骨組織

第四章
軟骨・骨と骨発
生
授業内容
軟骨(自学)
骨組織、骨発生(授業)
骨組織
組成 細胞ー骨細胞
細胞間質 大量のカルシウム塩沈着
(骨基質) 膠原線維
無定形物質
骨 骨組織
骨膜
関節軟骨
からなる
一・ 骨組織の微細構造

細胞の成分

細胞間質
(一)細胞間質(骨基質)
有機質 膠原線維95%
無定形基質5%
無機質 全重量の65%に達する
成分はリン灰石(水酸化リン灰
石)
骨層板 膠原線維が平行に配列し
て層板状、間に針状結晶のリン灰石骨塩が長軸
に平行に配列、無定形基質は硬い板状構造、とな
りの骨板の膠原線維は直角に交差配列
间骨板
(二)細胞
四種類 骨原性細胞(Osteogenic cell)
骨芽細胞(Osteoblast)
骨細胞(Osteocyte)
破骨細胞(Osteoclast)
骨小腔;骨細胞を入れる腔
骨層板に沿って規則的に存在
骨小管;骨小腔から放射状に細長い
小管、中に骨細胞の突起がしめる。
1.骨細胞
LM;扁橢円形,多突起
細胞核,扁平
細胞質、弱塩基好性
EM;少量Ly,Gol,Mit,RER.
隣接の骨細胞突起の間にギャップ
結合がある。全体として網工状構成
2.骨原性細胞
LM;楕円形或いは扁平
胞体;小さい
細胞核;卵円形
細胞質;少ない、弱い塩基好性
EM;自由リボゾーム
ミトコンドリアがみられる。
分布;骨膜面
骨内膜面
内層
機能;高い分裂増殖能力ー骨芽細胞二分化
3.骨芽細胞
LM;柱状立方形、小さい突起がある。
骨原細胞から由来
細胞核、大きく丸く,核小体がはっきり
細胞質;強い塩基好性Alpaseが豊富
EM;蛋白質分泌細胞の微細構造
RER,ゴルジ装置が発達、
自由リボゾーム、ミトコンドリアが多い
基質小胞:細胞外の基質へ分泌・放出
小胞 ALPase リン脂質 ATPase カルシウム結晶
類骨質
小胞物質が放出
骨組織になる
機能;(1)線維と基質を合成、分泌
(2)骨成長、再生の際に類骨質を形成
類骨質(Osteoid)
骨芽細胞が骨組織の表面の層にならって
基質と線維を分泌して作って。自己が新しく形成された
基質と線維により埋められる
類骨質を形成し、カルシウムが沈着し、骨組織になる
骨芽細胞ー骨細胞になる
4.破骨細胞
LM;多核、巨体。
細胞質;酸好性
局在:骨組織の破壊吸収部位の凹みにある
EM;ミトコンドリア、ゴルジ装置
ライソゾームが発達、
波状縁;骨組織に接する面にヒダ(微絨毛)
周辺に透明区
細胞質内:微小プィラメント、収縮すると
微小環境を作り
この中にLyの酵素と乳酸を放出
波状縁の基部の細胞質内に一次Ly、
二次Ly
機能;骨の破壊・吸収が行われる。
骨発生(骨化)
骨発生の方式

膜内骨化

軟骨性骨化
(一)膜内骨化
頭蓋骨 鎖骨
胎生早期 間葉細胞が増殖
結合
組織膜
間葉細胞
骨原性細胞
骨芽細胞
石灰化 骨組織
骨細胞
骨化中心
類骨質
骨芽細胞
(二)・軟骨性骨化
長骨・短骨・大部分の不規則骨
軟骨外骨化
軟骨内骨化
1・軟骨外骨化
硝子軟骨のモデル
骨輪
2.軟骨内骨化
(1)一次骨化中心
(2)骨髄腔の形成
骨端
骨髄腔 次の変化がある。
軟骨休止帯
 軟骨増殖帯
 軟骨基質石灰化帯
 骨化帯
(3)二次骨化中心と骨端板の形成
