民間団体による地域の絆づくり事業補助金交付要綱

民間団体による地域の絆づくり事業補助金交付要綱
平成24年9月18日
福祉保健部福祉保健課
(趣旨)
第1条 県は、自殺のない、生きる喜びを実感できる社会を構築するため、県民一人ひとり
が主役となる地域の「絆」づくりに向け、地域の実情に応じた自殺予防活動に自発的に取
り組む民間団体に対し、予算の範囲内において補助金を交付するものとする。交付につい
ては、補助金等の交付に関する規則(昭和39年宮崎県規則第49号。以下「規則」とい
う。)に定めるもののほか、この要綱に定めるところによる。
(補助対象者の要件)
第2条 前条の補助金の交付対象者は、次のすべての要件を満たす団体とする。
(1)
目的、組織、代表者、会計監査など団体の運営に必要な事項について定めがあり、か
つ非営利で活動している民間団体であること。
(2)
団体構成員・実働員が複数存在し、自殺対策事業を的確に遂行できると認められる団
体であること。
(3)
県内に事業所を有し、原則として、自殺対策に資する活動実績を1年以上有すること。
ただし、知事が認めた場合はこの限りでない。
(4)
宗教活動、政治活動、選挙活動を目的とする団体又は暴力団員による不当な行為の防
止に関する法律(平成3年法律第 77 号)第2条第2号に規定する暴力団(以下「暴力
団」という。
)ではないこと。
2
前条の補助金の交付の申請を行うことができる者は、県が別に定める募集要項(以下「募
集要項」という。)に定めるところにより審査を受け、選考された団体とする。
3
申請者が次の各号のいずれかに該当する場合は、交付決定を行わないものとする。
(1)
暴力団
(2)
暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員
(3)
暴力団又は前号に掲げる暴力団員と密接な関係を有する者
(4)
県税に未納がある者
(5)
宮崎県内に居住する従業員に対して、地方税法(昭和 25 年法律第 226 号)第 321 条
の3及び各市町村条例に基づく個人住民税の特別徴収を行っていない者又は特別徴収を
開始することを誓約しない者
(補助対象経費及び補助額)
第3条 補助対象経費は別表に定めるとおりとする。ただし、次に掲げる経費は含まないも
のとする。
(1) 国、地方公共団体が実施する既存の補助制度等により、既に当該事業の全部又は一部
について負担若しくは補助されている経費
(2) 交付対象となる民間団体の運営に要する経費
(3) その他補助することが適当でないと知事が認めた経費
2
補助額は、補助事業の総事業費から寄付金その他の収入額を控除した額と対象経費の実
支出額とを比較していずれか少ない方の額とする。ただし、募集要項に定める手続により
選考された団体からの交付申請額の合計が、県が年度ごとに定める予算の範囲を超える場
合は、当該予算を超える額を、交付申請を行った団体ごとに交付申請額の比率に応じ減じ
た額とする。
3
前項の補助額は、1団体当たり100万円を上限とし、千円未満の端数については切り
捨てるものとする。
(補助条件)
第4条 規則第5条の規定による補助条件は、次のとおりとする。
(1) この補助金に係る経理を他の経理と明確に区分しておくこと。
(2) この補助金に係る収入及び支出を明らかにした帳簿及び証拠書類を整備の上、補助事
業が完了した日の属する年度の終了後5年間保管しておくこと。
(3) 知事の承認を受けて財産を処分することにより収入があった場合には、その収入の全
部又は一部を県に納付すること。
(4) 補助事業により取得し、又は効用の増加した財産については、補助事業完了後におい
ても善良な管理者の注意をもって管理するとともに、その効率的な運用を図ること。
(5) その他規則及びこの要綱の定めに従うこと。
(申請の取下げができる期限)
第5条 規則第8条第1項の規定により申請の取下げのできる期限は、補助金の交付決定の
通知を受領した日から起算して10日を経過した日とする。
(軽微な変更の範囲)
第6条 規則第10条第2項ただし書の規定により知事の定める軽微な変更の範囲は、補助
対象経費の3割を超えない経費の配分の変更とする。
(補助金の交付方法)
第7条 この補助金は、精算払により交付する。ただし、補助対象者が、概算払による交付
を希望する場合であって、補助対象者の資力、事業内容等を勘案し、真にやむを得ないと
認められた場合に限り、交付決定額の7割以内の額を概算払により交付することができる。
(実績報告)
第8条 規則第14条第1項の規定による実績報告は、補助事業実績報告書に次に掲げる書
類を添えて、事業の完了の日から起算して30日を経過した日又は補助金の交付決定のあ
った年度の最終日(土曜日及び日曜日を除く。
)のいずれか早い期日までにしなければなら
ない。
(1) 事業実績書(別記様式第1号)
(2) 経費支出額明細書(別記様式第2号)
(3) 経費精算書(別記様式第3号)
(書類の提出部数等)
第9条 規則及びこの要綱の規定により知事に提出する書類の部数は、それぞれ1部とし、
その様式は規則に定めのあるものを除き、別記に定めるところによる。
附
則
この要綱は、平成24年9月18日から施行し、平成24年度の予算に係る民間団体によ
る地域の絆づくり事業補助金から適用する。
附
則
この要綱は、平成27年6月19日から施行し、平成27年度の予算に係る民間団体によ
る地域の絆づくり事業補助金から適用する。
別表
事業区分及び内容
対象経費
相談支援体制の強化を図るための次に掲げる事業(電話相
談を含む。)
①関係行政機関や医療機関等と幅広く連携し、弁護士や保
健師等の専門家を活用して、自殺の社会的要因である失
業、倒産、多重債務問題等に対する生活相談や、心の健
相談支援事業
康等の健康要因に関する相談会の実施
②相談窓口の設置・充実、相談員向け研修等
③「集いの場」や「傾聴サロン」等の運営や、自死遺族のた
めの分かち合いの会運営等の支援
相談支援事業の実施に
必要な報償費、賃金、
旅費、需用費、役務費、
使用料及び賃借料、備
品購入費その他県が必
要と認める経費
④その他相談支援体制の強化を図るための事業であって
県が適当と認める事業
自殺対策に関わる多様な分野に携わる人材を養成するた
めの次に掲げる事業
①自殺の危険性の高い人を早期に発見し、適切な対応を行
うための人材養成を担う指導員の養成や、その指導員が
人材養成事業
講師となって行うゲートキーパー養成研修会の実施
②自殺防止のための地域の絆づくり(「声かけ・見守り運動」
「集いの場・サロン運営」等)を担う人材の養成等
③その他自殺対策に関わる多様な分野に携わる人材を養
成するための事業であって県が適当と認める事業
人材養成事業の実施に
必要な報償費、賃金、
旅費、需用費、役務費、
使用料及び賃借料、備
品購入費その他県が必
要と認める経費