品の需要予測や比較等に
活用している。
 国政調査、商業統計等を自社のGISシステムに搭載し、マーケティングに活用している。
 リストデータの活用
 医薬品の承認情報から、他社の開発動向や今後の薬品需要予測等を行っている。
 輸出貿易管理令別表第1で輸出許可品目を確認を行っている。
 民間企業の付加価値サービス活用
 特許情報、危険物の有害情報等について、民間企業が提供するデータベースから、他の情報(例えば海外の
情報)と合わせた利用を行っている。
 製品登録に関する統計等を業界団体ネットワークから自社のシステムへ取り込んでいる。
 自社サービスへの実装
 VICS等を受信し、カーナビのサービスとして提供している。
 データベースサービスの基礎データとして活用している。
 基盤地図、国土数値情報、国勢調査等のデータをGISサービスの素材データとして活用し、提供している。
 森林基本図、土木管内図・森林管理所林道図、河川事務所管内図、地籍図、住居表示台帳、防災マップ、観
光パンフレット、市勢要覧等を地図整備の基盤情報として活用している。
3
1.公共データの活用状況
[問2]活用している公共データ、活用における手間、活用上の課題を教えてください。また、具体的な活用方法を教えてください。
※[問1]で「①活用している」を選択した企業のみが回答
(5)活用における手間(活用方法毎に各企業が複数回答)
回答数(複数選択)
①必要なデータの所在がわかりにくく、データの検索に時間を要する。
②データの更新頻度が不明なため、常に更新状況を確認する必要がある。
③データがPDFやJPEG形式で提供されており、一度CSV等のデータに変換(転記)する必要がある。
④他のデータと連結させる際にデータフォーマットがばらばらなため、連結のためのデータ加工に時間を要する。
⑤その他
合計
48
38
38
38
36
198
割合
24.2%
19.2%
19.2%
19.2%
18.2%
100.0%
(6)活用上の課題(活用方法毎に各企業が複数回答)
回答数(複数選択)
①提供されているデータの内容が詳細ではない。
②提供されているデータの更新頻度が低い。
③データがすぐに活用できる形式で提供されていない(二次利用するために加工が必要)。
④利用に際して費用が発生する。
⑤利用の用途が制限されている(商用利用の禁止など)。
⑥データの著作権の取扱ルールが不明確である。
⑦データの検索や加工に制限がある。
⑧必要なデータをどこで入手できるかがわかりにくい。
⑨関連データとのリンクができていない。
⑩データを提供する機関毎にフォーマットが異なる。
⑪その他
合計
47
25
49
14
15
9
23
29
21
30
20
282
割合
16.7%
8.9%
17.4%
5.0%
5.3%
3.2%
8.2%
10.3%
7.4%
10.6%
7.1%
100.0%
所在がわかりにくいことが手間として大きいが、更新状況の確認、
データの変換、加工等も手間
データのカ国が必要なこと、詳細でないこと、機関毎にフォーマット
が異なること、所在がわからないこと等も課題
4
1.公共データの活用状況
[問3]現在公共データを活用していない理由を教えてください。(複数回答可)
※[問1]で「②活用していない」を選択した企業のみが回答
回答数(複数選択)
①業務上、利用の必要性がなく、利用したいと考えたことがない。
②そもそもどんなデータが公開されているか不明なため、業務に役立つデータがあるのかがわからない。
③提供されているデータの内容が詳細ではない。
④提供されているデータの更新頻度が低い。
⑤データがすぐに活用できる形式で提供されていない(二次利用するために加工が必要)。
⑥利用に際して費用が発生する。
⑦利用の用途が制限されている。
⑧データの検索や加工に制限がある。
⑨データの利用に際してどのような制限事項があるのかが不明である。
⑩データ利用の制限事項を解除する方法がわからない(記載場所、問い合わせ窓口等が不明である)。
⑪必要なデータをどこで入手できるかがわかりにくい。
⑫関連データとのリンクができていない。
⑬データを提供する機関毎にフォーマットが異なる。
⑭その他(下記に記入願います)
合計
14
13
2
4
3
1
3
0
4
2
6
2
2
4
60
割合
23.3%
21.7%
3.3%
6.7%
5.0%
1.7%
5.0%
0.0%
6.7%
3.3%
10.0%
3.3%
3.3%
6.7%
100.0%
「これまで利用を検討したことがない」、「業務に役立つデー
タがあるかわからない」という回答が多い。
5
2.公共データのニーズ
[問4]現在の活用の有無に関わらず、今後貴社において業務上活用したい公共データについて教えてください。
(1)活用したい公共データの種別(活用方法毎に各企業が複数回答)
回答数(複数選択)
①公共機関そのものに関するデータ(組織、予算、施策等)
②申請・届出等で収集しているデータ(医薬品の許認可、産業財産権、業務の許認可等)
③国等で生成しているデータ(地図、衛星写真等)
④国等で観測しているデータ(気象、大気汚染、地震、交通情報等)
⑤国等が保有、管理するインフラのデータ(公共施設や道路、土地等)
⑥国で調査を行っている統計データ(指定統計、各種調査結果等)
⑦行政活動等において生成されるデータ(犯罪情報、事故情報、火事情報等)
⑧国等で生成するドキュメントデータ(白書、報告書、都市計画等)
⑨国等が認定する資格情報(事業者としての資格、個人の資格等)
⑩その他
合計
(2)活用したい公共データの名称(活用方法毎に各企業が複数回答)
①公共機関そのものに関するデータ
