有田町教育委員会 点検・評価報告書

平成27年度
有田町教育委員会
点検・評価報告書
平成28年5月
有田町教育委員会
平成27年度
有田町教育委員会の事務管理及び執行
状況に関する点検・評価の方針について
1
趣旨
(1)有田町教育委員会は、有田町の教育基本方針に基づく具体的施策や重点
事業等の実施状況について点検及び評価を行い、課題や今後の改善方策を
明らかにするとともに効率的かつ効果的な教育行政の推進を図る。
(2)点検及び評価の結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出すると
ともに公表することにより、町民に対して説明し、信頼される教育行政の
推進に努める。
2
実施方法
(1)教育基本法に基づく、具体的な施策や重点事業等を対象として点検及び
評価を実施する。
(2)点検及び評価については、施策及び事業の総括を行うとともに、課題や
改善策等を明確にする。
(3)点検及び評価については、毎年1回実施する。
(4)点検及び評価については、学識経験者の意見を聴取したうえで教育委員
会がまとめる。
(5)点検及び評価に関する報告書を作成し、町議会に提出するとともに町民
に公表する。
点検・評価の構成
点検・評価項目
1
教育委員会の活動状況の点検・評価
今年度の活動について自己点検・自己評価を行い、今後の課題と対応策を
まとめる。
2
教育委員会事務局の活動状況の点検・評価
具体的施策や事業等の今年度の取り組み内容の点検及び課題の整理を行い、
自己点検・自己評価を行う。
教育委員会の活動状況点検・自己評価
評価結果(5:大変よくできている
2:やや改善が必要
4:よくできている
3:できている
1:改善が必要)
○教育委員会の会議の現状
項
目
評価
十分な議論を行える回数や時間を確
臨時の会議を開いて集中して話し合う場を
4.0
保しているか。
課題・対応策等
適宜議論できるように会議を開催し
設定してもいいのではないか。
議題を増やしてもいいのではないか。
4.0
ているか。
委員が意思決定できるように十分な
情報を事務局が提供しているか。
情報が少ないと感じることもある。
3.4
委員が問題点を指摘し、積極的に発
良くなってきている。
4.0
言しているか。
委員が有田町の教育方針について的
確に具現化しようと努めているか。
予算案の説明等があってもよい。
活発な意見が出ている。
もっとディスカッションが必要である。
3.6
機会をとらえて具現化するよう努めてい
る。
○教育委員会の会議以外の現状
項
目
評価
委員が幼児・児童・生徒及び教職員
と接する機会を持っているか。
課題・対応策等
教職員との接点がなかなか取れないのが現
3.4
状である。授業参観等の機会をとらえていき
たい。
教育委員会活動について周知広報し
ているか、また情報収集に努めてい
少しずつ進んできている。ホームページの
4.0
活用等を増やしていきたい。
るか。
教育課題等についての情報や資料提
供をしたり、近隣の教育委員会や関
武雄市との交流をしたい。
3.2
情報提供が進んだ部分とそうではない部分
係機関との連携を図ったりしている
がある。教育課題等について積極的に情報を
か。
提供していきたい。
教育委員会事務局の活動状況点検・自己評価
1
学校教育課
事業名:学力向上対策
今年度の取り組み
自己評価
・幼保小連携、小中連携の 連携研修会を6回(う
評価
3
課題の整理
学力向上についてはどの
研修会をそれぞれ5回以
ち1回は天候不順によ
学校も教職員が同じ方向
上実施する
り中止)開催し研鑽に
性を持って取り組む必要
・学習状況調査で全教科県 努めた。学力向上につ
がある。また、放課後学
平均より上回る。
いては 4 項目を重点的
習会等で地域の協力を得
・年度末のCRT検査で平 に取り組んだが、目標
ていく取り組みも考えな
均より2ポイント以上上
の達成には及ばなかっ
ければならない。
回る。
た。
事業名:不登校対策、発達障害対応の推進
今年度の取り組み
自己評価
・平成27年度の不登校と 適応指導教室指導員や
評価
3
課題の整理
家庭との連絡体制を密に
不登校気味の児童生徒を
不登校傾向対策相談員
して支援していくことが
