薬理学PBL 課題22 21門屋 45新谷 69中松 93洪 117良本 67歳男性 処方1 ワーファリン錠(ワルファリンカリウム) 1mg 4.0錠 アロリン錠(アロプリノール) 100mg 1.0錠 オルメテック錠(オルメサルタン メドキソミル) 20mg 1.0錠 アムロジンOD錠(アムロジピン ベシル酸塩) 5mg 1.0錠 1×(朝)食後 処方2 アロチノン錠(アロチノロール 塩酸塩) 10mg 2×(朝夕)食後 処方3 セラスターテープ70(インドメタシン) 10枚/袋 3袋 痛い所 2.0錠 ワーファリンカリウム(商品名:ワーファリン錠) ○特徴 ・代表的な抗血栓・塞栓薬。 ・血栓の予防あるいは進行の抑制を目的に使用する。 ・治療域が狭く、薬剤や食品との相互作用を起こしやすい。 ・遅行性、持続性が強い。 ○効能 血栓塞栓症の治療及び予防。 (静脈血栓症、心筋梗塞、肺塞栓、脳塞栓、緩徐に進行する脳 血栓症など) ワーファリンカリウム(商品名:ワーファリン錠) ○作用機序 ・ビタミンKの作用に拮抗することにより、血液凝固因子のプロ トロンビンの生合成を阻害し、血液凝固を妨げる。 ワーファリンカリウム ワーファリンカリウム(商品名:ワーファリン錠) ○副作用 ・止血しにくくなる。重症化することはまれだが、消化管出血や 脳出血など重篤な出血を起こす危険性がある。 ・肝臓の障害による、倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱、発疹。 ○禁忌および注意事項 ・催奇形性が指摘されており、妊婦に対する投与は禁忌。 ・医薬品との併用によって、作用は増強あるいは減弱。 三環系抗うつ剤により増強、副腎皮質ホルモン剤により減弱。 ・ビタミンKの多い食品(納豆など)の摂取によって、作用は減弱。 アロプリノール(商品名:アロリン錠) ○特徴 ・代表的な尿酸降下薬。 ○効能 痛風や高尿酸血症の治療。 ○作用機序 ・キサンチンオキシダーゼ阻害する アロプリノール アロプリノール(商品名:アロリン錠) ○副作用 ・肝機能障害、腎障害、過敏症など。 ・まれではあるが、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症など 重篤な皮膚病の報告もある。 ○禁忌および注意事項 ・ 腎機能障害の患者や肝疾患の既往歴がある患者は慎重に 投与する。(高齢者を含む) ・免疫抑制薬など、他剤との飲み合わせに注意。 オルメテック錠 (1) 《薬品説明》 ・主成分オルメサルタンメドキソミルの白色錠剤で、 アンジオテンシンⅡ拮抗薬(ARB)の一つ。 ・高血圧治療薬として用いられるほか、心臓病(心不 全など)や腎臓病(腎硬化症、糖尿病性腎症など) にも有効。 ・副作用が比較的少なく、長期使用に向いている。 ・持続性があり、一日一回の服用で済む利点。 ・最初は少量で始めて少しずつ量を増やしていく。 オルメテック錠 (2) 《作用機序》 ①錠剤を経口投与 ↓ ②オルメサルタンに変換 ↓ ③アンジオテンシンⅡタイプ1受容体に作用 ↓ ④アンジオテンシンⅡの結合を競合的に阻害 ↓ ⑤アンジオテンシンⅡの血管収縮反応を抑制 ↓ ⑥血圧降下 オルメテック錠 (3) 《副作用》 ・だるさ、めまい、頭痛などがあるが、徐々に慣れるため、 問題ない。 ・類似役のACE阻害薬にみられる「咳」もほとんどない。 《要・注意》 ・虚血性の腎臓病がある人 ・高カリウム血症 ・他の降圧薬や利尿薬との併用 《禁忌》 ・妊婦 アムロジンOD錠 (1) 《薬品説明》 ・主成分アムロジピンベシル酸塩の淡黄色錠剤 で、カルシウム拮抗薬の一つ。 ・高血圧症、狭心症の治療に有効。 ・高血圧治療の第一選択薬。 ・ゆっくりと効きはじめ、作用時間が長い。 ・予後改善効果も。 アムロジンOD錠 (2) 《作用機序》 ①心筋や血管平滑筋の細胞膜における Ca²⁺チャネルに作用 ↓ ②細胞内へのCa²⁺流入抑制 ↓ ③心筋における収縮力の抑制、酸素需要の低下、 心拍出量低下。 血管平滑筋弛緩による血管拡張 ↓ ④血圧降下 アムロジンOD錠 (3) 《副作用》 ・顔のむくみ、ほてり ・めまい、頭痛、動悸 ・発疹、蕁麻疹、関節痛 ・歯肉肥厚 ※重篤なものはほとんどない。 など 《要・注意》 ・他の降圧薬や利尿薬との併用 ・肝臓や腎臓に重い病気がある人 ・高齢者は副作用が出やすい ・グレープフルーツを食べない 《禁忌》 ・特にないが、持病やアレルギーを持つ人、妊婦などは一度 医師の診断を受けるべき アロチノン錠 アロチノロール 塩酸塩 ジェネリック医薬品 効能: 高血圧・狭心症・不整脈・手のふるえ α・β遮断薬で、αとβの効力比は1:8 β1非選択→心臓の他に気管支などにも作用しやす い ISA (-) 作用機序 α遮断作用 血管にあるα受容体を遮断して血管拡張 →血圧が下がる(末梢血管抵抗↓) β遮断作用 心臓にあるβ受容体を遮断して拍動を抑える →脈が落ちつき血圧が下がる 副作用・禁忌 副作用 心不全・房室ブロック・洞房ブロック・洞不全症候群 徐脈・喘息発作 (重篤なものは稀) 低血圧・めまい・立ちくらみ 禁忌 高度徐脈、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス 気管支喘息、気管支痙攣 心原性ショック 肺高血圧による右心不全 欝血性心不全 未治療の褐色細胞腫のある患者 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 本剤への過敏症のある患者 セラスターテープ70 インドメタシン ジェネリック医薬品 効能: 鎮痛・消炎 貼り薬 →血中に吸収されない NSAID 作用機序 アラキドン酸カスケードにおけるCOXを阻害することに よりプロスタグランジン類の生成を抑制 副作用・禁忌 副作用 皮膚そう痒・発赤・発疹・かぶれ・皮膚ヒリヒリ感 皮膚腫脹 禁忌 インドメタシン製剤に対して過敏症のある患者 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘 息発作の誘発)のある患者 (妊婦) 慎重投与 気管支喘息のある患者 この患者さん(67歳男性)の疾患は… 痛風および高血圧症 です。 発表は以上です。質問があればお願いしま す。
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