「 (仮称)熊取町第4次総合計画」策定支援業務仕様書 第1 業務名 「 (仮称)熊取町第4次総合計画」策定支援業務 第2 目的 本町では、地方自治法に基づき、昭和60年に最初の総合計画を策定し、以降、現行 計画まで2回の改定を行い、行政運営の総合的な指針として、まちづくりの基本的な方 向性を総合計画で示してきた。現在、熊取町第3次総合計画に基づき、 “みんなが主役「や すらぎと健康文化のまち」 ”の実現に向けた施策に取り組んでいるところであるが、同計 画については、平成29年に目標年次を迎える。 本町は、大阪都心部への良好なアクセスと豊かな自然環境に恵まれた“トカイナカ” と呼ぶにふさわしい住環境のもと、また、高い加入率を誇る自治会を核とした、住民や 町内大学等をはじめとする多様な関係者との協働によるまちづくりの取組により、大都 市近郊のベッドタウンとしてまちの魅力を拡充してきた。 しかしながら、我が国における少子高齢化社会の進展と人口減少時代の到来が不可避 の状況にあり、本町においても人口が微減傾向にある中、都市間競争において優位性を 確保するという理念のもと、地域の特長を活かした魅力あるまちづくりが求められる。 そこで、人口減少社会を乗り越え、将来にわたり活力ある地域社会を維持するため、 本町の総合的かつ計画的な行政運営の指針を示し、また、住民にまちづくりの長期的な 展望を示すべく、次期総合計画を策定するものとする。 なお、平成27年10月に策定した「熊取町人口ビジョン」及び「人口減少時代を切 り拓く!くまとり創生戦略」 (熊取町まち・ひと・しごと創生総合戦略)と、今回策定す る次期総合計画においては、整合性を図るものとする。 第3 業務期間 契約締結の日から平成30年3月31日まで 今回の業務は、基本構想(案)及び基本計画(案)の作成等を、28年度及び29年 度の2か年をかけて実施するものである。 第4 業務項目 (1)地域の特性(自然的・社会的特性等)及び現況の調査・分析並びにその結果から みた課題の抽出・整理 (2)社会経済状況の変化からみた課題の抽出・整理 (3)各種の調査結果に基づく、次代のまちづくりの視点、課題等の抽出・整理の精査 (4) 「 (仮称)まちづくり懇話会」の運営補助 (5)基本構想(案)及び基本計画(案)の作成 1 (6) 「総合計画審議会」等の運営補助 (7) 「第1次実施計画・財政計画」の作成 (8)計画書(本編・概要版)の編集・印刷製本 (9)その他関連業務 第5 業務内容 (1)地域の特性(自然的・社会的特性等)及び現況の調査・分析並びにその結果から みた課題の抽出・整理 ・本町の地勢、気候等の詳細な現況調査及びそれに基づく自然的特性の整理 ・既存資料、統計データ等を活用した本町の歴史、人口動態、産業等の現況調査及び それに基づく社会特性の整理 ・上記の特性から導き出される課題の抽出と整理 (2)社会経済状況の変化からみた課題の抽出・整理 ・都市の成熟化、少子高齢化の進行等の社会経済状況の変化や国・大阪府等の動向、 近隣市町など周辺地域における動向を把握・分析し、それらから本町のまちづくり における課題・留意点を抽出し整理する。 (3)各種の調査結果に基づく、次代のまちづくりの視点、課題等の抽出・整理の精査 ・上記(1) (2)の結果から導き出される、今後のまちづくりにおける視点や課題の 抽出と整理 (4) 「 (仮称)まちづくり懇話会」の運営補助 ・第4次総合計画の策定においては、一般公募も含めた幅広い住民の参加による「 (仮 称)まちづくり懇話会」を設け、町(策定委員会(庁内検討組織))が「総合計画審 議会」へ提案(諮問)すべく作成する「基本構想(案) 」の基本的な考え方や骨子等 に対して、町の“将来像”を基軸に、自由に議論・検討し意見交換を行っていただ く予定であるが、その会議の運営補助を行う。