住民参加による低炭素都市形成計画策 定 モデル事業公募要領 「成果目標シート」 作成要領(雛形含む) 平成25年5月 環境省総合環境政策局環境計画課 1 成果目標シートとは 「成果目標シート」とは、各事業(本件では「住民参加による低炭素都市形成計画策定モ デル事業」)において、採択されようとする、あるいは採択された各プロジェクト毎に、その 直接的なアウトプット(報告書の提出等)に留まらず、 ○ プロジェクトとしての達成目標 ○ 事業全体の観点からの政策目標(本事業の全国波及や、事業のリフトオフ) の達成状況を評価し、また、上記目標に至るまでの進捗状況(※)を管理するための枠組 みを指します。 基本的には、採択前に申請者の方々にシートを作成していただき、当該シートを採択の 際の判断材料とするとともに、採択後はシートどおりにプロジェクトが進捗しているか、環 境省が適宜チェックすることとなります。 (※進捗管理とは、事業報告といった会計上の手続ではなく、事業の目的に照らした課題解決・目標達成上の進捗 管理であることに御留意ください。) 政策目標 努力目標 各プロジェクトごとにシートを作成 達成目標 進捗状況の度合い 100% 50% 0% マ イ ル ス ト ー ン プロジェクトの要素A マ イ ル ス ト ー ン マ イ ル ス ト ー ン マ イ ル ス ト ー ン B C D 本シートを使って目標達成状況の把握や 進捗管理を行うことで、 ・表層的でない、事業の本質的評価 ・各プロジェクトと全体の政策課題の有 機的連携 等が果たされ、予算の効率的な使用及び 政策の効果的な実現が可能となります。 成果目標シート 記載必須項目について 政策目標 ・プロジェクト終了後の成果として最終的に目指している状態 (プロジェクト終了5-10年後を想定)。 ・全国波及・リフトオフに至るまでの道筋、もしくは全国波及・リフ トオフが達成された状態。 努力目標 ・政策目標よりも高い成果として得られる状態・成果物。 ・政策目標と達成目標の断絶を介在するものとなる。 達成目標 ・プロジェクト期間内で、事業の目的から照らして、各プロジェクト マイルス トーン 2 ※住民参加による低炭素都市形成計画策 定モデル事業で想定される記載事項 (一例であり、これらの記載に縛られる ものではありません。) ・本プロジェクトの策定手法をモデ ルとして、全国で〇件の計画や策定 の策定、あるいは実際の対策が進ん でいる など。 ・検討した対策が実行計画、低炭素 まちづくり計画等に組み込まれる ・検討した対策が、実際に着手され、 CO2削減を実現している ・住民参加をうまく活用して、より 効果の高い対策を打ち出している など が目指す最低限クリアすべき状態・成果物。プロジェクトが終 了したときに達成されているべき状態・成果物を記載 ・達成されているかどうか判断できる指標を具体的に設定。 ・各プロジェクトの進捗管理・資源投入の判断は、この達成目標 を踏まえて行う。 ・複数の達成目標がある場合、地域の低炭素化に最も貢献する ものの1つに◎を記載。 ・低炭素効果推計モデルの実証、改 善・拡張 ・住民等のニーズを引き出したり、 対策への理解を促す住民参加手法の 確立 ・先進性のある、あるいは実現性や 効果の高い対策の検討 など ・達成目標にいたるまでの進捗管理として、プロジェクトの構成単 位で達成されるべき状態や解決されるべき課題を記載。 ・達成されているかどうか判断できる課題や指標を具体的に設定。 ・マイルストーンが達成目標の何%になるかをプロジェクトの構成 要素ごとに設定 検討する対策の構成単位ごとの各種 課題(低炭素効果策定モデルの利用 上の課題、住民参加を進める上での 課題など。) 成果目標シート 雛形 3 3 政策目標 プロジェクト終了後の成果として最終的 に目指している状態。 (プロジェクト終了5-10年後を想定) 上位目標と達成目標を繋げる努力目標 (達成目標を超える野心的な目標) 達成目標 100% プロジェクトが終了したときに達成されているべき状 態(事業目的に照らして最低限クリアすべきところ)。 80% 60% マイルストーン: プロジェクトの達成目標にいたるまでに達成されるべき 状態や成果物。縦軸のパーセンテージはプロジェクト目標達成に向けた達 成度を表示。 40% 20% プロジェクトの各構成要素 (※ここで挙げているのは一例であって、これ らに縛られるものではありません。) 0% 対策内容の詳細検討 低炭素効果推計モデルの活用 住民参加 検討した対策のアウトプット (実行計画等への盛り込み・実際の事業化等)
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