②申請・届出等で収集しているデータ
③国等で生成しているデータ
④国等で観測しているデータ
⑤国等が保有、管理するインフラのデータ
⑥国で調査を行っている統計データ
⑦行政活動等において生成されるデータ
⑧国等で生成するドキュメントデータ
⑨国等が認定する資格情報
⑩その他
6
12
10
19
12
32
12
15
4
6
128
割合
4.7%
9.4%
7.8%
14.8%
9.4%
25.0%
9.4%
11.7%
3.1%
4.7%
100.0%
統計、国等で観測しているデータ、ド
キュメントのニーズが多い。
データの名称
組織、予算
医薬品の許認可、有料職業紹介事業関係データ、特定/一般派遣事業関係データ、業務の許
認可、店舗の開業・廃業データ、建築確認申請、インシデント事例
地図、衛生写真、監視カメラ動画、地質関連情報
災害対策、危険情報、災害影響範囲、気象、交通、パーソントリップ調査
道路整備状況、工事予定、道路情報(ノード・リンク等)及びリンク所要時間、公共施設・土地、
国土数値情報、上下水インフラデータ、地下埋没物の3Dデータ
各種統計(資源エネルギー関係統計、家計調査、企業活動基本調査、GDP等の経済指標
等)、IT業務従事者の労働環境や待遇、特定サービス産業実態調査、メンタルヘルスケアの実
施状況、インシデント統計、中小企業実態基本調査
住民登録データ、防犯情報、第一次交通規制・第二次交通規制
各種白書(情報通信白書)、技術戦略マップ、都市計画、ガイドライン、省令、研修コンテンツ、
ものづくり白書
IT資格取得情報、PマークやISO取得情報、その他事業者の資格
防犯カメラ設置状況、品質情報、海外の施策や予算情報
6
2.公共データのニーズ
[問4]現在の活用の有無に関わらず、今後貴社において業務上活用したい公共データについて教えてください。
(3)活用したい公共データの入手方法(活用方法毎に各企業が複数回答)
• 各行政機関のサイトからのダウンロードを希望している場合が多い。(CSV、XLS、PDF等)
• APIによる提供を希望しているものが複数ある。(統計、地図等)
• 地域別、国別等で比較できる状態でのデータ入手希望がある。
• 情報システムで取り込めるデータ形式での入手希望がある。
• 経度緯度月のポイントデータとして入手希望がある。(建築申請や住宅統計等)
(4)活用したい公共データの活用方法(活用方法毎に各企業が複数回答)
• 投資判断や他者比較等、経営にける意思決定材料
• 製品販売計画、需要予測、商圏把握等のマーケティング
直接的なサービス創出を意図しているも
• サービス提供(カーナビ、GISサービス、データマーケット)
• ビジネスパートナー探索、外注先価格交渉
のはカーナビ、GIS、データマーケッ
• 特許管理、輸出管理対応、BCP策定等
ト等、多くは意思決定やマーケティング
• 教育、研修等
等の企業活動への活用を想定
• 建築物の各種計画、設計、土地のリスク評価
(5)活用したい公共データの要望(活用方法毎に各企業が複数回答)
• オープンライセンスでの公開
• LOD形式での公開
• 省庁横断的なデータ提供、検索(同様の施策毎)
• 地域や企業規模等の比較に必要なデータの整備
• データの提供頻度の向上(リアルタイム、調査頻度を増やす)
• 高精度のデータ提供
• 調査項目の追加(消費実態調査の品目等)
• 匿名化措置によるデータの二次利用推進
• 編集、加工の許可
• API形式による提供
7
2.公共データのニーズ
【典型的な活用ニーズ例】
 自社サービスへの活用
 GISサービスにおいて活用、提供したい。カーナビの参考値として活用したい。
 データマーケットのコンテンツとして提供したい。
 自社データ等との連携、活用
 機器稼働データと気象データ(気温等)を組み合わせて、稼働状況の分析や新サービスの検討に用いたい。
 最新情報を特許管理、化学物質管理システム等に取り込み、管理、利用したい。
 年齢別人口データと地図データを組み合わせて地域別の需要分析を行い、販売戦略に活用する。
 地下埋没物の3DデータをAPI形式で入手し、工事に係る計画(設計)等に役立てたい。
 民間サービスの代替
 民間の地図情報サービスの代替として、行政機関の地図情報を活用したい。
[問5]公共データを利用する上で、重視する点について教えてください(複数回答可)
回答数(複数選択)
①提供されているデータの内容が詳細であること。
②提供されているデータの更新頻度が高いこと(最新のデータであること)。
③データが二次利用しやすい形式であること。
④API等でリアルタイムなデータが入手できること。
⑤利用に際して費用が発生しないこと。
⑥利用の用途が制限されていないこと。
⑦データの検索や加工がし易いこと。
⑧データの利用に際してどのような制限事項があるのかが明確であること。
⑨データ利用の制限事項を解除する方法が明確であること。
⑩必要なデータをどこで入手できるかがわかりやすいこと。
⑪関連データとのリンクができており、容易に連結させたデータを生成できること。
⑫どの機関から提供されるデータも同一の統計であればフォーマットが統一されていること。
⑬その他(下記に記入願います)
合計
31
37
44
19
35
29
37
25
10
30
14
15
4
330
割合
9.4%
11.2%
13.3%
5.8%
10.6%
8.8%
11.2%
7.6%
3.0%
9.1%
4.2%
4.5%
1.2%
100.0%
二次利用しやすいこと、更新頻度が高いこと、検索や加工しやすいこと、費用が発生し
ないこと、データの内容が詳細であること等が重視されている。
8