平成27 年度の個別労働紛争解決制度施行状況について

厚生労働省
Press Release
岩手労働局
【 照 会 先 】
厚生労働省岩手労働局発表
平 成 2 8 年 6 月2 0 日
岩手労働局雇用環境・均等室
室
長
石 原 房 子
労働紛争調整官
渡 辺 幸 輝
(電話)
報道機関各位
019-604-3010
平成 27 年度の個別労働紛争解決制度施行状況について
個別労働紛争の相談件数は過去最多(2,908 件)、相談内容は
「いじめ・嫌がらせ」が3年連続で1千件を超える
く ごたに
岩手労働局(局長 久古谷敏行)では、解雇や職場における「いじめ・嫌がらせ」
をはじめとする個々の労働者と事業主との間の紛争を解決するため、労働局及び各労
働基準監督署内に合計 8 箇所の総合労働相談コーナーを設置して「個別労働紛争解決
制度」を運用していますが、平成 27 年度の状況を取りまとめましたので公表します。
【平成 27 年度の相談、助言・指導、あっせんの概況】
・ 総合労働相談件数
10,599 件(前年度比 4.5%増)
→うち民事上の個別労働紛争相談件数
2,908 件(
〃
4.2%増)
・ 助言・指導申出件数
165 件(
〃
29.9%増)
・ あっせん申請件数
52 件( 〃
13.0%増)
○個別労働紛争の相談件数は過去最多、相談内容は「いじめ・嫌がらせ」が 3 年連続で
1,000 件を超える
個別労働紛争に関する相談は 5 年連続で増加し、過去最多となった。相談内容は、
「いじめ・嫌がらせ」が 1,015 件(26 年度 1,004 件)で、3 年連続で 1,000 件を超え
るとともに、個別労働紛争の相談内容全体の 17.9%を占め、4 年連続トップとなった。
○「助言・指導」の申出件数、「あっせん」の申請件数ともに増加
「助言・指導」※1の申出件数は 165 件と前年度から 29.9%の大幅な増加となった。
申出の内容は「いじめ・嫌がらせ」が最も多かった。27 年度中に「助言・指導」を終
了した 164 件のうち 121 件(73.8%)が解決し、また、手続はほとんどが 10 日以内
に終了している。
「あっせん」※2の申請件数も前年度から 13.0%増加した。申請の内容は「解雇」に
関するものが最も多く、次いで「いじめ・嫌がらせ」が多かった。開催した「あっせ
ん」のうち、17 件が合意解決し、また、手続はほとんどが 2 か月以内に終了してい
る。
なお、「助言・指導」は 10 日以内、「あっせん」は 2 か月以内に手続き終了と、
「簡
易・迅速・無料」という制度の特徴を活かした運用がなされている。
※1「助言・指導」とは、労働者等の申出に基づき労働局長が紛争当事者(相手側)に助言・指導し、解決
を促す制度です。
※2「あっせん」とは、弁護士などの公平・中立な立場にあるあっせん委員が当事者間の話し合いの調整を
行い解決を図る制度です。
1
Ⅰ
相談の状況について
1
総合労働相談件数 < 1 万件前後で高止まり >
総合労働相談件数は 10,599 件で前年度(10,144 件)と比べて 4.5%増加し、
平成 20 年度から高止まりの傾向である(第1図)。
第1図 総合労働相談件数の推移
(件)
11,398
12,000
10,699
9,256
10,342
9,952
9,559
9,787
10,253 10,144 10,599
8,690
8,000
4,000
0
17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度
2
個別労働紛争に関する相談件数と内容
(1)相談件数
< 5 年連続増加で過去最多 >
個別労働紛争に関する相談件数は 2,908 件で、前年度(2,791 件)と比べて 4.2%
増加し、平成 22 年度以後 5 年連続での増加となり過去最多となっている(第2
図)。
第2図 個別労働紛争相談件数の推移
(件)
3,000
2,683
2,699
2,396
2,500
2,000
2,764
2,217
1,973
