`村井79号` Ur1

米粉で作った
パンやケーキ
その他の用途
•製菓原料。
•ラーメン、うどん。
•てんぷら粉。
•蒲鉾、竹輪 。←コーンスターチの代替
・日本の水田面積(270万ha)
の4割が休耕田
・耕作放棄地も増加(40万ha)
をお↑中山間地に特に多い
米粉パン
JA土佐嶺北「米米ハート」 製造
イチゴのショートケーキ
高知大学農学部の
学生が作りました
極多収品種によって米粉をコストダウン
•パン や うどん原料の自給。←2008年パン価格の高騰
•食料自給率の向上 (現在39%)。
•休耕田や耕作放棄地で米粉生産→有効利用。
•地方の雇用拡大、活性化。
従来にない極晩生・極多収の品種(候補)‘村井79
号’
日本全国の平均気温→今後100年で2~5℃上昇
高温による乳白米等の障害米の比率増加(下写真)
→ 1等米比率の低下
・気温の低下する秋(9月初旬~10月中旬)
に登熟する極晩生。
米
・Ur1(穂を大きくする遺伝子、第6染色体
粉
に座乗)のため、極多収。
乳白米
腹白米
パ
ン
・
ケ
▕
キ
に
好
適
食
味
も
良
好
‘村井79号’
Ur1遺伝子
‘ヒノヒカリ’
(現在の基幹品種)
村井79号とヒノヒカリの収益の比較
ヒノヒカリ (西日本の代表的普通期栽培品種)
収量 7俵(玄米420 kg)/10a
・通常の飯米用の場合 → 12,000円/俵 (仮定) ⇒ 84,000円/10a
注)
高知県普通期栽培の平均収量(1998~2007年)玄米416 kg/10a。 1俵 = 60 kg。
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村井79号 (極多収極晩生品種候補、米粉パン・ケーキに好適)
収量 12俵(玄米720 kg)/10a
・通常の飯米用の場合 → 10,000円/俵 (仮定) ⇒ 120,000円/10a
・米粉用の場合 → 4,000円/俵 → 48,000円/10a + 米粉用作付
け補助金80,000円/10a ⇒ 128,000円/10a
新品種 ‘ヒカリッコ’
コシヒカリに短稈遺伝子sd1-rと早生遺伝子を
導入 (レイメイから導入)。  コシヒカリ
の同質遺伝子系統。  GMO(遺伝子組
換え作物)ではナイ。  消費者に受け
入れられやすい。

コシヒカリより20~24cm短稈(背丈が低
い)。  倒伏に強く、台風の多い高知県
に適する。
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コシヒカリより8日早生。 コシヒカリより
8日早く収穫できる。コシヒカリより
早く新米を出荷できる。
→全国(北海道以外)で栽培可。

食味は,コシヒカリ並。美味しい ! !

収量は、コシヒカリより高い。農家の収
益向上の可能性。

DAN鑑定では、コシヒカリと差異が無い。

2010年4月に高知県の産地銘柄品種に
決定。
コシヒカリ
ヒカリッコ
ヒカリッコを嶺北の早生の
栽培に !!
嶺北地域の標高の高い冷涼な棚田では、東北品種
‘あきたこまち’が多く栽培されています。 あきたこ
まち は穂孕期耐冷性が不十分(やや弱)なので、冷
害で減収する危険があります。ヒカリッコは、 穂孕
期耐冷性が強~極強であり、冷害で不稔(粃=しい
な、空籾)が発生することがほとんどありません。ま
た、あきたこまちより成熟期で5日(出穂期で1日)早
生なので、早く収穫できます。相川米で知られるよう
に、嶺北地域は、お米が美味しくなりやすい土地柄
です。嶺北ヒカリッコ(仮称)等として、高知県独自の
早生の銘柄米にできれば、お役に立てると思います。
ヒカリッコ
コシヒカリ