具体的には、会議の進め方などのコ ンサルティングや会議内容の整理、さらに最終的な報告書のとりまとめ等を行う。 ※メンバーの人数は、15人程度を予定。 ※会議の開催頻度は、平成28年10月から計3回程度の開催を予定。 (5)基本構想(案)及び基本計画(案)の作成 ・以下の内容で、基本構想(案)及び基本計画(案)を作成する。 ※「総合計画審議会」 、庁内検討組織等における説明資料等の作成を含む。 ①基本構想(案) :28年度 【項目(予定) 】 ・まちの将来像と将来目標の設定 ・まちづくりの方向 ・まちづくりのイメージ(土地利用の方向、拠点のあり方など) 2 等 ②基本計画(案) :28・29年度 【項目(予定) 】 ・教育、文化に関すること ・健康、環境に関すること ・都市基盤、産業振興、安全・安心に関すること ・住民参加、総合的な行政政策に関すること 等 (6) 「総合計画審議会」等の運営補助 ・会議資料の作成、会議への同席及び会議内容のとりまとめなど、審議会の会議運営 の支援を行う。 ①平成28年度:主に基本構想(案)の審議(5回を予定) ②平成29年度:主に基本計画(案)の審議(5回を予定) ③平成28~29年度:総合計画審議会部会 (3部会を設置予定。各部会3回程度の開催を予定(同日での合同開催あり)。 ) (7) 「第1次実施計画・財政計画」の作成 ・平成30年度から平成32年度の3か年を計画期間とする「第1次実施計画・財政 計画」の総括的なとりまとめを行う。具体的には、計画のあり方(計画自体の位置 づけの考え方、計画内容の変更の考え方等)の検討、計画内容の編集及び印刷製本 を行う。 ・なお、 「施策計画書」の集約・とりまとめ→ヒアリング→庁内手続きを町が行う。 (8)計画書(本編・概要版)の編集・印刷製本 ・各手続きを経て決定された基本構想及び基本計画の内容に基づき、第4次総合計画 の計画書(本編及び概要版)を編集し、印刷製本を行う。 第6 成果品 (1)第4次総合計画 計画書本編(A4版、カラー、100頁程度) 500部 (2)第4次総合計画 計画書概要版(A4版、カラー、8頁程度) 18,000部 (3)上記(1) (2)の電子データ一式 1部 (4) 「総合計画審議会」の会議資料 町が指示する部数 (5)庁内検討組織(「総合計画審議会部会」等)の会議資料 町が指示する部数 (6)以下に掲げる成果品に係る電子データ一式 ・地域の特性(自然的・社会的特性等)及び現況の調査・分析報告書 1部 ・次代のまちづくりの視点、課題等の抽出・整理報告書 1部 ・ 「 (仮称)まちづくり懇話会」の会議内容のまとめ 1部 ・ 「第1次実施計画・財政計画」計画書 1部 (7)その他関係資料一式(電子データを含む) 3 ※電子データ一式は、CD-R、DVD-R等の電子媒体による納品とする。 ※電子データ一式は、Word 形式や Excel 形式など一般的に広く使用されているソフトで 作成されたデータであることとし、納品するデータは、編集可能なデータを含むもの とする。 第7 成果品納入場所 熊取町企画部政策企画課 〒590-0495 大阪府泉南郡熊取町野田一丁目1番1号 第8 その他 1 業務における成果品及びデータ等を含むあらゆる制作物について、本町が著作権を 持つものとし、本町が成果品を自由に加工、複写、増刷、成果品を元にしたホーム ページの作成等を行い、これを公表できるものとする。 2 この仕様書に記載されているもののほか、必要事項については、受託事業者と協議 して決定する。 4
© Copyright 2024 ExpyDoc