理念・目標 - 平安女学院

大学としての教員養成に対する理念等について
① 教員養成に対する理念・構想
平安女学院大学は学則第 1 条に「キリスト教の精神に基づく教育を通して、自由で自立
した人格を形成するとともに、建学の精神-『知性を広げ、望みを高くし、感受性を豊か
にし、そして神を知らせる』-を体得した人間を育成し、地域社会ならびに国際社会に積
極的に貢献する人材を養成することを目的とする」と定めており、これに沿った人材の養
成に努めてきた。同時に、社会で求められる対応力を高める教育に力を入れており、その
実現のために、教育指針として「躾・心得・愛」を備えた女性の育成を掲げている。
本学の人材養成の目標と教育指針は、平成 17 年 10 月の中教審答申「新しい時代の義務
教育を創造する」が示す、優れた教師の条件としての豊かな人間性や社会性、常識と教養、
礼儀作法をはじめとする対人関係能力、コミュニケーション能力などを含む「総合的な人
間力」の育成と軌を一にし、常に研究と修養に努め、専門性の向上を求めるべき教職者の
資質能力の形成に合致するものである。
かくして、本学はその建学の精神に基づいて、人間育成を自らの主要な任務と自覚し、
より質の高い教員養成教育に使命感を持つものである。
本学では、これまでに中等教育教員養成課程(英語、福祉)および保育士養成課程をも
ち、
・ 心身ともに自立する。
・ 教職への使命感、責任感、教育的愛情を持つ。
・ 日々変革する社会に適応する能力、対人関係能力を持つ。
という平安女学院のミッション宣言に基づく教員養成を行ってきた。
その実績の上に立って、子どもに対する総合的で体験的な学びを構成する初等教員養成
課程を設置し、子どもの教育に対する現代的な使命感と責任感を養い、幼児・児童に対す
る教育的愛情と人間の成長・発達についての深い理解、並びに教科等に関する専門的知識
と広く豊かな教養を身につけた、豊かな人間性と確かな実践的指導力をもった新しい教職
者の育成を図ろうとするものである。