初級日本語作文 102 – 1 2013.9.26 存在表現 (a)机の上に本があります。 (b)机の上に猫がいます。 (c) There is a book on the desk. (d) There is a cat on the desk. ① 出来事の発生 述語:ある、起こる、発生する 例:昨日、地震があった。 ② 物理的存在 (ある時、あるものがある空間を占めて存在する。) 述語:ある、ない、いる、多い、少ない (注) 対象が人、動物であれば述語は「いる」、「いな い」。 それ以外であれば述語は「ある」、「ない」。 例:あそこに魚屋がある。 あそこに魚屋さんがいる。 ③ 所有、所属的存在 述語:ある、いる、多い、少ない (注) 対象が人、動物であっても、「ある」の方が「い る」よりよく使われる。 例:彼女に子供があるとは知らなかった。 ④ 部分集合、または種類の存在 述語:ある、いる、多い、少ない 例:居眠りをしている議員が半分以上あった。 ② 物理的存在 今まで、変死者は一人もなかったです。 身元の分からない人はいません。 不幸な死に方をする人がずいぶんあります。 「ある」 :〈死んでいること〉のイメージの存在 「いる」 :〈生きていること〉のイメージの存在 例:いつも家に人がいるので安心です。 海に臨んだ芝生にまた一つ死体があった。 「ある」:存在対象に〈主体的動きの無〉を認識 「いる」:存在対象に〈主体的動きの有〉を認 識 ③ 所有、所属的存在 ・ 妻がいます。 ・ 妻があります。 どちらも使われますが、違いは何でしょうか? ・ 駅に妻がいます。 × 駅に妻があります。 格助詞 - が 1. 主語を表す。 「(疑問詞)が~か。」文と、その応答 「誰が行きますか。」「マリーが行きます。」 「いつがいいですか。」「日曜日がいいです。」 「どれが武の傘ですか。」「これが武の傘で す。」 格助詞 - が 存在文で、存在する人・物・事を表す。 「事務室に誰がいましたか。」「花子がいました。」 「引き出しの中に何がありますか。」 「筆箱があります。」 友だちと約束があります。 君には君の夢があり、僕には僕の夢がある。 格助詞 - が 自動詞文・現象文の主語 桜の花が咲きました。 雪が降っています。 先週、この交差点で交通事故がありました。 昨日、福島で地震がありました。 格助詞 - が 状態を表す「~ている」「~てある」文 ドアに鍵がかかっています。 入り口に警官が立っています。 黒板に字が書いてあります。 部屋にきれいな花が飾ってあります。 格助詞 - が 2. 対象を表す。 形容詞文で感情・感覚などの対象を表す。 マリーは歌が上手ですね。 私はラバーダックが好きです。 彼はフランス語が得意です。 格助詞 - が 希望を表す文で対象を表す。 私は彼女が欲しいです。 私は水が飲みたいです。 今パイナップルケーキが食べたいです。 格助詞 - が 可能を表す文で対象を表す。 マリーは韓国語がわかりますか。 花子は車の運転ができますか。 私は台湾語が話せます。 格助詞 - で 1. 動作の行われる場所を表す。 子供たちが公園で遊んでいます。 この川で泳いではいけませんよ。 どこで手品を習いましたか。 格助詞 - で 2. 手段や方法を表す。 鉛筆で書かないでください。 自転車でスーパーまで行きます。 多数決で決めましょう。 格助詞 - で 3. 材料を表す。 僕は竹で作った箸でご飯を食べます。 紙で紙飛行機を折ります。 ダンボールとテープでタンスを作ります。 格助詞 - で 4. 原因・理由を表す。 地震でビルが倒れました。 今日は風邪で休んでいます。 事故で電車が遅れました。 格助詞 - で 5. 根拠を表す。 声である程度年齢が分かります。 外見で人を判断してはいけませんよ。 成績でグループ分けをします。
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