8名以下にする。
を配置し積極的ニ支援
必要である。保護者に協
・「困り感」を持つ、児童
した。 しかしながら、
力や支援を得ることが重
生徒への適切な対応を行
個々の家庭的な問題も
要である。
う。
あって8名以下にはな
らなかった。
事業名:ICT機器の充実
今年度の取り組み
自己評価
・ICT機器の整備計画を 全小中学校の普通教室
評価
5
課題の整理
生徒用タブレットの導入
立て、各学校の機器を充実 (62 室)に電子黒板を
については、佐賀県の動
させていく。
再配置した。電子教科
向を踏まえて計画的に配
書に対応するためにパ
備することとしたい。
ソコンを更新した。ま
た、職員校務用パソコ
ンも更新した。
事業名:有田焼創業400年事業への関わりの充実
今年度の取り組み
自己評価
・子どもたちの記憶に残る 400 年事業
取り組みの推進。
子どもの
評価
4
課題の整理
なぜ行うのか、事業を行
ための企画委員会が組
うことにより、どんな効
・形として残る取り組みの 織され、キッズ検定な
果が得られるのかを見定
推進。
ど 4 事業を採択、プレ
め、計画性をもって、子
事業などを実施した。
どもたちを指導していく
28 年度に行う「子ども
ことが必要。
の皿踊り」などの協議
や準備を行っている。
2
生涯学習課
事業名:文化体育館改修工事
今年度の取り組み
・改修調査を行い、体育館
自己評価
評価
平成 26 年度に改修調 4
課題の整理
防災拠点を兼ね備えた
としての機能や防災拠点
査を実施。平成 27 年 9
体育館であり、大規模な
施設としての必要性を議
月議会において予算を
改修工事となったため、
会や町民の方に説明・周知 計上し、改修工事の必
議会等で慎重に審議がな
を行い、改修工事を行う。 要性及び、改修内容に
された。
ついて説明し可決。ま
工期が平成 28 年 7 月末
た、12 月議会で委託業
までとなっているので、
者が承認された。
工程会議を行う中で期限
毎月 2 回の工程会議
内に完了できるように進
を行いながら改修工事
捗状況を常に把握してお
が進行している。
く必要がある。
雨漏りが激しく、早
急に改修工事を行いた
かったが、説明し承認
されるまでに時間がか
かった。
事業名:学校図書館の電算化支援
今年度の取り組み
・作業計画を立て、貸出し
自己評価
評価
6 校において、電算化 4
課題の整理
来訪者、貸出冊数につ
必要数の5000冊を目
作業移行のため閉鎖期
いては、公民館図書室か
標に入力を進める。
間を設け、目標の 5,000
ら町立図書館になった頃
・図書の整理作業と原簿照 冊の電算化作業を行な
よりかなり伸びている
合を実施し、12月に実施 い、4 月下旬から 5 月下
が、それゆえに、勉強し
予定の蔵書点検に備える。 旬にかけて随時開館し
に来る学生や乳幼児を連
子供たちに貸し出しが
れた保護者など利用者の
できた。また、12 月に
ニーズに合わせ、お互い
実施の蔵書点検に備え
が邪魔にならない環境づ
るため、図書の整理作
くりが課題となってきて
業、原簿照合作業を実
いる。
施した。
事業名:焱の博記念堂、歴史と文化の森公園の計画的修繕
今年度の取り組み
・経年劣化による修繕が必
自己評価
評価
築 20 年の建築物であ 3
課題の整理
業者の点検報告書から
要な箇所について、優先順 り、建物や設備等の修
早急に行うべきものであ
位をつけ計画的に修繕を
るかを見極めることが必
繕箇所が次々と発生し
行い、利用者に支障のない てきている状況である
要である。そのためには、
貸出し運営や自主事業運
優先順位をつけ、最も
業者への聞き取りを行な
営を行えるようにする。
必要なところから修繕
い、判断しながら優先順
を行った。
位をつけ修繕を行ってい
くことが、より一層の町
民サービスとなる。
3
文化財課
事業名:佐賀県重要文化財・有田異人館保存修理事業
今年度の取り組み
自己評価
・来年度にかけて復元修理 建物の痕跡調査を行い
評価
4
課題の整理
来年度は異人館の設置条
を進め、同時に活用計画も ながらの復元工事で、
例策定や展示計画などを
まとめていく。
想定外の事柄が発生す
早急に進めていく必要が
る中、佐賀県文化財
ある
課・設計監理者・工事
