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CREST 中間報告
主な研究者:上林弥彦
基本的立場

デジタルシティシステム
におけるデータベース機能
研究項目





地域情報における、
ウェブデータの利用状況解析
利用者インタフェース
Trip to the Past
電子商取引 (Kyoto Style)
協調的活動の支援
(1) ウェブデータの利用状況解析


基本的目的:デジタルシティ応用向きデータベー
ス設計のための基礎データを得る。
成果予定:







知的 Web キャッシュ → 実用化
利用者/利用者グループの行動解析
パーソナライゼーションへの利用
システムの効率化への利用
Web の部分グラフ抽出
地域情報向きサーチエンジン→実用化
アルゴリズム評価への利用
知的Webキャッシュ

インフォメーション層における効率化


W
E
B
キ
ャ
ッ
シ
ュ
人
気
内
容
を
意
識
す
る
Web情報配布・利用:コンテンツを意識する知的Webキャッシュ
インターフェース層における効率化


地図によるナビゲーション:距離感を表現する効率化手法
Webサーチ:意味的キャッシュを用いた協調Webサーチ
①Webコンテンツ
Internet
③人気内容
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
料理
信頼性
安全性
ペット
大統領
1月
2月
3月
4月
②コンテンツ解析
グローバル
ローカル
Web の部分グラフ抽出
1.目標
•条件を満足するWebの部分グラフ抽出
•リンク情報のランキングへの利用
2.京都情報を持つページとは?
京都に関するページと、そこからよく出てくる言葉を含むページも
やはり京都情報をもつページとなりうる。
例:京都案内ページには、銀閣寺がよくみえる?
X = {京都に関するシード(seed)言葉} ; 例) {kyoto, 京都}
Y = Search(X) ; Xを検索して得たページとそこからリンクされたページの集合
K = Analysis(Y) ; Yを分析し、京都情報となりうるもの
Y’ = Search(Analysis(Y)) ; 京都情報の拡張
Web の部分グラフ抽出
Theme Searching
theme
「京都」を探そう。
Initial Page
Theme
keyword
searching
Linked Page
Linked Page
Linked Page
収集中!!
depth n
Linked Page
あっ、「銀閣寺」
がよく見える!!
Analyzing
「銀閣寺」も含め
また探してみよ
う!!
Theme Keyword List
depth m
Linked Page
Linked Page
Linked Page
Linked Page
「金閣寺」もある
ね。次はこれも!!
(2) 利用者インタフェース


目的:地図インタフェースと連携した
情報提供
技術要素




提示する情報のパーソナライズ
知的Webキャッシュアルゴリズムの利用
履歴情報の活用による情報フィルタリング
成果予定

デジタルシティアプリケーションの標準
インタフェースに採用→実用化
行動履歴の公開と共有
携帯端末
情報掲示板
履歴情報提供
情報閲覧
利用者状況
位置、時間、利用端末、
土地勘の程度、...
利用者の状況
に応じて提示
する地理情報
を自動選択
地理情報抽出
情報提供
情報閲覧
PC
個別化/セキュリティ/プライバシー
地図
(3) Trip to the Past


目的:石黒さんの全方位センサを用いた
映像蓄積と過去映像のウォークスルーに
適した分散データベースシステムの構築
成果予定


過去の映像を自由に検索・ウォークスルー
映像以外の履歴情報も利用



そこにいた人に話しかける(過去に参加して会話)
特定の履歴情報を持つ場面を検索再生
目標:万博デモ
Trip to the Past
分散映像データベース
全方位センサ(360度視野角)
から得られる映像
クライアント毎の視点で
同一映像上を自由に閲覧可能
(4) 電子商取引:京都スタイル

京都スタイルとは



いちげんさんお断り、宣伝しない
→ 地縁・人脈による顧客選択
「知られていない」ことが付加価値
WWW では京都スタイルは不可能


→ アクセス障壁、アクセス制限を汎用に実現
するデータベース技術の開発と実用化
地域限定の情報配布技術を利用
京都スタイルの実現例
地域限定の情報配布
TATSUYA
割引券
地域限定商品
WWW
TATSUYA Online
New Release!
割引コーナー
アクセス制限手法:
条件付リンクによるアクセス
Aが持つ属性
A11
A1
A
A
A1
Direct Access
A
A A2
リンクによる
アクセス
A1
オブジェクト
A2
リンク参照
直接参照
直接参照条件
被リンク参照条件
B
リンク参照条件
(5) 協調的活動の支援


目的:デジタルシティアプリケーションを利用する
複数のユーザを支援するためのデータベース基
盤技術の開発
例




遠隔のユーザ同士で旅行やショッピング
市民参加型の仮想会議システム
ユニバーサルデザイン
成果予定:


空間ハイパーメディア→実用化
仮想会議システム→実用化
空間ハイパーメディア


場所の情報(環境)+街の三次元モデル
環境での協調作業履歴を蓄積・再利用
①協調の過程・結果
を環境に蓄積
環境
②環境に参加
環境
会話履歴
共有データ
データ変更履歴
etc
③過去の協調
の成果を参照
スケジュール
2000年度
項目
研究室内webログ解析
キャッシュ設計
サーチエンジン設計、開発

利用状況解析
履歴抽出蓄積機構の研究開発
 個人プロファイル作成機構の研究
開発
2001年度
知的webキャッシュ評価実験、リリース
サーチエンジン評価、リリース


利用者 I/F
Trip to the Past
京都スタイル
実証実験、リリース


複数サーバによる同期
→ 2002年デモ
アクセス制限データベースの開発、
実験、デモ

単体システムによる開発・テスト


実証実験
空間ハイパーメディア開発、実証実験
仮想会議システム開発→2002年実験
協調ショッピングシステム→2002年実験

協調的活動支援
空間ハイパーメディア設計
