板橋駅前用地(B用地)とJR用地との一体的活用に関する これまでの

まちづくり調査特別委員会
平 成 28 年 6 月 17 日
政策経営部資産活用課
板橋駅前用地(B用地)とJR用地との一体的活用に関する
これまでの取り組みと平成 28 年度の進め方について
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板橋駅前用地(以下、B用地)の概要について
●所 在 地
板橋区板橋一丁目 15 番3
●地
1675.51 ㎡
積
●取 得 日
平成4年 10 月 30 日(区が買い戻すことを前提に板橋区
土地開発公社が先行取得)
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板橋区の基本姿勢とこれまでの取り組みについて
JR用地との一体的活用により、B用地が有するポテンシャルを最大限に活かし、
周辺まちづくりをリードするとともに、区全体への波及効果を高めていく。
(1)B用地とJR用地との一体的活用
① 一体的活用により整備される施設の方向性
これまで、まちづくり調査特別委員会では一体的活用に対する検討状況を報告し、
併せて周辺地域への説明会を開催しながら、いただいた意見を踏まえ、施設整備につ
いて検討を進めてきた。
昨年 12 月8日のまちづくり調査特別委員会には一体的活用の方向性の案を報告し
た。案では区の魅力を発信し、区全体の交流人口・定住人口の増加につなげていく戦
略拠点とし、多世代が集い交流してもらえる場所として整備することで、区の南の玄
関口でにぎわいを創出していくことをめざしていくこととした。
本年 2 月 26 日のまちづくり調査特別委員会では一体的活用の方向性のまとめと活
用案のイメージを報告した。
整備される施設を、子どもから高齢者まで年齢や国籍を問わず集まれる共同の空間
(=コミュニティスペース)としていくため、今後を貫く基本テーマを設定し、一体
的活用の方向性のイメージを以下のようにまとめ、報告してきたところである
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基本テーマ:「知と文化を核とした都市の魅力・ヒューマンコミュニティの創造」
~ 区が誇る文化や産業などのあらゆる魅力を発信し、子どもから高齢者までが年齢や国
籍を問わず集うことのできる『都市の交流空間』の創出 ~
一体的活用の方向性のイメージ
② 周辺まちづくりに資する環境の整備
JR板橋駅の駅前広場については、JR板橋駅の改良工事やB用地とJR用地との
一体的な活用と併せて再整備を図っていく。これにより、まちづくりの機運を高める
とともに、一体的活用により整備される施設の基本テーマの実現に資するよう有機的
な連続性を持たせ、にぎわいの核からさらに周縁へと波及させていくことができる空
間としていく。
また、駅前広場とともに、都営三田線「新板橋駅」や東武東上線「下板橋駅」をつ
なぐ軸となる動線の安全性や快適性、利便性の向上についても併せて検討していく。
これら周辺まちづくりに資する環境整備について検討することにより、B用地とJ
R用地との一体的活用を起点に、板橋駅西口再開発事業検討地区や地域商店街などと
連携し、まち全体の活性化をめざしていく。
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(2)B用地活用に関するこれまでの経過
平成
4年度 板橋区土地開発公社が国際交流会館等の指定用途でB用地を日
本国有鉄道清算事業団より取得
18 年度 国際交流会館等の指定用途の条項削除
26 年度 JR東日本と共同で、B 用地とJR用地の事業可能性に関する調
査委託実施
JR東日本と、覚書を締結(7月)
28 年度 JR東日本と、基本合意書を締結(5月)
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基本合意書の締結
板橋区とJR東日本は、B用地とJR用地との一体開発事業の検討をさらに推進して
いくため基本合意書を締結した。主な内容としては下記のとおりである。
【基本合意書の主な内容】
(目的)
一体開発事業の推進に向けて、相互に協力し都市計画協議や基本計画策定等の検
討や手続きを行う。
(検討期間)
平成29年度早期を目途に、基本計画の策定をめざす。
(検討費用)
板橋区と JR の折半を基本とする。
(検討方針)
以下を検討方針とし、基本計画策定等の検討や手続きを進めていく。
・区は区用地、JR は JR 用地それぞれの所有権を確保する。
・都市の交流空間の創出と多世代定住機能を含む施設整備を検討する。
・多世代定住機能を含む施設整備にあたっては、定期借地権方式の活用を検討する。
・JR用地上の未活用容積をB用地上へ上乗せし活用することを検討する。
・市街地再開発事業などの都市計画手法の活用を検討する。
・板橋口側のバリアフリー設備は本事業と併せて整備することを基本としつつ、
早期供用開始も含めて検討する。
・区が行う板橋口駅前広場の再整備の検討との調整を図る。
・多世代定住機能施設等の整備の推進のため、事業協力者等の活用検討を行う。
(その他)
合意書に定めのない事項等は、その都度協議する。
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平成 28 年度の進め方について
平成 28 年度は、各種法規との整合性の確認や関係機関との協議を進め、建物の
アウトラインなどを定める基本計画作成等のため、JR東日本と共同で調査委託を
行っていく。委託費用は基本合意書に基づき区とJR東日本で折半を基本とし、平
成 28 年度の補正予算で対応する。また、他自治体での公有地活用に関する公民連
携の事例や調査方法を参考にJR東日本と協議しながら「都市の交流空間」の規模
や概要も決定し基本計画に反映していく。
なお、これまでのホール機能を拡充する多目的ホール機能の整備検討にあたり、
機能の一部が類似するハイライフプラザについては、
「都市の交流空間」の検討内容
と整合を図りながら産業振興機能の更なる強化をテーマとして検討していく。
今後も、適宜、進捗状況を区議会や周辺地域に報告し、意見をいただきながら検
討を深めていく。
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参考資料
工事等スケジュール
B用地・板橋口駅舎用地施設
年度
(Ⅱ期工事)
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駅本体・滝野川口施設
(Ⅰ期工事)
●B用地を駅改良工事の工事ヤードとして ●板橋駅改良Ⅰ期(駅本体・滝野川口施設)
JR東日本へ賃貸(7月)
工事着手
●JR東日本と一体的活用に係る基本合意
書を締結(5 月)
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●一体的活用により整備される施設の機能
及び概要の検討
●基本計画作成、事業協力者募集方針検討等
の委託
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●一体的活用により整備される施設の基本 ●滝野川口バリアフリー化工事完了(改札内
計画等を定める基本協定書の締結
エレベーター・エスカレーター供用開始)
●設計着手
●駅業務施設移転後、Ⅰ期工事の進捗に応じ ●滝野川口駅業務施設使用開始
て、速やかにⅡ期工事に着手
完了時期は、今後検討していく施設内
容等により決まる。
●Ⅰ期工事完了
※滝野川口駅ビルは平成 32 年度開業予定
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説明会の開催状況
内容
3月2日(水) 板橋駅近接3町会を対象として委員会報告内容を説明
【時 間】 19 時~20 時 15 分
【会 場】 ハイライフプラザいたばし
【出席者】 一般区民:76 名
【説明者】 政策企画課、資産活用課、拠点整備課
3月 10 日(木) 町会連合会板橋支部町会長会議で委員会報告内容を説明
【時
【会
間】 13 時 30 分~13 時 45 分
場】 板橋地域センター
【出席者】 町会長:10 名
【説明者】 政策企画課
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