2,791
2,908
2,479
2,164
1,875
1,500
1,000
500
0
17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度
2
(2)相談の内容
< 「いじめ・嫌がらせ」が最も多くおよそ 2 割を占める >
「いじめ・嫌がらせ」が 1,015 件(17.9%)で最多、次いで「自己都合退職」
が 831 件(14.6%)、
「解雇」が 760 件(13.4%)、「労働条件の引下げ」が 367
件(6.5%)となり、これらの相談で 5 割以上を占めた。(第3図)。
第3図 相談の内容
いじめ・嫌がらせ
1,015件(17.9%)
その他:1,971件(34.7%)
(出向・配置転換、採用内
定取消等)
自己都合退職:831件
(14.6%)
雇止め:127件(2.2%)
賠償:261件(4.6%)
解雇:760件(13.4%)
退職勧奨:347件(6.1%)
労働条件引下げ:367件
(6.5%)
(注) 1 件の相談で複数の内容があった場合は重複計上しており、各内容の総計は相談件数とは一致しない。
(3)主な相談の内容の推移
< 「いじめ・嫌がらせ」が 3 年連続 1,000 件超 >
「いじめ・嫌がらせ」の相談が前年度と比べて増加し、3年連続で 1,000
件を超えている。また、「自己都合退職」の相談も増えており、3年連続で「解
雇」を上回っている(第4図)。
「いじめ・嫌がらせ」の相談が多い要因として、「パワハラ」という言葉が
世の中に浸透し、いじめ・嫌がらせの問題が顕在化してきていることや職場の
いじめや嫌がらせは単なる人間関係のもつれではなく、解決されるべき労働問
題との考え方が広がったことが考えられる。
第4図 主な相談の内容の推移
(件)
1200
いじめ・
嫌がらせ
1000
自己都合退
職
800
解雇
600
労働条件引
下げ
退職勧奨
400
賠償
200
雇止め
0
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
(注) 1 件の相談で複数の内容があった場合は重複計上しており、各内容の総計は相談件数とは一致しない。
3
(4)解雇の相談の内訳
<「普通解雇」、「整理解雇」が前年度より増加 >
平成 27 年度は「普通解雇」及び「整理解雇」が前年より増加し、「懲戒解雇」
が前年よりわずかに減少した。
東日本大震災の影響を受けた平成 23 年度は「整理解雇」の割合が多くなっ
ている(第5図)。
第5図 解雇の相談の内訳
(件)
1000
856
99
800
189
600
760
724
712
634
113
129
123
56
127
66
47
懲戒解雇
整理解雇
普通解雇
70
400
568
555
536
567
25年度
26年度
27年度
441
200
0
23年度
24年度
(5)相談者の属性等 < 紛争当事者は「正社員」が 4 割以上を占める >
労働者からの相談が 2,362 件(81.2%)、事業主からの相談が 264 件(9.1%)、
家族や友人等からの相談が 282 件(9.7%)であった。
また、紛争当事者の労働者側の就労形態を見ると、正社員の相談が 43.7%
(1,270 人)に対し、非正規労働者(パート、期間契約及び派遣労働者等)の
相談は合計 30.4%(885 人)であった(第6図)。
(件)
第6図 紛争当事者の労働者側の就労形態の推移
3000
2500
686
2000
203
143
362
343
455
281
312
207
1500
1,169
(43.6%)
1,166
(43.2%)
391
169
593
969
(44.8%)
1,058
(44.2%)
707
52
73
46
1,341
(52.0%)
1,483
(53.1%)
1,270
(43.7%)
1,049
(42.3%)
1000
500
997
(38.6%)
685
(25.5%)
737
(27.3%)
20年度
21年度
626
(28.9%)
