たばこを1000円に引き上げるべきである。

たばこを1000円に引き上げるべ
きである。
~肯定側~
肯定側論点
• 税収の増収
• 医療費削減
• 喫煙者は社会的費用を負担
すべきである
資料1:厚生労働省の試算
年次・価格別のたばこ税収予測
14000
12000
10000
8000
年次・価格別のたばこ税収予測
6000
4000
2000
0
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
•
1000円上げたとしたら、2008年から2017年までに9兆341億円の税収増が見
出典:厚生労働省
込まれる。
• このグラフは値上げによりどれくらいの喫煙者が禁煙するかを盛り込んだ今
ジョイント分析に基づいている。
出典:厚生労働省
補足1:たばこの弾力性
•
•
成年人口が1単位増加したときたばこの販売数量が0.50増える、たばこ価格が1%上昇した
時、0.4%減少する
一方で、一気に千円に上げた場合、需要が0%と非現実的な値になることから慎重な議論
を要す。
出典:学術会議
資料2:2009年にたばこを値上げした場合の2017年ま
でにおける増収額総計
(出所:同上)
資料3
現在の日本の医療費(兆円)
34
33.4
33
32.4
32.4
平成17年
平成18年
32
31.4
30.8
31
30.4
30.2
30
29
28
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成19年
資料4:医療費の公費負担
公費負担(国庫負担+地方負担)
36.0%
35.0%
34.0%
33.0%
32.0%
公費負担
31.0%
30.0%
29.0%
資料5:平均医療費
(宮城県の平成7年1月から平成17年12月の
事例)
男性編
女性編
70000
80000
60000
70000
50000
60000
非喫煙者
50000
喫煙者
40000
非喫煙者
40000
喫煙者
30000
30000
20000
20000
10000
10000
0
全年齢
40代
50代
60代
70代
0
全年齢
40代
50代
60代
70代
資料6 増税した時の超過医療費
超過医療費(億円)
1箱300円
1兆901億円
1箱500円
7878億円
1箱1000円
4816億円
資料7:たばこ税増税で医療費削減 6600億円
大阪大学松浦成昭教授の研究チーム(2008年10月24日)
• たばこ税増税で価格を7年かけて1箱500円まで上げると、
男性の喫煙率は現在の約40%から10%台半ばまで低下、
年間約6600億円の医療費削減効果が期待できると発表し
た。(女性の大半が喫煙者は吸う本数がもともと少ないため価格の弾力性が低いので男
性に限って算出している。)
価格に関係なく増税により
喫煙率は現在の約40%から10%台半ばまで低下
させれば年間約6600億円の医療費削減効果が期待できる
。
資料8
カルフォルニア州のタバコ規制による効果
投資額
医療費削減
額
1900億円
9兆円
資料9:たばこの社会的損失
社会的損失(単位:兆円)
社会的損失
Linear (社会的損失)
4.9
4.7
4.6
1999年
2002年
2005年
• 入院による労働力損失、医療費の増加、火
災による財産損失、火災による死亡、火災に
よる負傷を含む(受動喫煙の被害は含まな
い)
出典:京都大学 中原俊隆教授ら
資料10:喫煙による社会的コスト内訳
超過医療費
超過罹患による医療費
直接喫煙
受動喫煙
喫煙関連疾患による労働力損失
胎児に対する影響による医療費
超過罹患による医療費
超過罹患による医療費
超過死亡
超過罹患による医療費
受動喫煙
超過死亡
喫煙がもたらす火災による労働力損失
負傷による入院
死亡
その他
火災による物的損失
たばこ火災の消防費用
たばこ吸い殻処理費用
都道府県による啓発費用
合計
直接喫煙
13,086
12,936
4
146
58,360
3,405
53,811
49
1,095
94
4
90
2,245
133
2,061
44
7
73,785
出典 : 医療経済研究機構「たばこ税増税の効果・影響等に関する調査研究報告書」平成14年
資料11 出火原因の内訳
総務省HP 平成20年10月2日
資料12:喫煙者一人当たりの企
業コスト
資料13:平成20年度消防庁予算
資料14:夫の喫煙と妻の肺がん
死亡率(妻は非喫煙者)