伊丹市耐震改修促進計画(案)概要版(PDF:1003.9KB)

伊丹市耐震改修促進計画(案) 概要
第1章
耐震改修促進計画について
(1)計画及び策定の趣旨
(3)実施施策の状況
旧計画に基づき、様々な施策を実施しています。主な施策とその実施状況は以下のとおりです。
東日本大震災や熊本地震を含め、多くの地震が全国で発生し、今後も南海トラフ地震や内陸活断層
施策実施状況
地震の発生の切迫性が指摘されていますことから、これまで以上に耐震化を進めるため国は、平成 25
簡易耐震診断の推進及び耐震改修の促進
年 11 月 25 日に耐震改修促進法を、平成 28 年 3 月 25 日に国土交通省告示第 184 号(平成 18 年 1 月 25
簡易耐震診断(平成 12 年度~市事業)
日)の「建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的な方針」(以下、「国の基本方針」
という。
)を改正し、新たな目標を定めました。
これを受けまして本市におきましても、国の基本方針や平成 28 年 3 月に改定された「兵庫県耐震改
修促進計画」との整合性を図りながら、引き続き建築物の耐震化の促進を計画的に進める必要がありま
すことから、本計画案として策定します。
住
宅
(2)計画の位置付け
建替工事(平成 27 年度~市事業)
5戸
防災ベッド等設置(平成 27 年度~市事業)
0戸
県補助事業による耐震改修工事(平成 15 年度~県事業)
耐震化フォーラム
また、本計画は地震災害に備えることを目的とした、建築物の防災・減災対策を推進するための計画
講演会(計 6 回)
延べ 280 人
個別相談会(計 6 回)
延べ 111 組
地域防災訓練での啓発(計 2 回)
であり、本市の関連計画(伊丹市総合計画・伊丹創生総合戦略・伊丹市地域防災計画・伊丹市公共施設
延べ 261 人
ホームページ及び広報紙による啓発を実施
再配置基本計画・伊丹市住生活基本計画)との整合を図り定めます。
(3)計画の期間等
第2章 建築物の耐震化の現状及び課題
(1)住宅の耐震化率の現状
住宅の耐震化率は、平成 27 年度に 91%とする旧計画の目標に対し、平成 25 年度時点で全国値より
も高い水準である 89.9%となっています。平成 20 年度から平成 25 年度の推移が平成 27 年度まで継続
していると仮定しますと、概ね目標を達成しています。
[住宅の耐震化率(平成 25 年度)]
項目
本市
住宅総数
82.0 千戸
耐震性のない住宅数
8.3 千戸
国
県
平成 25 年度の耐震化率
89.9%
82%
85.4%
(平成25年度推計) (平成25年度推計)
(住宅・土地統計調査より推計)
(2)多数利用建築物の耐震化率の現状
耐震改修促進法第 14 条第1号に規定する多数の者が利用する建築物(以下、「多数利用建築物」と
いう。)の耐震化率は、平成 27 年度に 90%とする旧計画の目標に対し、平成 27 年度時点で 79.8%と
なっており、目標を達成できませんでした。
[多数利用建築物の耐震化率(平成 27 年度)]
項目
本市
多数利用建築物総数
911 棟
耐震性のない多数利用建築物数
184 棟
国
県
平成 27 年度の耐震化率
79.8%
85%
86.6%
(平
成27年
度推計)
(平
成25年
度
推
計
)
(各施設へのアンケート調査等から推計)
(60 戸)
地震に対する安全性の向上に関する啓発及び知識の普及(平成 22 年度~)
耐震改修促進計画に基づき定めます。
2)本計画の対象となる建築物は、昭和 56 年 5 月 31 日以前に工事着手した建築物とします。
187 戸
(内、市事業上乗補助(平成 25 年度~市事業))
本計画は、耐震改修促進法第 6 条第1項の規定により定められるもので、国の基本方針及び兵庫県
1)本計画の期間は、平成 28 年度から平成 37 年度までの 10 年間とします。
なお、社会情勢の変化や事業の進捗状況等を勘案し,中間の 5 年目に当たる平成 32 年度に進捗状況
を検証し、必要に応じて見直します。
3,505 戸
公共建築物の耐震化
多
数
利
用
建
築
物
防災センター設置(旧図書館の耐震化)(平成 24 年度)
市立学校園施設の耐震化完了(平成 25 年度)
市立保育所の耐震化完了(平成 27 年度)
民間建築物の耐震化
耐震化フォーラムにおいて、啓発活動を実施
耐震化の実態把握のためのアンケート調査等を実施
県事業等の促進
そ
の
他
兵庫県住宅再建共済制度の加入促進
被災建築物応急危険度判定士取得促進
安全・安心リフォームアドバイザー派遣の促進
(平成 27 年度末現在)
(4)実施施策の課題
1)住宅の課題
・耐震化に関する補助事業の周知
・耐震化に関する知識等の周知
・耐震化に関する費用の負担
2)多数利用建築物の課題
・所有者等の耐震化意識の向上
・耐震化に関する技術的知識等の周知
・耐震化に関する費用及び労力の負担
