卒論計画 逆上がりをやってみよう 武藤ゼミ4回生 1661040089-6 橋本優花 研究の目的 • 鉄棒運動、跳び箱、マット運動といった器械運動 は、多くの子どもたちが嫌う体育科教材であると いわれている。 <理由> 「できる、できない」が明白であるために、できな い子供たちは劣等感を抱く。 授業中に友達にできない姿を見せなければなら ないために屈辱感を感じる。 その結果・・・ • 器械運動によって体育という教科自体を 嫌いになってしまう子どもが多いといわれ ている。 そこで・・・ • 子どもたちに、楽しく逆上がりを練習しても らい、できるようになってほしい。 + 体育嫌いになる子どもが減ってくれれば・・・ 対象者 • 幼稚園児(鉄棒が嫌いな子ども) (2,3人ぐらい?) 参加者 訓練者:観察者:著者 (教示、訓練の様子の観察、強化) ☆幼稚園の先生には安全のために監督して いただけるようお願いするつもりです。 研究計画 • 「逆上がり」の一連の動きを課題分析したものを シェイピングする。 (いきなりできることを目的とせず、出来た段階ま でをほめる=強化) 事後調査→逆上がりを出来るようになったか 練習が楽しくできたか 介入場面 • 幼稚園の自由時間を予定しています。 標的行動 • 模範的な「逆上がり」 <段階1> 補助板に段階ごとに色分けしたビニール テープを貼り進度ごとに目標を呈示する。 <段階2> 1. 肩幅で両手で鉄棒を握る。 2. 片足で強く地面を蹴り、踏み切る。 3. 肘を鉄棒に引き寄せる。 4. 腕を曲げたまま、足を大きく振り上げる。 5. 鉄棒にあがる。 6. 回る。 7. 両足をそろえて着地する。 独立変数① 教示・トレーニング 1. モデリングとして見本を見せる。 2. まず補助板で練習する。身体的プロンプトを多用して子どもに逆上 がりをさせ、「回る感覚」を覚えさせる。適宜言語教示を与える。 3. 子どもが感覚をつかんできたら、徐々に身体的プロンプトを減らし、 言語教示の割合を増やしていく。 4. 補助板でできるようになったら、板なしで練習する。手順は板を用 いる時と同様にする。 5. 子どもが一人でできるようになるまでトレーニングを続ける。 独立変数② 強化 • カード ステップごとに、子どもが達成度を記録できるようなもの。 出来たところまで、色を塗ったりシールを貼ったりする? (「自分でできた」「助けてもらってできた」の記録?) 先生や観察者による賞賛 出来たステップまでをしっかりほめてあげる。 (できていないこと、その様子は恥ずかしいことじゃない、と 思ってほしい→モチベーションも上がるのでは・・・) 友達同士の励ましあい 従属変数 • 逆上がりの課題分析によるステップにお ける達成度 • 最終的に逆上がりができるようになるか 参考文献 • 武藤芳照 (1989) 子どものスポーツ 東京大学出版会 課題 • • • • • 教育機関にご協力いただけるか 先生の指導法との兼ね合い やりたいと言ってくれる子どもがいるか 課題分析が不完全であること 世の中には「逆上がり達成グッズ」のようなもの がある。使用すべきか否か・・・ • 介入を全員同時に行うべきか、ずらして行うべき か
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