714
(29.8%)
663
(26.7%)
865
(31.0%)
885
(30.4%)
26年度
不明
27年度
0
22年度
23年度
非正規労働者
正社員
4
24年度
25年度
その他(求職者等)
Ⅱ
労働局長による助言・指導及び紛争調整委員会によるあっせんの状況について
1
件数の推移
< 助言・指導、あっせんとも増加 >
助言・指導の申出件数は、制度創設(平成 13 年 10 月)から若干の変動はあるもの
の増加の基調がみられ、平成 27 年度は 165 件で前年度(127 件)と比べて 29.9%増
加し、制度創設以来最も多い件数となった。
また、あっせんの申請件数は 52 件で前年度(46 件)比 13.0%増加した(第 7 図)。
(件)
第7図 助言・指導及びあっせんの件数の推移
180
165
160
145
135
140
127
120
100
80
97
89
87
80
65
72 71
66
58
60
67
55
59
52
52
46
43
34
40
24
20
0
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
あっせん
2
23年度
24年度
25年度
26年度
27年度
助言・指導
助言・指導
(1)事案の内容
< 「いじめ・嫌がらせ」が4年連続で最多 >
助言・指導の事案の内容は、「いじめ・嫌がらせ」が 61 件(30.3%)で4年
連続で最多、次いで「解雇」が 34 件(16.9%)、「その他の労働条件」が 27
件(13.4%)、「自己都合退職」が 21 件(10.4%)となっている(第 8 図)。
第8図 事案の内容
採用内定取消
4件(2.0%)
その他:16件(8.0%)
賠償:4件(2.0%)
いじめ・嫌がらせ:61件
(30.3%)
雇止め:5件(2.5%)
配置転換:6件(3.0%)
労働条件引下げ
8件(4.0%)
退職勧奨:15件(7.5%)
解雇:34件(16.9%)
自己都合退職
21件(10.4%)
その他の労働条件
27件(13.4%)
(注) 1 件の事案で複数の内容の場合は重複計上しており、各項目の総計は助言・指導件数とは一致しない。
5
(2)いじめ・嫌がらせの内訳
< 申出は「在籍労働者」が 9 割を占める >
「いじめ・嫌がらせ」は、「在籍労働者」からの申出が 91.8%(56 件)を占
め、在籍期間中のいじめ・嫌がらせの改善を求めるような助言・指導の申し出
が大半であった。
また、その内容は、名誉毀損、侮辱、ひどい暴言など「精神的な攻撃」によ
るものが 71.2%(52 件)と大半を占め、次いで「無視、仲間外し」が 15.1%
(11 件)、暴行、傷害など「身体的な攻撃」が 8.2%(6 件)、「過大な要求」
が 4.1%(3 件)、「過小な要求」が 1.4%(1 件)であった(第 9 図)。
第9図 いじめ・嫌がらせ内訳
在籍の有無
退職者
5(8.2%)
在籍労働者: 56(91.8%)
派遣労働者:1(1.6%)
雇用形態
期間契約社員
10(16.4%)
パート、アルバイト
15 (24.6%)
正社員:35(57.4%)
過大な要求:3(4.1%)
無視、仲間外し 身体的な攻撃
6(8.2%)
11(15.1%)
精神的な攻撃:52(71.2%)
分 類
過小な要求:1(1.4%)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(注)
「分類」については 1 件の事案で複数の内容の場合は重複計上しております。
(3)制度の利用者について
< ほとんどが労働者からの申し出 >
制度利用の申し出については、事業主からが1件のみと、ほとんどが労働者
からの申し出であった。また、紛争当事者(労働者側)の就労形態を見ると、
「正社員」が 100 人と6割以上を占めた(第 10 図)。
(件)
第10図 紛争当事者の労働者側の就労形態の推移
180
1(0.6%)
160
3(1.8%)
6(4.1%)
140
6(4.4%)
