生物生産科学科2017

入試日程の概要
※生物生産科学科該当試験抜粋
入試区分
推薦入学(A)
推薦
入試
募集
人員
出願期間
選抜方法
試験日
平成28年
10月31日(月)∼11月4日(金)
小論文および面接
平成28年
11月12日(土)
推薦入学(B)
4
推薦入学(C)
4
平成29年
1月4日(水)∼1月11日(水)
センター試験および面接
平成29年
1月28日(土)
センター試験および
個別学力検査
平成29年
2月25日(土)
センター試験および小論文
平成29年
3月12日(日)
20
平成29年
1月23日(月)∼2月1日(水)
一般
入試
平成28年
11月21日(月)
秋田キャンパス
※休日を除く
※土・日を除く
後期日程
合格者発表
4
※休日を除く
前期日程
試験会場
8
生物資源科学部│ 生 物 生 産 科 学 科
平成29年
2月8日(水)
秋田キャンパス
さいたま市
仙台市
名古屋市
平成29年
3月6日(月)
平成29年
3月21日(火)
秋田キャンパスへのアクセス
秋 田 キャン パ ス
[生物資源科学部]
総合教育センター
小泉潟公園
アクセス
■秋田空港→車(約1時間)秋田キャンパス
■JR秋田駅→車(約30分)秋田キャンパス
■JR秋田駅→奥羽本線(約15分)JR追分駅→
徒歩(約20分)秋田キャンパス
秋田の
﹁き﹂
になる大学。
〒010-0195 秋田県秋田市下新城中野字街道端西241-438
TEL.018-872-1500 FAX.018-872-1670
秋田北I.C
秋田厚生医療センター
航空機利用の場合
平和公園
新千歳空港
約55分
羽田空港
約1時間10分
中部国際空港
約1時間20分
伊丹空港
約1時間30分
秋田空港
秋 田 新 幹 線「 こ ま ち 」利 用 の 場 合
盛岡駅
約1時間30分
仙台駅
約2時間30分
東京駅
約4時間00分
秋田駅
高速道路利用の場合
盛岡I.C
約2時間10分
仙台宮城I.C
約3時間10分
www.akita-pu.ac.jp
www.akita-pu.ac.jp
秋田北I.C
秋田県立大学は
(財)
大学基準協会の
大学基準に適合しています。
秋田県立大学は
(財)
大学基準協会の
大学基準に適合しています。
Department of Biological Production 2017
グループ構成
生物生産科学講座
生物生産科学科
植物栄養研究室
服部浩之 教授、中村進一 准教授、頼泰樹 助教
植物生態生理研究室
小川敦史 教授、曽根千晴 助教
植物保護研究室
古屋廣光 教授、藤晋一 教授、戸田武 助教
植物遺伝・育種研究室
赤木宏守 教授、高橋秀和 准教授、渡辺明夫 准教授、櫻井健二 准教授、上田健治 助教
植物生理研究室
鈴木英治 教授、藤田直子 教授、鈴木龍一郎 助教
植物分子情報研究室
我彦廣悦 教授、佐藤奈美子 准教授
生物活性物質グループ
生物活性物質研究室
田母神繁 教授、阿部誠 准教授、野下浩二 助教
植物資源創成システムグループ
植物資源創成システム研究室 小峰正史 准教授、原光二郎 准教授、川上寛子 助教
植物生産基礎
グループ
植物遺伝・育種グループ
植物分子生理
グループ
研究室の構成と研究分野
Department of Biological Production
生物生産科学科
植物バイオテクノロジーで
新バイオ産業の振興と
地球の持続的発展を。
学科・カリキュラムの特長
生物生産科学科
学科長
人材育成と教育研究の目的
服部 浩之 教授
植物は進化の過程で太陽エネルギーを利用し環境に適応した独自の
育成システムを完成させ、地球上のあらゆる生物を支えています。人類は
食料や食品の他、建築資材、衣類など生活上必要な素材の多くを植物に
依存してきました。
21世紀を迎え、石油に代わる資源としてあらためて植物が合成する化
合物が注目されるようになり、植物からアルコールやプラスチックなどが
生産される時代になっています。これは、環境保全を意識した資源のリサ
■植物特有の生命の営みを理解するために必要な総合的な基礎学習
■圃場実習や研究室専門実験・演習などの実践的な教育
■植物バイオテクノロジーを利用するための先端的な教育
植物を中心とする生物資源の機能を最新の技術と新たな視点で明らか
にします。新しい農業に貢献し、植物を中心とする次代の生物関連産業の
振興にも貢献できる人材の養成を目的とします。
活躍が期待される分野
◎農業/園芸/緑地
◎農薬/肥料/種苗
◎農業ビジネス/公務員
◎化学/医薬品
◎食料品製造
イクル化という現代社会ニーズとも一致しています。本学科では、植物の
能力を科学的に理解し、バイオテクノロジーによってすぐれた機能を引き
出すことによって、植物生産に関する新しい産業の振興と発展に寄与でき
る人材を育成し、独自の研究を推進します。
1 Akita Prefectural University
Akita Prefectural University 2
研究室の研究分野と内容
【植物生産基礎グループ】
【植物生産基礎グループ】
植物栄養研究室
【植物分子生理グループ】
植物生態生理研究室
植物と土をつなぐ元素の動きを研究しています
【植物分子生理グループ】
植物生理研究室
植物分子情報研究室
環境に対する植物の反応から
持続的で安定した資源植物生産を目指す!