業者等と密接に連絡を
取りながら対処し、事
業を進めてきた。
事業名: 窯跡の盗掘対策
今年度の取り組み
自己評価
・窯跡周辺の草刈り・看板 毎年、窯跡周辺の除草
評価
4
課題の整理
今年度は盗掘そのものの
設置・パトロール巡視のほ 作業を行い、パトロー
発生は少なかったが、猪
か、古窯跡の重要性の理解 ル員による巡視も行っ
などによる窯跡破壊への
のため、啓発普及活動を図 たが、町民に対し窯跡
対応を行った。今後はさ
る。
保存の重要性や文化財
らに盗掘防止に努めてい
保護の意識高揚が少し
くことが必要
不足していた。
事業名:テーマ展「戦争と有田」
、企画展「天狗谷窯窯跡発掘調査から 50 年」開催
今年度の取り組み
自己評価
戦後 70 年の節目にあたり、 担当職員が長期休暇の
評価
3
課題の整理
展示スペースの問題(常
若い世代にも戦争と有田
中、少ない職員で資料
設展示を撤去)や、広報
を理解できるような展示
作りなどは対処できた
活動など、今後も検討し
を行なう。
ものの、展示替えの作
ていくことが必要
400 年を前に窯跡の本格的 業などは応援団の支援
な学術調査の歴史、今に与 なくしては実施できな
えた影響などを紹介する。 かった。
教育委員会の活動状況に対する外部評価者の意見
○教育委員会の会議の現状
項
目
外部評価者の意見
十分な議論を行える回数や時間を確 ◆定例会で本務たる議題について協議等が行われて
保しているか。
いるので、おおむね十分である。
適宜議論できるように会議を開催し ◆土曜授業、二学期制、義務教育学校、コミュニテ
ているか。
ィスクール等についての協議が必要である。
委員が意思決定できるように十分な ◆事務局が十分な情報提供を行い会議の充実を図っ
情報を事務局が提供しているか。
てほしい。
委員が問題点を指摘し、積極的に発言 ◆子どもたちを取り巻く状況が複雑になってきてい
しているか。
るのでフレキシブルかつ迅速に対応できるようにし
てほしい。
委員が有田町の教育方針について的 ◆多岐にわたる議題での会議がなされている。
確に具現化しようと努めているか。
◆町民への広報・周知の工夫をすべきである。
◆「教育の日」の制定を強く望む。
○教育委員会の会議以外の現状
項
目
外部評価者の意見
委員が幼児・児童・生徒及び教職員と ◆多くの行事等への参加大変だと思う。
接する機会を持っているか。
教育委員会活動について周知広報し ◆方針や重要事項が現場まで周知されることが大事
ているか、また情報収集に努めている である。
か。
◆いろいろな情報を一元化して共有してほしい。
教育課題等についての情報や資料提 ◆武雄市との交流を望まれているが、試行的な面も
供をしたり、近隣の教育委員会や関係 含めて切磋琢磨する隣人・同士として実現すること
機関との連携を図ったりしているか。 を期待する。
◆実現できそうな事案については積極的に取り組ん
でほしい。
教育委員会事務局の活動状況に対する外部評価者の意見
1
学校教育課
事業名:学力向上対策
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・幼保小連携、小中連携の研修会をそ ◆底辺の底上げも大事。また、優秀な人材がも
れぞれ5回以上実施する
っと進める施策も考えてほしい。
・学習状況調査で全教科県平均より上 ◆地域住民の協力のあり方を考えてほしい。
回る。
◆課題を明確にしているので、今後へ期待でき
・年度末のCRT検査で平均より2ポ る。
イント以上上回る。
事業名:不登校対策、発達障害対応の推進
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・平成27年度の不登校と不登校気味 ◆地域とのかかわりも重要になると思う。
の児童生徒を8名以下にする。
◆非常に難しい課題である。家庭との連携を十
・「困り感」を持つ、児童生徒への適
分とりながら取り組んでほしい。また、地域の
切な対応を行う。
協力者を確保していくことも大事である。
◆いろいろ手だてを講じている。今後の取り組
みにも期待したい。
◆いじめ問題においても継続して取り組むべき
である。
事業名:ICT機器の充実
