お客さま用資料 味 見 方 投資のミカタ ― プロの見方を、あなたの味方に。 足元の投資環境を乗り切る分散投資の方法 投資のミカタ Vol.93 | 2016年6月15日 資産運用 今 回 の ミ カ タ 投資のミカタVol.91では、今考えるべき4つのリスク(日本と米 国の金利動向、原油市況、中国経済)について解説しました。 このようなリスクが存在する値動きの激しい投資環境に向き合 うための分散投資の方法について考えてみます。 現在の市場には多くのリスクが存在し、値動きの激しい環 境が続いています。このような投資環境を乗り切るための 解決策のひとつが「分散投資」です。ここでは、現時点で考 えられる3つの分散投資の方法をご紹介します。 Step 1: 資産の種類を分散する これは最も基本的な考え方です。世界中には株式や債券 をはじめ様々な資産があります。その中から複数の資産に 投資をして、できるだけひとつの資産に偏らないようにする ことです。 ここで注意点をひとつ。複数の資産に投資をするときは、 異なる値動きをする(あるいは逆の値動きをする)資産を選 ぶことが重要です。例えば、米国リートと米国ハイ・イールド 債券をお持ちの場合、米国の景気が悪化すると、いずれの 資産も下落することが予想されます。つまり、資産の種類は 違っても十分に分散されているとは言えません。米国リート をお持ちであれば、異なる値動きをする先進国国債などを 組入れると分散効果が期待できます。 また、「できるだけ値動きを抑えながら、より高いリターン を得る」という考え方も重要です。例えば、ハイ・イールド債 券をお持ちであれば、その一部を投資適格債券に入れ替え ることで資産の値動きを小さくする効果が期待されます。他 にも、米国リートをお持ちであれば、利回りが米国リートと同 水準でありながら、値動きが比較的小さい米国高配当株式 に一部入れ替えるという方法も考えられます。 が悪化する局面では、先進国国債などの比較的安全な資 産の比率を高めます。 このような「プロに任せる」投資信託は、「市場の下落には 備えたいが、上昇にもついて行きたい」というニーズに応え た資産と言えるでしょう。 Step 3: 為替ヘッジ付きの資産に入れ替える 現在お持ちの海外資産を為替ヘッジ付きのものに入れ替 えることも有効な手段のひとつと考えます。 海外資産への投資は為替変動の影響を受けるため、値動 きが大きくなる傾向がありますが、為替ヘッジを行うことで為 替変動の影響を抑え、資産の値動きを小さくする効果が期 待されます。 下のグラフは為替ヘッジを行った場合と、行わなかった場 合の世界債券の値動きです。為替ヘッジを行った場合、値 動きが小さくなり相対的に安定した投資成果を得ることがで きました。 世界債券のパフォーマンス推移(円ベース) 200 為替ヘッジなし 為替ヘッジあり 150 100 Step 2: 分散の効いた資産を組入れる 「分散投資を自分で考えるのではなく、プロに任せてしま う」という方法があります。「アロケーション型」や「ラップ型」 と呼ばれる投資信託に投資をする方法です。 これらの投資信託の特徴は、投資のプロがその時々の市 場環境に応じて組入れる資産とその配分をタイミングを見な がら変更することです。例えば、景気が良いときには株式な どの上昇が見込まれる資産の比率を高めます。逆に景気 50 2006/5 2008/5 2010/5 2012/5 2014/5 2016/5 (年/月) 為替相場の先行きを予想するのは非常に難しいと言われ ています。為替ヘッジを行えば、今より円高になったとして も、資産価格の下落を抑えることができます。為替ヘッジに は手数料(ヘッジコスト)がかかりますが、不透明な為替相 場において、リスクを抑える有効な手段と考えます。 (右グラフ)出所:バークレイズ 期間:2006年5月末~2016年5月末(2006年5月末を100として指数化) 世界債券:バークレイズ・グローバル総合インデックス 本資料のデータ・分析等は過去の実績や将来の予測、作成時点における当社および当社グループの判断を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の 変動等を示唆・保証するものではありません。 1 | www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html お客さま用資料 投資の ヒ ン ト 値動きの激しい投資環境を乗り切るためには「分散投資」が重要であり、それを投資のプロに任 せるという方法もあります。 また、為替相場の先行きが不透明な環境において、「為替ヘッジ」を活用することは投資の有効 な手段のひとつだと考えます。 「J.P.モルガン Insightsアプリ」 のご紹介 経済・金融市場の情報収集に関する 皆さまのお悩みをこのアプリが解決 Market Insightsプログラムへの アクセスがより便利に。 金融市場や経済の情報が満載 で自分好みにカスタマイズも。 JPモルガン 検索 味 見 方 -関連コラムのご紹介- 投資のミカタ Vol.91 今考えるべきリスクとは? 今後慎重に考えていくべきリスクには、日本と米国の金利 動向、原油市況、中国経済の4つが挙げられます。 金融市場には常に何らかのリスクが存在します。変動性 が高く低成長・低利回りの投資環境における資産運用で は、リスクを意識することがこれまで以上に重要であると 考えます。 本資料で使用している指数について バークレイズの各インデックスは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーおよび 関連会社(バークレイズ)が開発、算出、公表を行うインデックスであり、当該 インデックスに関する知的財産権およびその他の一切の権利はバークレイズ に帰属します。 www.jpmorganasset.co.jp/Insights_App.html AppleとiPadは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。App Storeは Apple Inc.のサービスマークです。 AndroidおよびGoogle Playは、Google Inc.の登録商 標です。 【ご留意事項】お客様の投資判断において重要な情報ですので必ずお読みください。 投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、財務状況等により価 格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損 失を被ることがあります。そのため、投資信託は元本が保証されているものではありません。 ご注意していただきたい事項について(詳しくは投資信託説明書(交付目論見書) をご覧下さい。) 投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申込の受付を行わない場合があります。 投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合がありま す。分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。 ファンドの諸費用について 投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからな い場合もあるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 ・投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%*(税抜3.5%))、信託財産留保額 ・投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限0.5%)・投資信 託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052%* (税抜1.9%)) 費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント(株)が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料率 を記載しています。その他、有価証券の取引等にかかる費用、外貨建資産の保管費用、信託財産における租税等の実費(または一部みなし額)および監査費用の みなし額がかかります(投資先ファンドを含みます)。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する費用の実費相当額またはみなし額がかかります。 * 消費税率が10%になった場合は、それぞれ「上限3.85%」「上限年率2.09%」になります。 金融商品取引業者について JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の 有価証券の勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が特定の有価証券の販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社 は信頼性が高いとみなす情報等に基づいて本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を 使用することによりお客様が投資運用を行った結果被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの 判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更さ れることがあります。なお、投資信託は預金および保険ではありません。投資信託は、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。 2 | www.jpmorganasset.co.jp/Mikata.html
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