情報産業の経営史 2003年7月3日 通信事業の発展(1) イギリスにおける発展 (植民地支配、情報収集の必要性、交通手段の 発達ー陸上、海上ー) 通信事業の発達 モールス(1791-1872)。アメリカ人1837年に ニューヨーク大学で実験。ボルチモアーワシントン 間で電信連絡 マルコーニ(1874-1937)イタリア人だが、イギ リスを拠点に事業。無線電信を完成 1897年にドーヴァー海峡、1901年に大西洋横断 無線通信に成功 通信事業の発達(2) 1849年ドーヴァー海峡の海底電話回線 (ケーブル)敷設 1851年 ロイター社設立 1858年には大西洋横断のケーブル敷設 1871年に日本近海でも敷設 1872年 ロイター社、日本に特派員派遣 1902年に太平洋横断のケーブル敷設 アメリカにおける電気通信事業 の発達(1) ATT社の成立と発達 1878年 Alexander Graham Bell(1847-1922)が特許をもとに Bell社を設立。(1893年に特許は失効) 1876年2月14日、ワシントンの特許局にBellと同じ日に、わずか数時間 遅れで、Elisha Grayも特許を申請。 1876-1894年、特許による独占時代。Bellはレンタル制を導入し、各地 の電話事業会社から電話機をレ ンタルで利 用者に提供。 1882年、電話機の製造会社であるWestern Electric Co.(WE)を買 収する。(垂直的統合) 1885年にATT社を設立する。おもに長距離通話事業会社として発展。 Bellは電話機の独占的製造と異なる地域をつなぐ交換局の独占的施設 権を確保。 1894年(特許失効)-1913年 競争時代。無数の独立電話会社の乱立。 1913年ー1921年 電話事業の協調時代。モルガン資本の支援 アメリカにおける電気通信事業 の発達(2) 1920年代電話事業 の急成長。GEの子会 社のRCAと協定。 1924年 ベル研究所 設立 1925年 ギーフォード 社長時代。バーナードベル研究所 の組織改革 ベルシステムの完成 WE社 ATT社 各州の電話会社 IBM社の発展 1911年 H.HollerithがCTR(Computer Tabulating Recording)社設立 1913年 T.Watsonが入社し、その後社長へ。 1924年 IBM(International Business Machine)社設立 1950年 世界事業部の強化 1952年 ライバルのUnivac社を抜く 1962年 システム360の完成。月産1千台 販売ではレンタル方式を採用 Microsoft社の発展 1975年 Wiiliam H. GatesがMicrosoft 社を設立 彼は、1955年にシアトルで生まれ、ハー バード在学中にプログラム言語のBASICを 開発 全世界で3万5千人の従業員。年間売上高 170億ドル(2000年3月) 彼は全世界富裕者番付ではトップ アメリカにおけるもの作りの発展 1. 歴史的背景 非伝統的社会、人種の坩堝、激しい競争社会、アメリカにおける社会的価値体 系。 2. 大量生産を指向する企業者活動 (1) 大量生産体制の技術的基盤―部品互換性、標準化、規格化、組立てライ ン 大量生産的商品を受け入れる社会的特質→消費者の同質性、高い社 会的流 動性―教育の普及、急速な経済変化 (2) 大量生産の発展 兵器、時計、ミシン、タイプライター、自動車などの分野で大量 生産体制 3.大量生産管理体制 (1)科学的管理方法の発達 (2)テーラーシステム。動作研究、時間研究、差別的出来高賃金制度、これは 1911年の鉄道 運賃値上げ問題に関連して 主張。労働者側の強い批判。 (3)バーナード(Chester I. Barnard) (1886-1961) ハーバード大学を卒業後、ATTに勤務し、ニュージャージー・ベル電話会社の 社長。 1937年『経営者の役割』を発表し、翌年出版。近代組織理論の出発点。個人の機 能的な側面と全人的側面に注目。それを組織現象の側面から捉える。組織の重要 性を強調し、その管理活動に対し科k学的分析を試みた。このような組織理解に もとずいて管理者はその職能を遂行すべきと主張した→「バーナード革命」
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