平成28年6月(第2回)定例会 総務財政委員会委員長報告 ただいま議題となりました議案第48号宇部市税賦課徴収条例等の 一 部 を 改 正 す る 条 例 制 定 の 件 外 4 件 に つ い て 、付 託 さ れ ま し た 総 務 財 政 委員会の審査の結果及び審査の概要を報告いたします。 ま ず 、審 査 の 結 果 で あ り ま す が 、議 案 第 4 9 号 及 び 報 告 第 2 号 か ら 第 4 号 ま で に つ い て は 全 会 一 致 を も っ て 、議 案 第 4 8 号 に つ い て は 賛 成 多 数 を も っ て 、本 日 お 手 元 に 配 付 の 委 員 会 審 査 報 告 書 に 記 載 の と お り 決 定 いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 ま ず 、議 案 第 4 8 号 宇 部 市 税 賦 課 徴 収 条 例 等 の 一 部 を 改 正 す る 条 例 制 定の件であります。 こ れ は 、地 方 税 法 の 一 部 改 正 等 に 伴 い 、固 定 資 産 税 の わ が ま ち 特 例 制 度 の 導 入 及 び 延 長 、軽 自 動 車 税 の 環 境 性 能 割 の 創 設 そ の 他 所 要 の 整 備 を 行うものです。 それでは、本案に対する質疑の主なものを申し上げます。 ま ず 、地 方 法 人 税 が 引 き 上 げ ら れ 、法 人 市 民 税 の 法 人 税 割 の 制 限 税 率 が 引 き 下 げ ら れ る こ と に よ る 法 人 の 負 担 と 、本 市 の 税 収 が 受 け る 影 響 に つ い て た だ し た と こ ろ 、法 人 の 負 担 に つ い て は 、法 人 市 民 税 と 地 方 法 人 税 の 兼 ね 合 い で 、法 人 市 民 税 の 税 率 は 県 と 市 を あ わ せ て 5 .9 % の マ イ ナ ス と な り 、そ れ が そ の ま ま 国 税 で あ る 地 方 法 人 税 の 税 率 5 .9 % ア ッ プ と な る 。全 体 と し て 、国 、地 方 の 法 人 の 実 効 税 率 で は 、国 の 資 料 に よ る と 、平 成 2 7 年 度 は 実 効 税 率 3 2 .1 1 % 、平 成 2 8 年 度 、平 成 2 9 年 度 は 2 9 .9 7 % 、平 成 3 0 年 度 は 2 9 .7 4 % と 示 さ れ て お り 、法 人の実効税率は抑えられている。 本 市 の 影 響 に つ い て は 、法 人 税 率 の 引 き 下 げ が 、平 成 2 9 年 4 月 1 日 以 降 に 開 始 す る 事 業 年 度 か ら 適 用 と な る た め 、平 成 3 0 年 度 以 降 の 法 人 市 民 税 に 影 響 が あ り 、平 成 3 0 年 度 の 法 人 税 割 は 平 成 2 8 年 度 当 初 と 比 較 し て 、約 5 億 1 ,0 0 0 万 円 の 減 収 に な る と 試 算 し て い る と の こ と で した。 1 次 に 、法 人 税 割 の 税 率 の 引 き 下 げ に よ っ て 減 収 と な る と の こ と で あ る が 、国 税 と し て 集 め ら れ た も の が 交 付 税 と し て 交 付 さ れ る の か た だ し た と こ ろ 、減 収 と な っ た 法 人 税 割 は 国 税 と し て 集 め ら れ 、そ の 全 額 を 交 付 税 の 原 資 と し て 、地 方 に 配 分 す る 制 度 設 計 が な さ れ て い る と の こ と で し た。 次 に 、自 動 車 取 得 税 に よ る 税 収 と 環 境 性 能 割 を 取 り 入 れ た 税 収 の 増 減 に つ い て た だ し た と こ ろ 、国 全 体 で は 約 2 0 0 億 円 減 収 の 8 9 0 億 円 を 見 込 ん で い る 。自 動 車 取 得 税 か ら 環 境 性 能 割 に な る こ と で 減 収 と な る が 、 消 費 者 に と っ て は 負 担 減 、ま た 環 境 性 能 に 優 れ た 自 動 車 の 普 及 促 進 と い う考えのもとで制度設計がなされているとのことでした。 次 に 、軽 自 動 車 税 に 係 る グ リ ー ン 化 特 例 の 実 績 に つ い て た だ し た と こ ろ 、平 成 2 8 年 度 に 環 境 負 荷 に 応 じ て 税 率 を 軽 課 す る グ リ ー ン 化 特 例 が 適用となる軽自動車の購入台数は約2,500台、軽減した税額は約 1,000万円であるとのことでありました。 次 に 、従 来 の 医 療 費 控 除 と 特 定 一 般 用 医 薬 品 等 購 入 費 を 支 払 っ た 場 合 の医療費控除の特例であるスイッチOTC薬控除の併用はできないの か た だ し た と こ ろ 、今 回 の 改 正 で は 、従 来 の 医 療 費 控 除 と の 併 用 は で き ないと定められているとのことでありました。 以 上 の よ う な 質 疑 の 後 、採 決 の 結 果 、冒 頭 申 し 上 げ ま し た と お り 、賛 成多数をもって可決すべきものと決定いたしました。 次 に 、議 案 第 4 9 号 宇 部 市 都 市 計 画 税 賦 課 徴 収 条 例 中 一 部 改 正 の 件 で あります。 こ れ は 、地 方 税 法 の 一 部 改 正 等 に 伴 い 、都 市 計 画 税 の わ が ま ち 特 例 制 度の導入及び延長その他所要の整備を行うものです。 それでは、本案に対する質疑の主なものを申し上げます。 ま ず 、公 共 施 設 等 の 用 に 供 す る 家 屋 に 係 る 都 市 計 画 税 の 課 税 標 準 の 特 例 措 置 の 適 用 に つ い て 、具 体 的 に ど の よ う な ケ ー ス が あ る の か た だ し た と こ ろ 、都 市 再 生 特 別 措 置 法 に 基 づ き 、認 定 誘 導 事 業 者 が 整 備 し た 公 共 2 施 設 の 用 に 供 す る 家 屋 と な っ て い る が 、具 体 的 な 対 象 資 産 と し て は 、公 園や広場、緑化施設、通路等と規定されているとのことでした。 次 に 、こ れ ま で に も 認 定 誘 導 事 業 者 が 整 備 し た ケ ー ス が あ る の か た だ し た と こ ろ 、現 時 点 で は 、本 市 で 認 定 誘 導 事 業 者 は 指 定 さ れ て い な い が 、 指定には立地適正化計画に記載された都市機能誘導区域においてとい う 前 提 条 件 が あ る 。従 っ て 、現 在 、本 市 で は 立 地 適 正 化 計 画 を 策 定 中 で あ り 、策 定 後 に 適 用 と な る 可 能 性 が 想 定 さ れ る こ と か ら 、即 対 応 で き る よう条項を設けたものであるとのことでした。 以 上 の よ う な 質 疑 の 後 、採 決 の 結 果 、冒 頭 申 し 上 げ ま し た と お り 、全 会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。 以上が、本委員会における審査の概要であります。 そ の 他 の 議 案 に つ き ま し て は 、本 席 か ら 特 に 御 説 明 申 し 上 げ る 事 項 は ありません。 よ ろ し く 御 審 議 く だ さ る よ う お 願 い い た し ま し て 、総 務 財 政 委 員 会 の 報告を終わります。 3
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