卒論構想発表

緊張場面における
“あがり”の抑制
卒業論文構想
武藤ゼミ 3回生 桂川 理恵
研究の意義
面接など、大事な場面になるとあがりや
すくなるが、あがることで言いたいことが
上手く伝えられなかったり、パフォーマン
スが低減してしまう。
→ 自分自身で“あがり”を抑制することが
できれば、大事な場面で話し方やパ
フォーマンスを、本来自分が持つ力により
近いレベルで発揮できる。


“あがり”に対する行動分析的研究がない。
目的
緊張場面での“あがり”を抑制する。
従属変数

自己評定表の得点

課題読み上げ中に言葉につまった回数
方法

被験者:大学生数名。(できれば、自らを
あがり症、またはあがりやすいと思って
いる人)

実験デザイン:
プレテスト→介入→ポストテスト

実験場面:実験室内
手続き
プレテスト:被験者に課題を書いた紙(アナウン
サーの原稿のようなもの)を提示し、内容を把
握してもらう。次に“あがり”によって現れる症
状を得点化した表を用いて、自己評定してもら
う。その後、ビデオカメラに向かって、課題を読
み上げてもらい、直後に再度、課題読み上げ
中の自分について自己評定をしてもらう。
※実験者は、その間の被験者の様子を観察する
と共に、課題読み上げ中の言葉につまった回
数を数える。
介入:“あがり”の対処法として有効であると思わ
れる手法を教示し、被験者には一定期間それを
実行してもらう。
教示する対処法は未定。複数の本から複合的
に選択し、独自のものを作成する予定。
参考
「アガリ症を7日間で克服する本―本番に強い人
になろう」(松本幸夫著 同文舘出版)
「1000人を救った「腹圧呼吸法」:どもり・赤面・あが
り症」(須郷昭著 現代書林)
「"あがり"とその対処法」(有光興記著 川島書店)
ポストテスト:
プレテストと同様。ただし、読み上げる課題
の内容はプレテストと別のものとする。
1-1仮想データ(自己評定表
〔課題前〕)
課題前における自己評定
25
総 20
得
点 15
プレテスト
ポストテスト
( 10
点
) 5
0
A
B
C
被験者
D
E
1-2仮想データ(自己評定表
〔課題中〕)
課題中における自己評定
25
総 20
得
15
点
プレテスト
ポストテスト
( 10
点
) 5
0
A
B
C
被験者
D
E
2仮想データ(つまった回数)
言葉につまった回数
6
5
回
数4
(3
回2
プレテスト
ポストテスト
)1
0
A
B
C
D
被験者
E
問題点
従属変数がこれでよいのか。(行動分析
と呼べるのか・・・)
 テストで行う課題は、面接場面を想定し
たものなど、もっとリアリティーのある方
がいいのか。(ex.被験者を3人1組とし
て、課題を実演する)
 介入の方法が定まっていない。
