日本学術振興会ワシントン研究連絡センター NIH、ゲノム研究・情報利用による倫理・司法・社会的問題に関する研究 4 件 に対して 4 年間に亘り総額約 1,500 万ドルを助成(5 月 17 日) 国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は 5 月 17 日、ゲ ノム研究の進歩とゲノム情報の入手可能性増加によって生じた倫理・司法・社 会的問題に関する研究を支援するために、NIH 傘下機関である国立ヒトゲノ ム研究所(National Human Genome Research Institute:NHGRI)の「倫 理・司法・社会関連事項研究センター・オブ・エクセレンス(Centers of Excellence in Ethical, Legal and Social Implications Research:CEER)」プ ログラムを通して、研究プロジェクト 4 件に対し、4 年間に亘り総額約 1,500 万ドルを助成することを明らかにした。 これらの研究プロジェクトは、①ジョンズホプキンス大学(Johns Hopkins University、メリーランド州)が主導する、感染症予防・治療における倫理・ 司法・社会的問題に関する研究(助成額:415 万 5,172 ドル)、②バンダービ ルト大学医学部(Vanderbilt University School of Medicine、テネシー州)が 主導する、ゲノム情報プライバシーに関する研究(助成額:401 万 2,641 ドル)、 ③ユタ大学(University of Utah)が主導する、出産前・新生児ゲノム試験結 果のコミュニケーションに関する研究(助成額:388 万 1,732 ドル)、④オク ラホマ大学(University of Oklahoma)が主導する、米国先住民・アラスカ原 住民コミュニティにおいてゲノミクスが与える影響に関する研究(助成額: 361 万 1,308 ドル)、の 4 件で、ゲノム情報の利用を検証する。 National Institutes of Health, NIH funds new studies on ethical, legal and social impact of genomic information https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-funds-new-studies-ethi cal-legal-social-impact-genomic-information
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