澱粉の合成メカニズムを解明し、
バイオテクノロジーを用いて澱粉新素材を開発する
生命現象を
「分子」
の言葉で解き明かそう!
し、植物は必要な元素のほかに間違ってカドミウムなどの有害
植物が、低温、乾燥、冠水、根圏の塩類などのストレスにどのよ
植物の物質生産や環境耐性などのしくみを分子レベルで解析
し、その成果をバイオテクノロジーに応用することを目指します。
な元素も取り込んでしまします。この間違い吸収を抑えたり、逆
うに反応し適応しているかを研究しています。その知見により、
し、それらを制御・利用するバイテク技術の確立を目指して教
に利用して土から有害な元素を除いたりする技術を開発してい
イネ・ダイズなど水田作物ではより安定・省力的に、野菜など園
育・研究を行います。
ます。またありあまる有機性廃棄物を循環させてよい作物をつく
芸作物ではより高い機能性を付与して、生産する技術の開発を
るため、微生物や堆肥の研究もしています。
目指します。
◎研究キーワード
◎研究キーワード
●澱粉代謝の進化
●植物を用いた土壌浄化技術の開発
●植物資源 ●イネの直播栽培
●澱粉メタボリックエンジニア
●カドミウム
●水耕栽培で野菜の機能性向上
リング
●植物の中の元素の動きの可視化
●イネの冠水抵抗性
●澱粉の産業利用→変異体米の
●堆肥化による資源循環
●イネとダイズの随伴雑草
産業利用
植物は土から水とともに必要な養分を吸収して生育します。しか
●DNAによる土壌微生物分析
ポジトロンイメージングで植物の
からだのカドミウムの動きを見る
◎研究キーワード
●植物ホルモンの働き
◎研究キーワード
●植物の腫瘍形成メカニズム
●澱粉生合成
●根系形成の生理学
●浸透圧ストレスの生態・生理学
冠水下におけるイネの抵抗性機
構の解明
植物の形態形成や細胞分化に必要な遺伝子の働きを明らかに
●突然変異体の利用
●植物を創る分裂組織
●植物の生長における相転換
●イネ
澱粉を生産するシアノバクテリア
●変異体米→ダイエット米の開発
分裂組織で働く遺伝子発現の検出
(濃
い青色に染まった細胞で遺伝子が発
現している)
●シロイヌナズナ
●タバコ
●遺伝子組換え
●酵素の立体構造
生ごみの堆肥化による農地還元
重金属汚染圃場におけるCd吸収抑制
資材の施用試験
【植物生産基礎グループ】
トウモロコシの側根発生部位におけ
るオーキシン局在性の検出
植物工場での機能性野菜の栽培
(富士
通との共同研究)
【植物生産基礎グループ】
植物保護研究室
米澱粉粒
【生物活性物質グループ】
植物遺伝・育種研究室
生態系を尊重し、
「安心と安全」
に応える植物保護を求めて!
