ロードセルによる柔道特有の引く力を測る

ロードセルによる柔道特有の引
く力を測る
T20ES08 坂本 正吏
指導教員 吉田 清範
研究目的
柔道では一般人の引く力とは違い.柔道
特有の引く力がある。自分自身が柔道をし
ているため,その引く力の測定機を作って
みて、実際に測ってみたいと思ったためこ
の研究を選んだ。
研究方法
ロードセルとストレンアンプ(ひず
みを測るための機械)を使い引く力を
測る。引く力をロードセルからストレ
ンアンプへ、ストレンアンプからデジ
タルオシロを使い、電圧波形を記憶し、
パソコンとRS232Cケーブルでつないで、
Teratermで電圧数値を表示し、エクセ
ルにコピーして、グラフ化して、引く
力が一番強いところを計測する。
まず、ストレンアンプにコネクターを半田付
けする。ロードセルの片側をネジ(12CMほ
どのでかさ)で固定し、ロードセル回りを作
る。固定したロードセルの片側にタオルを
つけ、自分の研究室にいる、柔道部の合
計5人の引く力の平均を測ってみる。
ロードセルとひずみ
ロードセルとは、力を検出するセンサーで
す。力を加えると、電気信号に変換します。
ひずみとは、物体に外力を加えたときに
生じる、のび・ちぢみ・ねじれなどの変化の
割合を言います。
実験結果
引く
力
70
60
50
力[kg]
40
30
20
10
0
0
1
2
3
-10
-20
時間〔
秒〕
4
5
6
今回はただ引く力を測ってみた。見
てわかるように2秒と3秒の間に一番
力がかかっているのがわかる。
今後の予定
今回は単純に引っ張る力しか測れな
かったので、今後はロードセルに柔道着
の袖をつけ、本格的に柔道特有の引く力を
測り、研究室にいる柔道部5人の平均を
測ってみたいと思う。