第20回 流体科学におけるバイオ・医療に関する講演会

第20回
流体科学におけるバイオ・医療に関する講演会
主催:東北大学流体科学研究所ライフサイエンスクラスター
共催:日本機械学会バイオエンジニアリング部門 制御と情報-生体への応用研究会
日本機械学会バイオエンジニアリング部門
脳神経血管内治療に関する医工学連携
研究会
日時:平成 28 年 6 月 15 日(水)17:00~18:00
場所:東北大学 流体科学研究所 1 号館会議室
講演内容:
17:00~17:30 小関 道彦
(信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科 バイオエンジニアリングコース)
「X 線 CT 画像に基づく生体組織の力学解析技術」
昨今の製造現場では CAD データに基づく計算機シミュレーションを援用した効率的なも
のづくりが行われている.この技術を医療に適用することにより,安全安心な診断治療の
実現が期待されている.しかし,設計図の存在しない生体組織を扱う際には解決すべき課
題が多々存在する.本講演では,臨床用 X 線 CT 画像から患者の体内組織の形態情報を抽
出し,そこから構築される解析モデルを使って力学状態を解析する方法について,骨組織
の応力解析技術を中心に研究事例を紹介する.
17:30〜18:00 安西 眸
(東北大学 学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部)
「医療デバイス設計のための形状最適化と CFD」
機械産業,電子情報機器,診断医療と幅広い分野において,様々なデバイスが開発・使
用されている.デバイス開発における開発者の負担増大の問題を解決し,複雑なデバイス
においても開発効率を向上させるために,大規模探索のための最適化手法開発が課題とな
っている.本講演ではこれまでに開発してきた医療デバイス最適化プログラムとその展開
を紹介する.
連絡先:東北大学 流体科学研究所
太田 信
Tel: 022-217-5309
佐藤 岳彦 Tel: 022-217-5320