イネ胚乳から抽出した酵素の電気泳動
活性染色
新たな植物の開発を目指して、植物の様々な機能に関わる遺
植物ホルモン過剰でできたコブ
【植物資源創成システムグループ】
生物活性物質研究室
新しい技術を利用して、よりよい品種を作り出す
播 種 後1ヶ 月 の 野 生 型 イ ネ
(左 )と
korpokkur突然変異体(右)。バーの長
さは5mm。
植物資源創成システム研究室
植物や昆虫など生物間の相互作用に関わる化学物質を
研究しています
よりよい環境をつくり出し、有用な生物を
新たに開発する
植物を病気から守る、安全で環境に優しい方法について研究し
伝子の探索やゲノム解読、品種改良技術の開発の研究を行っ
昆虫フェロモンや昆虫が好む⁄嫌う植物成分を見つけ出し、昆虫
薬用植物や地衣類などの未利用生物の持つ有用な遺伝子や二
ています。特に、病原菌やウイルスの発生生態を主に分子レベ
ています。
の行動制御を化学的に明らかにします。また植物ホルモンにより
次代謝産物を研究することで新しい医薬・化粧品などへの応用
生産が誘導される植物二次代謝産物の解析や、植物の生長によ
を目指しています。また、天候に左右されずに省資源で短期間
ルで追跡することにより、より効果的、効率的な防除技術の開
発を目指しています。
◎研究キーワード
●有用遺伝子の探索
◎研究キーワード
●遺伝子の機能解析
●植物病理 ●植物病原糸状菌
●遺伝子操作
●植物ウイルス ●土壌伝染病
●ゲノム解読
●生物防除
●品種改良
●分子生態
イネいもち病
リンドウのウイルス病
り強く作用する化学物質の合成を進めています。生物の生存戦
に生産できる植物工場などの生物生産システムの研究を行って
略に関わる化学物質の研究を通して、より環境に調和した生物
います。
生産技術の開発も目指します。
●共生 ●地衣類
●生物活性物質
●薬用植物・ハーブ
●昆虫フェロモン
●組織培養
●摂食刺激⁄阻害物質
●物質生産システム
●成分分析 ●有機合成化学
形質転換イネ
重金属のカドミウムの輸送体の
遺伝子を導入したカルスから形
質転換イネを再生させている
◎研究キーワード
◎研究キーワード
●植物ホルモン ●構造決定
雪解け後の小麦の様子
積雪のストレスに強いコムギの探索
3 Akita Prefectural University
「あきたこまち」
(弱)
低温でもイネを生長させる
遺伝子の探索
●植物保護
キュウリホモプシス根腐病 Pythium属菌の卵胞子
低温条件下での成長力
「Maratelli」
(強)
〈有機合成〉
化学物質を実験室で自在に合成する
〈昆虫の選好性実験〉
2種類の植物を選ばせる
〈HPLC分析〉
精密機器でさまざまな化学物質を分析する
●環境制御 ●植物工場
生薬培養
物質生産
地衣類
植物工場
Akita Prefectural University 4
カリキュラム
就職・進学状況
第14期生
(平成28年3月卒業)
教養基礎教育科目
生物生産科学科 専門科目
就職希望者数(人)
教養教育科目
□文学・文化学Ⅰ □文学・文化学Ⅱ
□哲学・倫理学Ⅰ □哲学・倫理学Ⅱ
□心理学Ⅰ
□心理学Ⅱ
□社会学Ⅱ
□社会学Ⅲ
□コミュニケーション入門
□総合科目Ⅰ 人間と環境
□秋田の歩き方入門
□文学・文化学Ⅲ
□哲学・倫理学Ⅲ □心理学Ⅲ
□社会学Ⅰ
□現代の働く環境
□経済学B
□総合科目Ⅱ 生活と情報
□日本国憲法
学部共通科目
外国語
(英語)
科目
□CALLⅠ
□総合英語Ⅱ
□英文講読Ⅲ
□実践英語Ⅰ
□CALLⅡ
□英会話
□英文講読Ⅳ
□実践英語Ⅱ
□科学英語
□英文講読Ⅰ
□英語表現
□基礎英語Ⅰ
□総合英語Ⅰ
□英文講読Ⅱ
□実用英語
□基礎英語Ⅱ
保健体育科目
□体育実技Ⅰ
□体育実技Ⅱ
□保健体育
情報科学科目
□コンピュータリテラシーⅠ
□コンピュータリテラシーⅡ
初年次・キャリア教育科目
□フレッシャーズ・セミナー
□インターンシップB
□職業指導
(農業)
学科専門科目
生物化学Ⅰ
分子生物学Ⅰ
微生物学Ⅰ
遺伝学Ⅰ
植物生理学
植物病理学
植物学概論
地域資源経済学
県内出身者
■就職率
県内企業
100%
県外企業
県外出身者
就職決定者数(人)
計
県内出身者
県外出身者
就職率
(%)
計
男
4
1
5
4
1
5
100.0
女
5
1
6
5
1
6
100.0
計
9
2
11
9
2
11
100.0
男
