日本学術振興会ワシントン研究連絡センター NIH と NIMHD、マイノリティ集団における外科治療とアウトカムの格差に関する 理解と対応改善のための研究支援を目的としたイニシアティブを立ち上げ (4 月 18 日) 国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は 4 月 18 日、NIH と NIH 傘下機関の国立マイノリティ健康格差研究所(National Institute on Minority Health and Health Disparities:NIMHD)が、マイノリティ集団における外科治 療とアウトカムの格差に関する理解と対応改善のための研究支援を目的としたイニ シアティブを立ち上げたことを明らかにした。 この新規外科治療格差研究プログラムは、複数の NIH 研究所・センター間及び、 医療ケア研究・品質局(Agency for Healthcare Research and Quality:AHRQ) との協力の下で実施される。 本イニシアティブは、米国マイノリティ医療・医療格差諮問委員会(National Advisory Council on Minority Health and Health Disparities)から承認され、外 科医療と転帰に見られる格差の理解と対応のために 2 つの助成機会を提供する。ま た、同イニシアティブは、米国外科学会(American College of Surgeons:ACS) 及びその関連研究機関による外科治療のアクセス・質・安全性の改善に向けた取り 組みを基盤としている。 外科治療格差研究のために ACS が特定した包括的優先事項は以下の通り。 • 文化に配慮した適切な治療手段と格差解消のための努力に対する評価を医師 に提供することにより、患者と医師とのコミュニケーションを改善。 • 患者教育、健康に関する知識・意思決定の共有を最適化する技術の使用、こ れらの技術の普及。外科治療格差縮小の取組みに関する評価を通して、関与と コミュニティ・アウトリーチを促進。 • マイノリティの外科・外傷患者の割合の高い施設における医療ケアの改善。 • 傷害及び疾病の重篤な期間内での緊急介入及びリハビリ支援による機能のア ウトカム及び患者が定義する医療ケアの質の認識への長期的効果に関する評価。 • 手術後及び負傷後の回復に対する期待を特定することにより、患者を中心と した対応の改善。 National Institutes of Health, NIH launches research program to reduce health disparities in surgical outcomes https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-launches-research-programreduce-health-disparities-surgical-outcomes
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