都市計画について 都市開発システムコース 1年 安藤彰英 メニュー •1.都市とは •2.都市の時代的変化 •3.まちづくり、都市計画とは •4.多治見市における都市開発 •5.海外の例(アメリカ) •6.住民参加のまちづくり •7.アーバンデザイン 都市の規定 •定地域の政治、経済、文化の中核をなす人口の 集中地域。しかし、それだけでは歴史的な変化ま でを表現できていない。そこで都市の本質を歴史 的な発展段階でいくつかに分けることができる。 都市の歴史 •古代都市;征服者の支配下において剰余生産物 を消費する場として成立。 •中世都市;封建領主の城下町、あるいは宗教的中 心地として成立。 •近世都市;中世都市の発展の上に商品流通の中 心として成立。 •現代都市;産業革命以後の生産の中心地として成 立。 (柴田徳衛「現代都市論」) まちづくり、都市計画 • 近頃日本で“まちづくり”、“都市計画”、“アーバンデザイ ン”と言う言葉が盛んに使われるようになってきました。 • 日本語の“まちづくり”とは街路や公園、建物といった単な るまち空間の創造(都市デザイン)ではなくあらゆる要素 を含めた暮らしそのものの幅の広い定義を微妙なニュア ンスでうまく表している。 • “まちづくり”はまち空間の完成とともに完了するものでは なく、継続的な創造活動である。 多治見市における都市開発 都市づくりの理念と目標 誇りと愛着のもてるふるさとの風景を生かしたまちづくり(環境共生型都市計画) 目標1 適正な都市的空間と人口密度の誘導 目標2 外縁的拡大から内的秩序の充実 目標3 多治見文化を醸成する基盤の充実 都市計画マスタープランの役割 多治見市都市計画マスタープランは、多治見市総合計画、多治見市環境基本計画及 び国土利用計画(多治見市計画)に即しながら、安心と安全、ゆとりと豊かさを真に実感 できる都市空間の形成をめざします。 また、都市計画マスタープランは、次のような役割を担っていきます。 •①都市の将来像、まちづくりの目標と方針を明らかにし、市民の都市計画に対する理 解と参加を容易にします。 •②土地利用、都市施設などの個別具体の都市計画及びその他各種計画との相互調 整を図り、まちづくりの総合性を確保します。 将来都市構造図 ア.都市と自然の共生をめざした都市構造 イ.適正な都市的空間の確保をめざした都市構造 ウ.内的秩序の充実をめざした都市構造 エ.多治見文化の醸成をめざした都市構造 虎渓山から見た多治見市街 海外の都市計画の例(アメリカ) アメリカの都市開発特性 州の独立性が高いので州がちがえば再開発のやり方も変わっ てくる。 代表的な都市開発手法は、公的事業債開発、誘導再開発、再 開発支援法がある。 ここではアメリカ最大の都市ニューヨークを例にあげることにする。 ニューヨークは現在人口が700万人 強で、都市圏人口は1,750万人。 マンハッタンのど真ん中のブライアント パークの再生 •Bryant Park, Manhattan, New York •マンハッタンのど真ん中にある公園。まさに都市のリビ ングルームと呼ぶに相応しい“公共空間”。思い思いの スタイルでくつろぐひとびとでいつも賑わっている。 おわりに これからのあるべきまちづくりの姿住民参加のまちづくりと、 アーバンデザイン 住民参加型まちづくりにおいては、ハード面、ものづくりについてすべてを行 政などに依存していてはいけない。 クリーン運動や植生の管理など公共広場の活用、住民自らの労働奉仕、手 作りによるものづくりを推進する。 住民参加のまちづくりの動機としては公害対策や悪化した住環境の改善な どを目標とした取り組みが多かった。しかし、これからは時代の流れに沿って すべての地域で住民参加のまちづくりが行われるべきである。 アーバンデザインは郊外や埋立地などの新開発地域での試験的に行ってい る段階で、住民参加のまちづくりにおけるアーバンデザインは応用的であり、 進め方も多様になるため複雑である。そのため、根気よくいろいろなアーバン デザインの実践例を積み重ねていく必要がある。 住民参加のまちづくりはまだ歴史が浅く都市計画では軽視されがちだが、こ れからのまちづくりは住民が主役でなければならない。 以上。
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