高齢者介護、教育、スポーツなどの技術伝える

独立行政法人国際協力機構
PRESS RELEASE
東北支部(JICA 東北)
市民参加協力課
2016 年 6 月 16 日
宮城県の 8 名 青年海外協力隊などでアジア、アフリカ、中南米へ
高齢者介護、教育、スポーツなどの技術伝える
国際協力機構(JICA)は 2016 年 6 月下旬から 2 年間の予定で、宮城県内の 8 名を青年海外協力隊など
のJICAボランティアとして、パラグアイ、ペルー、ベリーズ、フィリピン、ブラジルに派遣します。8名は教員、
介護士等の知識や経験を活かし、現地で技術支援にあたります。
派遣に先立ち 8 名は、6 月 20 日に宮城県 若生副知事を表敬訪問するほか、出身の各市町を表敬訪問
します。また、現職教員特別参加制度を利用して派遣される 2 名は、所属先である宮城県教育委員会、仙
台市教育委員会をそれぞれ表敬訪問します。
海外でのボランティアに参加する地域の JICA ボランティアの取材・報道、個別インタビューをぜひご検
討ください。
※JICA ボランティアには、青年海外協力隊(20~39 歳)、シニア海外ボランティア(40~69 歳)、中南米地域の日系社会への協
力を活動内容とした日系社会青年ボランティア(20~39 歳)、日系社会シニア・ボランティア(40~69 歳)の 4 種類があります。
派遣者は書類および面接によって選考され、派遣前に 70 日間程度(シニアは 35 日間程度)、訓練を受けます。派遣期間は
原則 2 年間(短期ボランティアは除く)で、年 4 回、各国に派遣されます。
※ボランティア 8 名の派遣国、職種、参加動機、抱負については別紙参照。
《表敬訪問日程》
表敬先
日時・場所
表敬者(敬称略)
宮城県
副知事 若生正博
6 月 20 日(月)13:30-13:50
県庁 4 階 特別会議室
鈴木京子、石川亜美、小林蒔、田代知
巳、千葉桃子、柏木由香、岩佐美都、
髙橋孝徳、
宮城県教育委員会
教育長 高橋仁
6 月 20 日(月)14:10-14:30
県庁 16 階 教育長室
岩佐美都
仙台市
市長 奥山恵美子
6 月 23 日(木)10:00-10:30
本庁舎 秘書課特別応接室
鈴木京子、石川亜美、小林蒔、田代知
巳、千葉桃子、柏木由香
仙台市教育委員会
教育長 大越裕光ほか 5 名
6 月 24 日(金)10:00-10:30
上杉分庁舎 12 階 教育長室
柏木由香
気仙沼市教育委員会
教育長 齋藤益男
6 月 23 日(木)17:00-17:20 教育委員会
柏木由香
(旧河北新報社ビル)教育長室
岩沼市
市長 菊地啓夫
6 月 23 日(木)16:30-17:00
市役所 5 階 市長応接室
岩佐美都
美里町
町長 相澤清一
6 月 22 日(水)10:00-10:30
本庁舎 応接室
髙橋孝徳
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 東北 市民参加協力課(担当:菊地、布施)
TEL:022-223-4772 FAX:022-227-3090
E-Mail:[email protected]
※このプレスリリースは、宮城県庁記者クラブ、仙台市役所記者クラブで配布しています。
PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
東北支部(JICA 東北)
市民参加協力課
2016 年 6 月 16 日
別紙
宮城県より出発する JICA ボランティア 8 名の派遣国、職種、参加動機、抱負
※年齢はすべて 2016 年 5 月末時点のものです。
■ 青年海外協力隊
千葉桃子(ちばももこ)さん (23 歳、仙台市)
派遣国:パラグアイ 職種:家畜飼育 配属先:農牧省
帯広畜産大学で畜産を学び「人も牛も幸せな酪農を目指したい、酪農家のために働きたい、そして日本の酪
農を客観的に見直したい」と思い、参加を決意しました。
帯広畜産大学と JICA の連携プロジェクトである「イタプア県小規模酪農家強化プロジェクト」での活動を継続す
るため、農家の巡回指導、組合組織強化、家畜衛生の改善を目標に活動を行います。
柏木由香(かしわぎゆか)さん (33 歳、気仙沼市) ※仙台市教育委員会より現職参加
派遣国:ペルー 職種:体育 配属先:職業訓練校
職業訓練校の体育教育学科に在籍する学生への授業や、教員を対象とした保健体育教授法や指導計画作成
に関するセミナーの企画、実施を行います。教員として8年間勤務した経験で得た専門的知識、技術を途上国に
伝え、ボランティアという形で国際貢献をしたいです。そして、その経験を帰国後の学校現場で生徒に還元し、
世界で活躍する子どもを育てていきたいです。
岩佐美都(いわさみと)さん (31 歳、岩沼市) ※宮城県教育委員会より現職参加
派遣国:ベリーズ 職種:小学校教育 配属先:教育センター
東日本大震災の際に、全国、全世界から受けた励ましや支援に感動し、自分でできることを恩返ししたいと思
い応募しました。ベリーズの教職員の皆さんと連携し、小学校での勤務経験を同国の教育レベル向上に繋げる
方法を考え、実行したいです。
髙橋孝徳(たかはしたかのり)さん (29 歳、美里町)
派遣国:フィリピン 職種:獣医・衛生 配属先:酪農局
自分の専門技術を生かし、途上国の人たちとの繋がりの強さを実感したく、参加を決めました。任国では、主
に乳牛の診療と人工授精に従事する予定です。現地の職員や農家の方々と信頼関係を築き、微力ながらお役
に立ちたいと思っています。
■ 日系社会シニア・ボランティア
鈴木京子(すずききょうこ)さん (65 歳、仙台市)
派遣国:ブラジル 職種:高齢者介護
配属先:日系連合会
職場で働いていた時に「外国のお年寄りは自立している。」と若いスタッフが話しているのを聞き、ブラジルに
移住している高齢者の方々の苦労などを聞き、自立を学びたいと思い応募をしました。自分のことは最後まで
自分でできるよう、生き生きとした老後を過ごすお手伝いをしたいと思っています。
(次ページへつづく)
PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
東北支部(JICA 東北)
市民参加協力課
2016 年 6 月 16 日
■ 日系社会青年ボランティア
石川亜美(いしかわあみ)さん (40 歳、仙台市)
派遣国:ブラジル 職種:幼児教育 配属先:幼児教育施設
幼児教育の充実、改善を図るという活動要請内容にやりがいを感じました。また、外国で生活をすることで自
身の語学力を磨き、視野を広げたいと思い応募しました。現地教師の方々と協力してカリキュラムや教材を作成
し、教育内容の充実・改善を図りたいです。
小林蒔(こばやし)まきさん (22 歳、仙台市)
派遣国:ブラジル 職種:ソフトボール 配属先:文化体育協会
国際協力、特に教育分野に興味を持ち、大学で様々な経験を積みました。現地での指導対象者は、6 歳~16
歳の児童生徒たちです。昨年の春募集でソフトボールの要請があるのを知り、新卒で JICA ボランティアとして
活動したいと強く思い、応募しました。大学の教育学部で学んだことや経験を活かして、子どもたちと同じ目線で
考えることを基本に、一緒にソフトボールを楽しみたいです。
田代知巳(たしろともみ)さん (40 歳、仙台市)
派遣国:ブラジル 職種:日系日本語学校教師 配属先:日本語学校
日系社会とブラジルに興味があったので、応募しました。継承日本語教育を中心に、日本事情を伝え、アイデ
ンティティーを感じてもらえるよう尽力したいです。
以上