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きのこ種菌の純粋分離
①培地作成
・基礎培地 →「Potato Dextrose Agar」
⇒PDA
(ジャガイモ寒天培地)
※オートクレーブ(120℃・15分)で滅菌
・添加物 → ペニシリン
ストレプトマイシン
※抗生物質は熱変性するので,
ろ過滅菌して添加する。
②集積培養
「選択培地」を作り,そこにサンプルごと投入
栄養成分を制限し,培養する菌を限定する
(生存できる菌)
【方法】
1.キノコをメスで切り,内部を切り出す
外気に触れていないので,
雑菌に汚染されていない。
※写真では,滅菌したカミソリを使用
2.内部の小片(3~4mm)を取り出す
※写真では,滅菌したつまようじを使用
3.小片を培地中央に静置する
※写真では,滅菌したつまようじを使用
4.インキュベータ内で培養する
③純粋分離法
集積培養の結果,目的とする菌とともに,
雑菌も存在する場合がある。
この中から,目的とする菌だけを
取り出さなければいけない。
が目
増的
殖と
しす
たる
場菌
合だ
。け
培養5日目(しいたけ)
しも 目
たに 的
場, と
合雑 す
。菌 る
も菌
増と
殖と
目的とする菌だけ
が増殖した場合
最もきれいな場所を白金耳で
取り,新しい培地に波状に塗
抹する。
培地の面積を
有効に使う
雑菌も増殖した場合
最もきれいな3箇所からそれ
ぞれ白金耳で取り,新しい
培地に直線状に塗抹する。
白金耳はその都度
殺菌すること!
④保存
きのこ種菌は
こちらです。
斜面培地⇒好気性菌の保存
高層培地⇒嫌気性菌の保存
冷蔵庫(約5℃)で保存
し, 継代培養を行う。
斜面培地への保存の様子
純粋分離・培養を雑菌が混
入しなくなるまで繰り返す。
種菌として
保存する
純粋分離・培養
保存