敬語文の訳し方

敬語文の訳し方
主讲:劉玉燕
一、日本語における敬語の用法
 1. 尊敬語
 例1:社長が来られて大変にぎやかになります。
 例2:ご主人の帰られるころ、また参ります。
 例3:今度北京でお泊りになるホテルの名前と場所を教えてい
ただけないでしょうか。
 例4:次のクイズをよくお聞きなさって、記号でお答えなさいま
すようにお願いします。
 例5:大した料理でございませんが、どうぞ召し上がってくださ
い。
 例6:いつこちらにおいでになりますか。
 例7:このペンを使って書いてごらんになりますか。
、
 2. 謙遜語
 例8:しばらくしてからお名前をお呼びしますから、少々お待ちく
ださい。
 例9:入社したばかりの新米ですから、今後とも、よろしくお願
い申します。
 例10:お忙しいのに、ご連絡いただき、誠に恐縮しております。
 例11:だいぶ前にお名前を存じ上げました。
 例12:あなたはぜひご覧に入れたいものがあります。
 例13:先生にお目にかかりたいんですが、お差し支えのない日
はいつでしょうか。
、
例14:うちの父がそう申した。
例15:三上君のことなら存じております。
3.丁寧語
例16:その必要のないとき、もちろんガーゼ、綿花、ヨード
チンキなどのものをお持ち帰ります。
例17:お手洗いは階段の横です。
例18:右手に見えたのは有名な第一生命ビルでございま
す。
例19:お久しゅうございます。
、
二、訳し方
1.将动作、行为上的敬语转化成主体上的敬语
例20:課長さん、今夜は、お家にどういう言い訳をなさるお
つもり?
例21:そこで、ちょっとお尋ねしたいのですが、その近所に
住んでいる、杉山孝三さんという人をご存じでしょうか。
例22:このことについて、ご意見を伺いたいと存じます。
、
2.译成汉语固定的表达形式
例23:はじめまして、よろしくお願いします。
例24:お名前はかねがね伺っております。
例25:失礼させていただきます。
例26:お邪魔いたしました。
例27:もう十分いただきました。
例28:どうぞそのままで、
、
例29:おほめすぎて、恐縮です。
例30:お約束通り、必ずお返しいたします。
例31:自宅でお待ち申し上げます。
例32:ご指導をお願い申し上げます。
例33:どうぞおいでください。
、
3.注意语体色彩,多使用一些书面语。
例34:「お二人?」

「いいえ、お一方でございます。」
例35:さあ、どうぞ。――そんなところじゃご挨拶もできま
せん。
例36:それでその方はご自分でもぜひ文学をやりたいと
思っていらっしゃるのですか。
例37:――さようでございますか、まあ、こんなにいろいろ
いただきました、すみませんですね。
――読み古しでよかったら、いつでもお上げしますね。
、
例38:おもてなしが不行届で、はなはだ申し訳ありま
せん。
例39:貴社十周年記念日にあたり、心からお祝い申
し上げます。
、
三、練習
 大手企業A社の社長が、ある部長に財務に関することを尋ねた。
実は子尾生町は財務担当ではない。彼はこう答えたというので
ある。
 「そのことでしたら、私はよくわかりませんが、S部長にお聞きに
なったらわかると思います。」そう言って財務部長の名前を挙げ
た。
 この返事を聞いた社長は、次のように語っている。
 「こんな返事では、絶対に取締役にはなれません。財務のこと
は財務の人間に聞けばわかることぐらいは当たり前。そのことを
承知の上で、なぜ社長が自分に尋ねるかわからぬようではだめ
なんです。
 なぜ『的確ではないかもしれませんが、私がこう思います』と、
答えられないのでしょうか。財務のこと担当じゃないから知らん、
というセクト意識は問題です。」
、
 新人研修で、「申しかねます」「いたしかねます」というの
を教えたら、そんな言い方を聞いたことがないと、全員に
けげんな顔をされたという話もある。日本語の問題は、ス
チュワーデスには限らない。ある男が地方から東京に転
勤になった。その歓迎会で「顔見知りの先輩の顔を何人
かをお見受けしまして、おぼれるもの藁をつかむの心境
です」と挨拶したら、「俺はワラか」というヤジがとんだ。危
急のときは頼りにならぬものも頼りにする、というのがこ
の言葉の意味だから、確かにヤジの判定勝ちである。
、
 洋子に日記を手渡すとき、私は決心しました。とにかく、死なな
ければならぬときがやってきたと思いました。死を決心したという
より、この場合、生きる力を失ってしまったほうが当たっているか
もしれません。―――女が人生の終わりで、静かに横たわって
死の壁のほうに目を向けるとき、愛された幸福を満喫した女と、
幸い薄かったが、私は愛したと言い切れる女と、果たして神はど
ちらに静かに休息を与えられることでしょうか。―――愛する苦
しさに耐えかね、愛される幸せを求めた女の、当然受けなけれ
ばならぬ報いが、今私の上におりかかっているようでございます。
―――最後に申しあげます。十三年の生活は夢のようでござい
ます。やはり私は常にあなたの大きい愛情で幸せでございまし
た。世の中の誰よりも。
、