j j l j紙 1 論文審査の要旨 |報告番号|甲①第斗ヰ号[氏名| 論文審査担当者 主査 村上雅彦教授 副査 吉田仁教授 副査 瀧本雅文教授 豊嶋直也 (論文審査の要旨) 著者らは日本では臨床病理学的特徴や原因が検討されていない Serrated polyposis syndrome ( S P S)について検討した。拡大色素内視鏡検査を用いて WHOの臨床基準に基づい ( C て SPSの診断をし、臨床病理学的特徴,および大腸癌発生率を評価した。 .4%であった。また、 SPS群に大腸癌を多く認めたが有意差は認めな 結果は SPS有 病 率 8 かった。臨床病理学的特徴では性別,晴好歴,大腸癌家族歴に有意差は認めなかったが, SPS 群のほうが年齢( P=0.018)及び BMI ( pく0 .Ol) が有意に高い結果であった。 今回の検討では大腸癌有病率は有意差がでなかったが、検討施設ががん専門病院で,サ ンプルサイズも少ないなど limitationがあるため、一概に大腸癌のリスクでないとは判 断できないが、拡大色素内視鏡を用いていることで癌化リスクである SPSを検出できるこ とが考えられた。 本研究は今まで本邦で検討されてない大腸癌のリスクとして考えられているポリポー シス症候群について検討し、検査における注目点について言及しており、今後の大腸癌ス クリーニングの発展の上でも極めて学術上価値がある研究であり、学位に値するものと判 ¥ 0|断した。 論文題名: Prevalence of serrated polyposis syndrome and its association with synchronous advanced adenoma and lifestyle (Serrated polyposis syndrome の有病率 と臨床病理学的特徴) 掲載雑誌名: MOLECULAR AND CLINICAL ONCOLOGY Vol.3 , N o .1 , 2015年 (主査が記載、 500字以内)
© Copyright 2024 ExpyDoc