第3章 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標
(1)住宅の耐震化率の目標
兵庫県耐震改修促進計画において、南海トラフ地震等の被害軽減のため、平成 37 年度の耐震化率を
97%に設定しています。これを受け、非常に高い目標値でありますが、被害軽減に向け時間を掛けて
も達成することが望ましいため、本計画においても県計画と同様、平成 37 年度で耐震化率 97%を目指
します。
現状(平成 25 年度)
目標(平成 37 年度)
総数
総数 82.0 千戸
住
82.0 千戸
耐震性あり
79.6 千戸
(97%)
耐震性あり
73.7 千戸
(89.9%)
宅
耐震性なし
8.3 千戸(10.1%)
5.9 千戸の減
耐震改修等、自然減少
耐震性なし
2.4 千戸(3%)
(2)多数利用建築物の耐震化率の目標
南海トラフ地震等の被害軽減と災害対策初動期の機能確保のため、多数利用建築物の一層の耐震化が
必要です。このため、住宅と同じく非常に高い目標値でありますが、被害軽減に向け時間を掛けても達
成することが望ましいため、本計画においても県計画と同様、平成 37 年度で耐震化率 97%を目指しま
す。
目標(平成 37 年度)
総数 911棟
多
数
利
用
建
築
物
総数
耐震性なし
184 棟(20.2%)
157 棟の減
耐震改修等、自然減少
(建替や滅失)による
第4章
第7章
建築基準法等の所管部局との連携
第8章 その他の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進に関し必要な事項
(1)地震発生時に通行を確保すべき道路
(2)その他の安全対策等の実施
(3)被災建築物応急危険度判定体制の整備
(4)兵庫県住宅再建共済制度の普及啓発
(5)兵庫県住宅耐震改修工事利子補給事業の普及啓発
パブリックコメント実施内容
耐震性なし
27 棟 (3%)
耐震化に向けた基本的な取組方針
基 本 的 な 取 組 方 針
建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策(第 5 章)
建築物の地震に対する安全性の向上に関する啓発及び知識の普及
(第 6 章)
住宅・多数利用建築物の耐震化の促進
(2)多数利用建築物の地震に対する安全性の向上への取り組み
・民間多数利用建築物について
・公共多数利用建築物について
911棟
耐震性あり
884 棟
(97%)
耐震性あり
727 棟
(79.8%)
第6章 建築物の地震に対する安全性の向上に関する啓発及び知識の普及
(1)住宅の地震に対する安全性の向上への取り組み
・意識向上のための知識の普及
・補助事業の周知・啓発
・耐震改修工事に関する周知・啓発
・校区毎等への周知・啓発
(1)建築基準法の所管部局との連携
(2)県内所管行政庁との連携
(建替や滅失)による
現状(平成 27 年度)
第5章 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策
(1)住宅に関する耐震化に向けた施策 (2)多数利用建築物に関する耐震化に向けた施策
・窓口の設置
・窓口の設置
・耐震化フォーラムの開催
・所有者等のアンケート調査等の実施
・伊丹市簡易耐震診断推進事業の実施
・公共建築物への取り組み
・伊丹市住宅耐震化促進事業の実施
伊丹市耐震改修促進計画(案)をよりよいものにしていくために、下記の要領でみなさんからのご意見を募集します。
■伊丹市耐震改修促進計画(案)を見る・手に入れる方法
①インターネットで→伊丹市建築指導課ホームページからダウンロードできます。
http://www.city.itami.lg.jp/から「組織から探す」→「都市活力部」→「建築指導課」→「耐震改修促進計画
について」のページへ
②窓口で→下記の場所で見ることができます。(土日、祝日及び各施設の閉庁時を除く。)
市役所6階建築指導課及び 1 階まちづくり推進課、防災センター(市役所東館)1階⾏政資料コーナー、各支所・
分室、消費生活センター、市民まちづくりプラザ、人権啓発センター「ふらっと」、図書館「ことば蔵」
■意見を提出する方法
平成28年7月1日(金)から平成28年8月1日(月)の間に、各閲覧場所に郵送、FAX、電子申請で提出し
てください。(様式は問いません)
※ご注意: ①題名に「伊丹市耐震改修促進計画(案)への意見」とご記入ください。
②伊丹市域以外に居住されている方は、住所、氏名のほかに勤務先及び通学先をご記入ください。
(住所、氏名等の個人情報については公表されるものではありません。又、収集した個人情報は、適
正に管理を行い、今回の目的以外に使用いたしません。)
【意見提出先・問い合せ先】
〒664-8503 伊丹市千僧1-1 伊丹市都市活力部建築指導課(特定施策G)
TEL: 072-784-8065 FAX: 072-784-8145 E-mail: [email protected]