コマンド

広島工大
第三回
前回の内容
• loginとlogout
• 基本的なUNIXコマンド
情報基礎実習Ⅰ
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基本の基本としてのコマンド
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広島工大
ls: ファイル、ディレクトリを一覧する
cat: ファイル内容を表示する
mkdir: ディレクトリを作成する
cd: 現在のワーキングディレクトリを移動する
cp: ファイルをコピーする
mv: ファイルディレクトリを移動する
rm: ファイルを削除する
rmdir: ディレクトリを削除する
情報基礎実習Ⅰ
2
広島工大
今日の内容
• ディレクトリの概念
• ディレクトリの操作とファイルの管理
• リダイレクションとパイプ
情報基礎実習Ⅰ
3
広島工大
ディレクトリの概念
青い場所/
カメ
茶色の箱/
鳥
青い箱/
犬
黄色い箱/
猫
赤い箱/
馬
階層構造
(tree構造)
緑の箱/
牛
情報基礎実習Ⅰ
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ディレクトリパスとディレクトリ
広島工大
(Directory Path and Directory)
意味
記号
箱の区切り
箱の外
/
..
../../赤い箱/緑の箱/牛
(猫の場所からの牛の場所)
情報基礎実習Ⅰ
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ディレクトリパスとディレクトリ
広島工大
ディレクトリ
動物や箱を入れている箱のこと。箱の中に箱がある様子を
階層ディレクトリ構造という。
親ディレクトリ
子ディレクトリ
..
親ディレクトリへ「移動」を表す記号
ルートディレクトリ
すべてのディレクトリの親(祖先)となるディレクトリのこと
/
ディレクトリをたどるときに使う区切り記号
ディレクトリパス
ディレクトリをたどって目的地にたどり着くまでの経路のこと
情報基礎実習Ⅰ
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ディレクトリ操作とファイルの管理
広島工大
UNIXを使う際に常時注意すべきことは以下のような
ことである。
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•
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•
どのようなファイル・ディレクトリがあるか
現在の作業ディレクトリ
作成しているファイルがどのディレクトリに収められているか
作業しているファイルをどのディレクトリに保存するか
情報基礎実習Ⅰ
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広島工大
コマンドプロンプト
UNIXでは原則としてキーボードからコンピュータに対する命令
(コマンド)を入力しながら作業をする。コマンドを入力する場所
をコマンド行(またはコマンドライン)とよぶ.
pigeon1(zhxh)>_
キー入力受け付ける状態
ユーザ名
ホスト名
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広島工大
作業ディレクトリ
UNIXでは、利用者はどこかのディレクトリ階層の中にいること
になっている。「現在居る」ディレクトリを作業ディレクトリという。
(Working Directory)
コマンドpwdは(現在居る)作業ディレクトリを取得する。
(Print Working Directory)
login直後にいるところがホームディレクトリと呼ぶ。
ホームディレクトリを表す記号として「~/」(チルダ-+スラッシュ)
を使うことにする。
情報基礎実習Ⅰ
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ファイル・ディレクトリの一覧
広島工大
ls: 現在いるディレクトリの一覧
ls [オプション] ディレクトリ
指定されたディレクトリの一覧
情報基礎実習Ⅰ
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ディレクトリの移動
広島工大
コマンドcdは(現在居る)作業ディレクトリを移動するための
もので,次の書式に従う.
cd <移動先のディレクトリ名>
cd ..
元の親ディレクトリに移動するには次のようにする
cd
とするだけで,ホームディレクトリに戻ることができる
情報基礎実習Ⅰ
11
ディレクトリの作成
広島工大
コマンドmkdir(MaKe DIRectory)は指定した名前でディレクトリ
を作成する.書式は,作成するディレクトリ名を引数とする。
mkdir <ディレクトリ名>
ディレクトリの削除
コマンドrmkdir(ReMove DIRectory)は指定した名前でディレクトリ
を削除する.書式は,作成するディレクトリ名を引数とする。
rmdir <ディレクトリ名>
情報基礎実習Ⅰ
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簡単なファイルを作成しましょう
広島工大
cat > test.txt
This is a test file.
^D
情報基礎実習Ⅰ
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ファイルの移動・名称変更
広島工大
コマンドmv(move)は,指定したファイル・ディレクトリを別に
指定するファイル・ディレクトリとして移動する.一般書式は
次のようである
mv 移動元 移動先
移動元・移動先として正しいディレクトリパスを指定する
必要がある.
情報基礎実習Ⅰ
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ファイルのコピー
広島工大
コマンドcp(Copy)はファイル内容を複写するコマンドで,
その書式は次のようである.
cp コピー元 コピー先
ファイル・ディレクトリの移動コマンドmvと同じようにコピー元,
コピー先ともディレクトリパスを指定する.
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ファイル内容の表示
広島工大
ファイル内容の表示は三つのコマンドがある。
cat ファイル名の並び
more ファイル名
less ファイル名
ファイルの削除
要らないファイルを削除するコマンド
rm <ファイル名>
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広島工大
UNIXの標準入出力
キー
ボード
装置
装置名称
標準入力
標準出力
標準エラー
キーボード
ディスプレイ
ディスプレイ
標
準
入
力
コマンド
(プロセス)
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標
準
出
力
ディス
プレ
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広島工大
演習
lsはファイル・ディレクトリの一覧の結果を標準出力に書く
echoは指定した文字列を標準出力に書く
catは標準入力からの文字列を標準出力に書く
誤ったコマンド入力の結果は標準エラーに書く
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リダイレクション(redirection)
広島工大
入力と出力を切り替えてリダイレクションができる
< または > を使ってリダイレクションの方向を指定する。
演習:
ls –l > test.txt
cat < test.txt
追加の場合、>>を使う
演習:
cat > xyz
cat >> xyz
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広島工大
パイプ
あるコマンドの出力を別のコマンドの入力として渡す(パイプする)
ことができる。
例:
ls –l | less
man ls > ls.txt
cat ls.txt
cat ls.txt | more
head と tail
例:
head ls.txt
tail ls.txt
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