2
8
10
2
8
10
100.0
女
1
9
10
1
9
10
100.0
計
3
17
20
3
17
20
100.0
土壌学
農業基礎演習
作物生産学総論
日本農業の社会経済論
生物生産技術論
生物無機化学
作物生態学・栽培学
植物工学
農薬科学
植物栄養学
■就職先一覧
肥料学
資源植物学
秋田県内企業
園芸学
植物保護学
㈱秋田銀行、公立大学法人秋田県立大学、秋田広域農業共済組合、あきた白神農業協同組合、秋田ふるさ
と農業協同組合、羽後日産モーター㈱、生活協同組合コープあきた
(2名)、㈱シグマソリューションズ、㈱横
手水産物地方卸売市場
就職希望者数31人
就職決定者数31人
計
男
6
9
15
6
9
15
100.0
女
6
10
16
6
10
16
100.0
計
12
19
31
12
19
31
100.0
害虫制御学
植物病理生態学
遺伝学Ⅱ
育種学
秋田県外企業
分子遺伝学
植物細胞学
植物生化学
植物の形態・分化学
イセ食品㈱(2名)、岩下食品㈱、小野薬品工業㈱、ゲンキー㈱、小林香料㈱、生活協同組合コープみらい、
㈱小山本家酒造、㈱タナベ・コーポレーション、テーブルマーク㈱、日新製薬㈱、日世㈱、日東エフシー㈱、
福助㈱、㈱みちのく銀行、㈱南東北クボタ、㈱薬王堂、ライフツリー㈱、渡辺パイプ㈱
有機反応化学
生物活性物質化学
生物環境調節学
次世代生物生産システム学
公務員
秋田県庁【農学】、岩手県庁【農学】
生活の化学
□インターンシップA
□キャリア開発講座
生物資源科学部基礎科目
専門基礎科目
□生物資源科学への招待
□バイオテクノロジーと人類
□食料生産の将来展望
□生物資源と風土
□アグリビジネス概論
□生物資源科学と農業生産
□数学Ⅰ
□数学Ⅱ
□物理学
□化学Ⅰ
□化学Ⅱ
□生物学Ⅰ
□生物学Ⅱ
□化学・生物学実験Ⅰ
□化学・生物学実験Ⅱ
□地球科学
□基礎化学Ⅰ
□基礎化学Ⅱ
□基礎生物学Ⅰ
□基礎生物学Ⅱ
食の6次産業化プロデューサー・レベル1
■進学状況
食の6次産業化プロデューサー・レベル2共通
秋田県立大学大学院(4名)
食の6次産業化プロデューサー・レベル2支援
生物生産科学実習
生物生産科学実験Ⅰ
生物生産科学実験Ⅱ
生物生産科学演習
生物生産科学科研究室実験
卒業論文
樹木医学実習
卒業生から
Message
「学生自主研究」や「少人数教育」が
「学びたい」
という思いを応援してくれる
現在は、水稲用除草剤の性能の評価など、水稲の栽培技術に関する試験研究業務を担当しています。農業に
興味があったため、地元秋田県の農業に包括的に関わることができる秋田県職員を選びました。現在の業務が
農業分野の試験研究のため、大学の授業で学んだ農学に関する知識は、業務を行ううえで必要不可欠であり、
大いに役に立っています。今後の目標は、業務に必要な知識を幅広く身に付け、より高いレベルで業務を行うこ
「学生自主研究」や、
「国際学会への参加」など
貴重な経験ができました。
とです。
秋田県立大学には学生自主研究の制度があり、興味があれば1年生から研究を行うことができます。また、学
生数が少ないため、先生方の丁寧な指導のもとで卒業研究を行えることは貴重な経験になります。大学時代の
思い出として心に残っていることは、大学院で国際学会に参加した際、英語で発表ポスターを作ったことと海外
の研究者と議論できたことです。素晴らしい体験でした。
秋田県立大学は、学生自主研究や少人数教育など特色がある大学です。自ら進んで学びたいと考えている人
資格
にとって最適な環境がそろっています。学生時代は勉強だけでなく、アルバイトや部活動、サークル活動などいろ
いろなことにチャレンジすることが大切です。それらの経験は、卒業後の良い思い出になりますし、社会人になっ
てから自分を助けてくれると思います。
取得可能資格
■高等学校教諭一種免許状
(理科・農業)
■毒物劇物取扱責任者
(任用資格)
■樹木医補
(任用資格)
■食の6次産業化プロデューサー(認定資格)
秋田県農業試験場
作物部 勤務 三浦 一将さん
取得可能受験資格
生物資源科学部
生物生産科学科 卒業
大学院生物資源科学研究科
遺伝資源科学専攻 修了
秋田県/秋田中央高等学校出身
■甲種危険物取扱者試験受験資格
5 Akita Prefectural University
Akita Prefectural University 6