8(6.3%)
120
100
13(13.4%)
3(3.4%)
71
(52.6%)
74
(58.3%)
80
60
43
(44.3%)
43
(49.4%)
40
20
41
(42.3%)
100
(60.6%)
67
(46.2%)
41
(47.1%)
58
(43.0%)
72
(49.7%)
45
(35.4%)
61
(37.0%)
0
22年度
23年度
非正規労働者
24年度
正社員
6
25年度
その他(求職者等)
26年度
不明・未確認
27年度
(4)解決状況等
< 約 7 割が解決し、手続はほとんどが 10 日以内に終了 >
平成 27 年度中に手続を終了した助言・指導件数は 164 件で、そのうち 121
件が解決し、解決率が 73.8%(前年度 76.2%)となった。
また、153 件(93.3%)が 10 日以内に全ての手続が終了している(第 11 図)。
第11図 解決状況等
未解決(一定の改善あり)
24件(14.6%)
解決状況
打切り、取下げ
各1件(0.8%)
解決:121件(73.8%)
未解決(改善なし)
17件(10.4%)
1か月以内:6件(3.7%)
手続期間
10日以内:153件(93.3%)
2か月以内:5件(3.0%)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
※ 助言・指導の解決事例は別添参照
3
あっせん
(1)事案の内容
<「解雇」が 「いじめ・嫌がらせ」を抜き最多 >
あっせんの内容は、
「解雇」が 20 件(29.0%)で最も多く、次いで「いじめ・
嫌がらせ」が 14 件(20.3%)、次いで「労働条件引下げ」が 11 件(15.9%)
となり、これらの合計で全体の7割近くを占めた(第 12 図)。
第12図 事案の内容
その他:8件(11.6%)
(退職勧奨、懲戒処分等)
雇止め:4件(5.8%)
解雇:20件(29.0%)
賠償:5件(7.2%)
その他の労働条件
7件(10.1%)
いじめ・嫌がらせ
14件(20.3%)
労働条件引下げ:11件
(15.9%)
(注) 1 件の事案で複数の内容の場合は重複計上しており、各内容の総計はあっせん件数とは一致しない。
7
(2)いじめ・嫌がらせの内訳
< 申請は「退職者」が 6 割以上を占める >
「いじめ・嫌がらせ」の内訳は、
「退職者」による申請が 64.3%(9 件)を占
め、退職後にいじめ・嫌がらせによる慰謝料等を求めるあっせんが多かった。
また、その内容は、名誉毀損、侮辱、ひどい暴言など「精神的な攻撃」によ
るものが 78.6%(11 件)と多くを占めた(第 13 図)。
第13図 いじめ・嫌がらせの内訳
在籍の有無
退職者:9(64.3%)
在籍労働者:5(35.7%)
パート、アルバイト
1(7.1%)
正社員:11(78.6%)
雇用形態
期間雇用:2(14.2%)
無視、仲間外し:2(14.3%)
分 類
精神的な攻撃:11(78.6%)
個の侵害:1(7.1%)
0%
20%
(3)制度の利用者について
40%
60%
80%
100%
< 正社員が 6 割以上を占める >
紛争当事者の労働者側の就労形態を見ると、「正社員」が 61.5%(32 人)
、
「非正規労働者」が 38.5%(20 人)と、「正社員」が 6 割以上を占めた(第
14 図)。
なお、労働者(退職者を含む。)からの申請が 51 件(98.1%)で事業主から
の申請が 1 件(1.9%)であった。
第14図 紛争当事者の労働者の就労形態の推移
(件)
80
60
30
(50.8%)
40
22
(51.2%)
20
20
(58.8%)
14
(41.2%)
0
22年度
16
(66.7%)
8
(36.3%)
23年度
31
(67.4%)
29
(49.2%)
21
(48.8%)
24年度
25年度
非正規労働者
正社員
8
15
(32.6%)
26年度
32
(61.5%)
20
(38.5%)
27年度
(4)解決状況、処理日数< 68.0%が合意解決、ほとんど 2 か月以内に手続終了 >
