05/11

05-11
上世法⑵ 令制行政機構と構成原理
卜占と甲骨文字
漢
字
の
起
源
?
(東大総合博物館所蔵品)
これよりも古い
文字があった ?
例によって
余談から
文
字 今
の 日
話
で は
す
文字の起源は
古かった ?
中国の絵文字
発見 !!
1万~1万6000年前 ?!
絵文字(続き)
伊達に絵文字をみているのでは
ありませんぞ !
小論文・ミニレポート ←想像力
次は日本の事例を
鏡よ、かがみ・・・
卑弥呼の
鏡は
どこから
来た ?
世界で一番・・・
(閑話休題)
邪馬台国はいずこに・・・
畿内説、有利になりそう ?
邪馬台国有力候補
吉野ヶ里遺跡 再登場
(九州説)
2 上世法⑵
令制行政機構と構成原理
1 二官八省(一台五衛府)制
←百官の制
⑴ 神祇官(=祭祀を掌る任)
近世の宮中朝拝←皇祖神←氏族法←神々の時代
⑵ 太政官(=政治) 綱紀維持・治邦国
2 官僚機構の構成原理
⑴ 官位相当制
⑵ 四等官制
⑶ 地方官制
3 官僚制から貴族制への転換
1 太政官行政機構の概略
天皇
師範一人、
儀形四海、
无其人則闕
⇒則闕官
央
下
治綱
邦紀
国維
持
(法の外)
太政大臣・左右大臣
1等官=長官
大納言
2等官=次官
左大弁(弁官)
少納言(局)
右大弁(弁官)
3等官
左大史
大外記(局)
右大史
4等官
中
上
民部
地方
治部
国 (司)
式部
中務
郡
兵部
(司)
刑部
大蔵
里 (長)
宮内
→守・介・掾・目
2 位階制
外
(
位
)
正・従
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
大・少
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
初位
五位の壁/止足の分
貴
上・下
通
〃
貴
〃 族
・
〃
名
〃
〃
正
上
5位
従
正五位上
正五位下
下
従五位上
従五位下
合計ランクはいくつ ??
過去の課題
今日のミニレポートではありません
合計ランクはいくつ ??
実はその他に皇族・皇親に対する品官もあったが省
略しました。
このような官僚制と現代社会のつ
ながり(類似性)についても考えれば
面白いかも知れません。
答えと補足
1 答えは50階でした
←現代の等級号俸制
(1~3位)6+(4~初位)24+外位20=50
⇨官低位高/位階の集約(6位以下の省略) cf キャリア官僚
2 品官制
官位令の構造
親王 一品 太政大臣
二品 左右大臣
三品・四品 大納言・太宰帥・八省卿
諸王・諸臣
正・従一位 太政大臣・・・
3 官人の誕生と令制
1 官人の誕生
2 合 格→任 官
学 令 貢挙・大学・博士
選叙令
官位令
⇩
職員令
3 考課→昇進
4 給与
考課令
禄 令
(官職・位階の相当)
文章博士・右大臣菅原道真
(職掌・員数)
(上日主義)
cf 物忌み
(季禄・位禄・封戸・位田・職田)
2 上世法⑵ 令制行政機構と構成原理(過去の話題)
東宮職員令 (第四)
傅一人 掌以道徳輔導東宮
四等官の一例
学士二人 掌執経奉説
春宮坊 管監三 署六
大夫一人 掌吐納啓令、宮人名帳、考叙、宿直事、
亮一人
大進一人 少進二人 1300年余・・・
大属一人 少属二人
続いた続いた
使部卅人 直丁三人
東宮大夫
反浩
乱宮
?の
4 官僚制から貴族制への転換
(→転換期の法と国家)
0
1
2
3
姓制(=貴族制)→官僚制
冠位 → 官位
官位相当 + 蔭位制
郡司制の改変
官僚機構への組み込み←国造(伝統的有力者)
⇩
譜第任用制
(戸籍・班田・租庸調・夫役)+(裁判)
地方行政のほとんどを担当する任務>国司は赴任官
中央集権体制の所以 ←太政官行政機構の概略(再掲)
天皇
師範一人、
儀形四海、
无其人則闕
⇒則闕官
央
下
治綱
邦紀
国維
持
(法の外)
太政大臣・左右大臣
1等官=長官
大納言
2等官=次官
左大弁(弁官)
少納言(局)
右大弁(弁官)
3等官
左大史
大外記(局)
右大史
4等官
中
上
民部
地方
治部
国 (司)
式部
中務
郡
兵部
(司)
刑部
大蔵
里 (長)
宮内
中央集権実現のメカニズム
天皇
太政官
上級⇒下級(官衙)
太
政
官
の
4
等
官
大
臣
大納言
左右弁官
中央 省→寮・職・司
地方 国→郡→里→戸→公民
史
天皇親政の中央集権と簡単にいうけれど
それらを実現させたメカニズムは何であったか
律令国家は天皇親政の中央集権体制
-それを実現させたメカニズムは?-