PDFダウンロード - ピクテ投信投資顧問株式会社

「投信新世代」のための基礎知識
Vol.6
ご参考資料
ご参考資料
インデックス運用とアクティブ運用のちがい⑥
●特定の指数と連動した投資成果や、特定の指数を上回る投資成果を目指す、以外の運用に対する
ニーズもある
●リスクを抑えて投資するものや、割⾼銘柄や低流動性銘柄を除外して投資するもの、などの運用を
⾏うファンドのリターンを、特定期間の特定指数のリターンと⽐較することは適切か
指数を上回る投資成果を目指さない運用
前回、「指数を上回る投資成果を目指す運用」についてお話ししました。今回は、「指数を上回る投資成果を
目指さない運用」についてご説明します。
「アクティブ運用」には、 「指数を上回る投資成果を目指す運用」だけではなく、特定の指数を上回る投資
成果を目指さない運用もあります。⾔い換えれば、「特定の指数を上回る投資成果を目指す」以外の目的を掲
げる運用とも⾔えます。
例えば、⽇本の株式に投資する場合、投資家のニーズとしてあるのは 「TOPIX配当込み株価指数」 に連動し
た投資成果か、上回る投資成果のどちらかだけでしょうか。「変動幅の小さい銘柄を選び、リスクを抑えて⽇
本の株式に投資する」、「今後の成⻑分野と考えられる企業群に限定して⽇本の株式に投資する」、「破綻懸
念のある、財務体質に問題のある企業群は外して、⽇本の株式に投資する」、「サステナビリティを重視した
経営を⾏う企業を選んで⽇本の株式に投資する」、「特定のテーマに該当する企業群に限定して⽇本の株式に
投資する」、「ESG*で選んだ⽇本の株式に投資する」、「割⾼な銘柄や流動性の低い銘柄を除外して⽇本の
株式に投資する」、こうした投資に対するニーズも存在するはずです。
*ESG:Environmental(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字をとったもので、企業がこれら
の課題に適切に配慮・対応すること、また、そのことを評価して投資すること
あるいは、様々な国の国債に分散投資をする場合に、時価総額でウェイト付けされた配分ではなく、「政府財
政の健全性でウェイト付けした配分で投資する」、「リスクと利回りのバランスでウェイト付けした配分で投
資する」、「債券の投資魅⼒と通貨の投資魅⼒で別々にスコアリングした結果にもとづいた配分で投資する」、
こうした債券投資に対するニーズもあるのではないでしょうか。
十把一絡げに特定の指数と特定の期間のリターンを⽐較するのは適切か
こうしたニーズにこたえる運用を⾏うファンドにとって重要なのは、時価総額加重平均や代表銘柄の単純平均
で算出された「市場平均」を上回る投資成果をあげることではありません。また、それらのファンドに投資す
る投資家にとっても同様でしょう。
にもかかわらず、こうした運用を⾏うファンドも「指数を上回る投資成果を目指す運用を⾏うアクティブファ
ンド」と同じように扱うのは適切でしょうか。あるいは過去半年、過去3年、といった特定期間のリターンを
単純⽐較したり、特定の指数のリターンを上回っているかどうかで「優れているか否か」を判断するのは適切
でしょうか。
「アクティブ運用」に分類されるファンドの中にはこうした「指数を上回る投資成果を目指さない運用」も存
在しますし、そうした様々なニーズに応えるファンドが増えてきています。その価値は特定期間の単純なリ
ターン⽐較で優劣を断じることができるものではないのではないでしょうか。⼤切なことは、各投資家が自分
の考え方に合ったものを選ぶ、ということです。
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市
場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成⽇現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預⾦等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預⾦や保険契約と異なり、預⾦保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録⾦融機関でご購⼊いただいた投資信託は、投資者保護基⾦の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助⾔を構成するものではありません。
(1/1)
「投信新世代」のための基礎知識
Vol.6
ご参考資料
ご参考資料
インデックス運用とアクティブ運用のちがい⑥
「iInfo」はピクテのインターネット専用「iTrust」シリーズの
受益者のみなさまにご提供する会員限定サービスです。
ピクテのiInfoには投資家のみなさまの、
「プロ並みのファンドや市場環境の情報がほしい」
「投資に役⽴つ知識を⾃分のペースで学びたい」
…というご要望を満たす様々な情報をご用意しております。
具体的には、iTrustシリーズのバリュエーションレポートやピクテの短
期・⻑期の投資環境⾒通しを紹介した戦略レポート「Barometer」
「Secular Outlook」、投資の基本をやさしく学べる「BASE VIDEO &
TEXT」、コラム「投信新世代のための基礎知識」など、様々なコンテ
ンツが用意されています。
iInfo詳細はこちら
https://www.pictet.co.jp/itrust/iinfo
iInfo
(「iInfo」で検索してください)
iInfo by Pictet Facebookページのご紹介
iInfoのFacebookページができました!
ここでは、私たちが⽇々取り組んでいることや、
みなさまのお役に⽴てそうなことなど、
様々な情報をお届けしてまいります。
iInfo by Pictet Facebookページ
https://m.facebook.com/iinfo.pictet.jp/
iInfo
(Facebookで「iInfo」
と検索してください)
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市
場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成⽇現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預⾦等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預⾦や保険契約と異なり、預⾦保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録⾦融機関でご購⼊いただいた投資信託は、投資者保護基⾦の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助⾔を構成するものではありません。
(2/2)