医療向け生体データの可視化と画像解析

毛細血管、みてみます!?
医療向け生体データの
可視化と画像解析
どんな研究?
何がわかる?
生体や物体の内部を非侵襲・非破壊で
3次元可視化できる光超音波イメージ
ングの高度化を行っています。
疾病に関係が深い血管の状況がわかり、
早期診断に役立ちます。
対象物
レーザー光
吸収体
超音波センサ
超音波
研究内容
光超音波イメージング :光で発生する超音波を検出
光
解像度
1μm
10μm

光超音波
100μm
1mm


超音波
1cm
10cm
1mm
1cm

10cm
非侵襲・非破壊
高い解像度
深くまで見える
吸収体の光の特徴を捉える
深達長
発症と病勢が表出する血管網をイメージング
患者負担
造影X線
(侵襲性・費用・時間)
X線被曝
造影剤使用
非侵襲で血管系異常を可視化
早期診断、健康状態を確認
動脈狭窄・閉塞
三大疾病、認知症、運動器疾患、美容、スポーツ
皮膚毛細血管
皮膚疾患
皮膚の光老化
(しみ、シワ)
無被曝
非造影
癌
冠動脈硬化
超音波
がんの新生血管
脳酸素消費
乳がん、皮膚がん
認知症
関節の新生血管
血管走行異常
リウマチ
変形性関節症
合指症
自家移植
動脈狭窄・閉塞・プラーク
造影CT・造影MRI
頸動脈血流
腫瘍血流
リウマチ滑膜炎
このイメージング
技術は、医療のみ
ならず、食品や工
業製品等の劣化・
傷などの検査にも
役立ちます。
動脈硬化・糖尿病足病変
0. 01
0.1
解像度
1
10 mm
「イノベーティブな可視化技術による新成長産業の創出」
連絡先:佐藤いまり/ 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系
Email : [email protected]
毛細血管、みてみます!?
医療向け生体データの
可視化と画像解析
非侵襲
イメージング技術
診断
光超音波画像
整形外科
光超音波
イメージング
診断支援
レーザー
診療科毎の
ソフトウェア
超音波
光吸収体
センサ
コンピュータ
ビジョン技術
位置合わせ:
体動補正
ノイズ
除去
血管抽出
3D再構築:
音→画像
画像
補正
レジスト
レーション
イメージング
乳腺外科
・
・
機械学習
血管構造⇔病気
DB
経時変化
診断
侵襲法による指標
例:MRI,PET
診断支援要素技術
研究例1:体動補正による画質改善
撮影中に患者が動くと、画像が劣化します。
⇒スキャン中の画像の位置合わせを行うこ
とで、患者の動き(体動)を補正し、画質を
改善します。
補正なし
研究例2:血管抽出
早期診断に重要な血管構造を自動で計
算するために、血管の自動抽出手法を
開発しています。
研究例3:光吸収特性
微細な光吸収スペクトル解析のために、
散乱光による影響の軽減技術を研究し
ています。
透明体
オリジナル
血管抽出結果
補正あり
半透明体(生体細胞)
吸収のみ
連絡先:佐藤いまり/ 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系
Email : [email protected]
散乱+吸収