平成 27 年度中にあっせんの手続きを終了したものは 53 件で、申請の取下げ
があった 2 件とあっせん開催前に合意解決した 1 件を除く残りの 50 件につい
て、被申請人が参加したあっせん参加率は 50.0%(25 件)、あっせんにより解
決した率は 68.0%(17 件)であった。
なお、2 か月以内にほとんどの手続が終了し、「簡易・迅速・無料」という
制度の特徴が活かされた結果となっている(第 15 図)。
第15図 解決状況等
開催前合意1件(1.9%)
あっせん参加:25件
(47.2%)
参加状況
あっせん不参加:25件
(47.2%)
取下げ:2件(3.8%)
打切:8件
(32.0%)
合意解決:17件
(68.0%)
解決状況
手続期間
2か月以内:19件
(35.8%)
1か月以内:33件(62.3%)
3か月以内:1件(1.9%)
0%
20%
40%
60%
80%
100%
※ あっせんの解決事例は別添参照
【備考】
【紛争調整委員会とは】
弁護士、大学教授等の労働問題の専門家である学識経験者によりあっせんを行うために組
織された委員会であり、都道府県労働局ごとに設置されている。この紛争調整委員会の委員
のうちから事案ごとに指名される3名のあっせん委員が、紛争解決に向けてあっせんを実施
するものである。
9
(別添)
「助言・指導」及び「あっせん」の解決事例
「助言・指導」
事例1:いじめ・嫌がらせ
(事業主の配慮により職場環境が改善)
先輩労働者から常に文句を言われたり攻撃的な言い方をされ、体調をくず
事案の概要
した。上司に相談したが、周りに迷惑を掛けないでと言われ満足な対応をし
てくれなかった。引き続き働き続けたいとして職場環境の改善について助
言・指導を申し出たもの。
事業主に対し、職場の実態を調査・把握の上、いじめ・嫌がらせの実態が
助言・指導の 認められた場合は注意指導等を行い職場環境の改善を図るよう口頭助言を実
内容、結果
施したところ、本人と先輩労働者が顔を会わせないで仕事ができるよう配慮
があり、職場環境の改善が図られたもの。
事例2:自己都合退職
(円満退職が実現)
雇用期間の定めのないパート労働者が、事業主に対し退職したい旨申し出
事案の概要
たところ、
「人手が足りないし、次の人を募集しなければならない。辞めたら
損害賠償を請求する。
」と言われ退職を認めてくれなかったとして、退職でき
るよう助言・指導を申し出たもの。
助言・指導の
内容、結果
事業主に対し、退職について労使でよく話し合ってはどうかと口頭助言を
実施したところ、話し合いがもたれ、労働者が円満に退職することができた。
「あっせん」
事例1:いじめ・嫌がらせ
(解決金(3 か月分賃金相当額)の支払)
正社員として 1 年程勤務していたが、上司からのパワーハラスメント等が
事案の概要
原因で退職に追い込まれたことから、会社に対し和解金の支払いを求めたも
の。
あっせんの
内容、結果
あっせん委員が当事者間の調整を図り、解決金として3か月分賃金相当額
の支払いで合意解決した。
事例2:解雇
(解決金(2 か月分賃金相当額)の支払)
1年間の有期労働契約で働いていたが、契約期間の途中で解雇されたこと
事案の概要
から、契約期間満了までの2か月分の賃金補償及び引越しに要した費用の支
払いを求めたもの。
あっせんの
内容、結果
あっせん委員が当事者間の調整を図り、解決金として2か月分賃金相当額
の支払いで合意解決した。
10
(参考)
個別労働紛争の解決に向けたシステム
企
業
紛争
労働者
事業主
自主的解決
解決困難
労
働
局
総合労働相談コーナー
言・指導、あっせんの制度説明、労働基準法違反等に関する事案
解
労働問題に関する相談、情報提供のワンストップサービス、助
は労働基準監督署、公共職業安定所を教示
助言・指導申出
労働局長による
助言・指導
紛争調整委員会
あっせん委員(学識経験
者等)によるあっせん・
あっせん案の提示
労働審判、訴訟等他の紛争解決手段の利用
11
決
あっせん申請