墨 田 区(報 道) 平成 28 年6月 10 日 ∼受け継がれる伝統の温かみを感じてください∼ 墨田区伝統工芸保存会「葛飾北斎見立て作品展」を開催 本日から、 「産業観光プラザ すみだ まち処」 (墨田区押上 1-1−2 東京スカイツリー®タウン内ソラ マチ5階)で、墨田区伝統工芸保存会「葛飾北斎見立て作品展」が始まった。この作品展は、墨田区 伝統工芸保存会(会長 塚田 詠春氏)が多くの方に伝統工芸品の温かみや品質の高さを伝え、作品を 身近に感じてもらおうと開催したもの。同会の創設以来、区役所や江戸東京博物館などで開催してお り、 「産業観光プラザ すみだ まち処」での開催は今回で5回目。 テーマは「葛飾北斎見立て作品展」 。このテーマにそって職人自らが北斎作品に見立てて仕上げた 18 種の伝統工芸品、約 60 点を展示している。タモ材の木目を「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の波に 見立てて電灯を作った“江戸指物”職人 益田大祐氏の作品(非売品)や、 「冨獄三十六景 凱風快晴」 を朱の漆塗りで施した照明を作った“漆工”職人 安宅信太郎氏の作品(非売品)などを展示。その他、 “江戸木箸”職人 竹田勝彦氏や“錺かんざし”職人 三浦孝之氏、 “総桐箪笥”職人 田中英二氏など の作品が展示されており、どれも職人の北斎への思いが伺える。 期間中は展示だけでなく、錺かんざしや市松人形などの製作実演が行われ、すみだが誇る匠の技を 間近で見ることができる。さらに、若葉のかんざしを作るワークショップや、銀の端材で指輪を作る ワークショップも行っている。6月 15 日(水)まで開催(入場料無料・午前 10 時∼午後 7 時) 。 かざり かざり <墨田区伝統工芸保存会について> 本作品展を主催した、墨田区伝統工芸保存会は昭和 53 年(1978 年)に、都内でいち早く「物作りは 文化である」と考える異業種の工芸職人 13 名が集まり、伝統職人技術の保存、発展、認識向上を目的に 発足した。会員は伝統の『技』を磨き上げながら、現代の感性を取り入れ「すみだらしさ」をモットー に新たな職人像を目指している。現在は 18 業種の 22 名が在籍している。 「産業観光プラザ すみだ まち 処」では、職人による実演コーナーを設け、職人が墨田の魅力を伝えようと、年中無休で伝統工芸品の 実演販売を行っている。 ■製作実演スケジュール 6月 10 日(金)∼12 日(日) 錺かんざし:三浦 孝之 氏 江戸指物:益田 大祐 氏 6月 13 日(月)∼15 日(水) 市松人形:藤村 紫雲 氏 錺金具:塩澤 政子 氏 ■職人体験!WORK SHOP ・若葉のかんざし・根付け作り 【日時】6月 10 日(金)∼12 日(日)午前 10 時∼午後 7 時のいつでも 【費用】3,500 円(税込) 【製作時間】約 30 分 ・銀の端材で作る和柄の指輪作り 【日時】6月 13 日(月)∼15 日(水)午前 10 時∼午後 7 時のいつでも 【費用】3,000 円(税込) 【製作時間】約 30 分 ※ご希望者多数の際にはお待ちいただく場合もあり。 《問合せ》墨田区伝統工芸保存会 ℡3622-4579
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