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・ICT機器の整備計画を立て、各学 ◆実績を考慮して、流行等に左右されないよう
校の機器を充実させていく。
にしてほしい。
◆佐賀県は先行県といわれているが、教育効果
の向上のための手段がひとつそろったというこ
とでその成果は未知数。武雄市等の取り組みも
視野に、有田ならではの成果を期待する。
事業名:有田焼創業400年事業への関わりの充実
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・子どもたちの記憶に残る取り組みの ◆地域の一大イベントで「有田町」という一体
推進。
感が生まれる事業にしてほしい。
・形として残る取り組みの推進。
◆子どもが地域の行事や事業への参加は大変良
いことである。地域でもいろんな行事への参加
を促していきたい。
◆運動会での「皿おどり」は大変良い。
◆子どもたちのためにしっかりとした目的性を
持って取り組んでほしい。
2
生涯学習課
事業名:文化体育館改修工事
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・改修調査を行い、体育館としての機 ◆社会体育等を行える体育館が少ないので良か
能や防災拠点施設としての必要性を
った。
議会や町民の方に説明・周知を行い、 ◆しっかりとした改修ができることを期待す
改修工事を行う。
る。町の重要施設として利活用が楽しみである。
事業名:学校図書館の電算化支援
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・作業計画を立て、貸出し必要数の5 ◆利用しやすい環境づくりをしてほしい。
000冊を目標に入力を進める。
◆近隣(伊万里市や武雄市)の図書館のあり方
・図書の整理作業と原簿照合を実施
などを参考にし、本町にとって最良の運営方法
し、12月に実施予定の蔵書点検に備 が定められているのだから、その趣旨に沿った
える。
作業が粛々と進められればいいと思う。
事業名:焱の博記念堂、歴史と文化の森公園の計画的修繕
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・経年劣化による修繕が必要な箇所に ◆公園は町内外から多くの人が利用して子ども
ついて、優先順位をつけ計画的に修繕 とのふれあいの場となっている。設備だけでな
を行い、利用者に支障のない貸出し運 く危険箇所の点検についても配慮してほしい。
営や自主事業運営を行えるようにす
◆優先順位を考え修理してもらい、みんなに愛
る。
される施設であってもらいたい。
3
文化財課
事業名:佐賀県重要文化財・有田異人館保存修理事業
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・来年度にかけて復元修理を進め、同 ◆文化財として、観光資源として有効活用して
時に活用計画もまとめていく。
ほしい。
◆有田観光のシンボルとして有意義な活用を期
待する。
◆親しまれ愛され続ける施設となるような条例
制定や展示計画等が遂行されることを望む。
事業名: 窯跡の盗掘対策
今年度の取り組み
外部評価者の意見
・窯跡周辺の草刈り・看板設置・パト ◆今後も対策を継続してほしい。
ロール巡視のほか、古窯跡の重要性の ◆窯跡付近の住民への監視依頼と通報連絡体制
理解のため、啓発普及活動を図る。
について定期的な広報・周知をしてほどうか。
◆盗掘や動物被害の防止には「監視」が一番だ
ろうが、多くの町民の「目」が光るには、窯跡
自体への理解と愛着が必要である。
事業名:テーマ展「戦争と有田」
、企画展「天狗谷窯窯跡発掘調査から 50 年」開催
今年度の取り組み
外部評価者の意見
戦後 70 年の節目にあたり、若い世代
◆テーマ展、企画展の取り組み当たっては大変
にも戦争と有田を理解できるような
な努力をしてもらった。
展示を行なう。
◆専門家・好事家向きというより「若い世代」
400 年を前に窯跡の本格的な学術調査 の興味や理解をえられるような展示にしてほし
の歴史、今に与えた影響などを紹介す いと思う。
る。
◆季刊「皿山」は大変勉強になる。