対話音声に含まれる感情推定技術 早稲田大学人間科学部 菊池英明研究室B5 高島 康史 2007/01/27 Copyright(C) 2007 Yasushi Takashima. All Right Reserved 1.研究内容について 研究目的 話者本人の快・不快の感情を推定するモデルの作成 研究の特徴 発話者が認識する感情を正解とする ○○○○○ ○○○○○ ? 喜んでる のかな? たのし~! ○○○○○ ○○○○○ ? 聞き手が受け取る感情を推定するのではなく話し手の感情を推定する。 そこで、話者本人が会話直後に感情の評定をした Copyright(C) 2007 Yasushi Takashima. All Right Reserved 2. 実験手法 ①データ収録 実験手法 データ収録 ○○○○ ○? ×××× ×? 特徴量分析 ②特徴量分析 F0_max: 120.25242 推定モデルの作成 F0_min: 23.54398 P_ave: 83.12370 モデルの評価 分析 P_range: 100.32658 … (交差検定) Copyright(C) 2007 Yasushi Takashima. All Right Reserved 2. 実験手法 実験手法 データ収録 ③推定モデル作成 120.25, 87.13, ・・・ ,快 23.54, 98.32, ・・・ ,不快 83.12, 32.12, ・・・ ,平静 特徴量分析 100.32, 63.22, ・・・ ,不快 決定木学習 F_range <= 34.1214 : | P_min <= -0.0667036 : | | F_ave <= 0.273856 : 平静 (12.0/1.0) | | F_ave > 0.273856 : 快 (4.0/1.0) | P_min > -0.0667036 : | | P_min <= -0.0130277 : 快 (114.0/68.0) | | P_min > -0.0130277 : 平静 (191.0/111.0) F_range > 34.1214 : | P_ave <= 0.164013 : | | F_min <= -38.3745 : | | | P_ave <= -0.185397 : ③モデルの評価(交差検定) 推定モデルの作成 Test Data Test Data モデルの評価 (交差検定) … Training Data Training Data Copyright(C) 2007 Yasushi Takashima. All Right Reserved 3. 結果 推定結果 推定結果 正解 不快 平静 快 計 推定値 不快 249 176 193 618 40.30% 平静 5 499 144 648 77.00% 快 0 371 363 734 49.50% 交差検定後 判別率55.6%(学習用データ386発話:評価データ40発話×50セット) 考察 ・「快」と「平静」の区別がつかないものが多く存在し、感情推定を行うのが難しい ・「不快」については「平静」と「快」に似た特徴を持つデータもあり、感情推定結果 が不正確になってしまう Copyright(C) 2007 Yasushi Takashima. All Right Reserved
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