一般演題ポスター 遺伝性疾患2 ポスター P

一般演題ポスター 遺伝性疾患2 ポスター
6月18日 11:00〜12:15
ポスター会場 (パシフィコ横浜会議センター 3階 301+302,311~314)
司会
西尾 妙織 司会 (北海道大学病院内科II)
P-182 常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)に対するトルバプタンの治
療効果の検討
演者
小暮 裕太 (虎の門病院腎センター)
星野 純一 (虎の門病院腎センター)
関根 章成 (虎の門病院腎センター)
上野 智敏 (虎の門病院腎センター)
榎本 純也 (虎の門病院腎センター)
水野 裕基 (虎の門病院腎センター)
大島 洋一 (虎の門病院腎センター)
薮内 純子 (虎の門病院腎センター)
川田 真宏 (虎の門病院腎センター)
今福 礼 (虎の門病院腎センター)
平松 里佳子 (虎の門病院腎センター)
長谷川 詠子 (虎の門病院腎センター)
山内 真之 (虎の門病院腎センター)
早見 典子 (虎の門病院腎センター)
諏訪部 達也 (虎の門病院腎センター)
澤 直樹 (虎の門病院腎センター)
乳原 善文 (虎の門病院腎センター)
高市 憲明 (虎の門病院腎センター)
【背景】ADPKDに対するトルバプタンの治療効果に関してはeGFR<60ml/minの症例で,腎サイ
ズ別,腎機能障害進行例での評価が望まれている【方法】トルバプタン開始前と開始後6ヶ月時
での両腎総腎容積(TKV)の変化率,eGFR変化率等を28例(年齢49.9±8.0歳)で検討.【結果
】開始前のeGFRは41.9±15.5ml/min/1.73m2,(Cre 1.42±0.53 mg/dL). TKVの中央値は17
03mL.TKV減少を認めたのは12例.TKV変化率は3.5±8.7%.eGFRの改善は1例のみでeGFR変
化率は-9.9±7.6%.さらにeGFR45ml/min未満症例(16例)と以上症例(12例)間の比較では
有意差はなく,TKV1700ml未満症例(14例)と1700ml以上症例(14例)間の比較でも変化率
の有意差は認めなかった.【結語】治療6ヶ月の段階ではサイズの縮小を認める症例が存在する
も腎機能の改善に至る症例は少なかった.一方で腎サイズと腎機能別での効果には違いはみられ
なかった.
Powered by TCPDF (www.tcpdf.org)